ここでは人物と機体についての説明をします。

 簡単に言うと、能力のランク付とちょっとした説明だけですが。

 能力もしくは機能・性能のランク付は

 A+>A>A−>B+>B>B−>C+>C>C−>D+>D>D−>E+>E>E−

 となっています。


 Aは能力面では技能がかなり高い。機能面ではそれを主眼に置いて作られた。

 Bは能力面では技能がそれなりに高い。機能面ではそれなりに考えられていて、補強されている。

 Cは能力面では普通。機能面では少しは考えられていて、それなりに補強されている。

 Dは能力面では役にあまり立たないが無いよりはまし。機能面では考えられていないので放置されていた。

 Eは能力面では適正が無い。機能面では切り捨てられているもしくはワザとその機能を捨てている。

 ドールのクラス適正は適正と書かれています。内容は本編の方で佐祐理さんに説明されている通りです。

 大きさは大型だと10m前後。標準だと8m前後。小型だと6mより小さい。

 メーカーとはAir、kanon、ONEのどのメーカーの部品を多く使っているかという事です。

 出力は、瞬発力。機動力は文字そのまま、総合的な動きの速さとでも思ってください。

 大体こんな感じです。



 ネタばれが有るので、「神の居ないこの世界で。」の、19話まで読んでない方はこれ以降は見ない事をお勧めします。

 それでも読みたいという方は読んでも構いませんが、展開がつまらなくなる可能性がありますので注意してください。

 あとで文句を言われても責任は取れません。あらかじめご了承下さい。

 今回はエリアKに所属するもしくは、とりあえず協力しているメンバーです。


 ちなみに、パラメータのランクのつけ方はかなり適当です。

 これはおかしいんじゃないのって言われても困ります。




名前 搭乗機体 適正 射撃 狙撃 格闘 判断 特殊技能
天野美汐 ファントム A− B+ A+ なし

人物備考

倉田佐祐理の部下で、沢渡真琴と違い元々エリアKの軍に所属していた。
親が職業軍人で、なし崩し的に軍人にならなくてはいけなかった。
その事で少し後悔しているが理解のある上司と心温まる仲間が出来たので最近前向きになりつつある。
いつも落ち着いた判断をすると事と作戦遂行よりも部隊の安全を考える指揮に定評がある。
ただ、作戦遂行が無理だと判断するタイミングで久瀬と衝突しており、久瀬とはあまり良好な仲ではない。
真琴と一緒に生活しており、そのせいか、作戦中の二人のぴったりである。

ファントム

機体番号 機体製作者 出力 装甲 格闘 射撃(近) 射撃(遠) HorN
SK−201 倉田佐祐理
メーカー 主武装 タイプ 大きさ 機動力 カラー 特殊機能 レーダーの有無
kanon スタンロッド 耐F型 標準 B− あり あり:C+

機体備考

特殊機能としてレーダーに映らない、ステレス機能がついている。
出力が低いのはステレス機能にバッテリーの出力が取られているため。
その機能のおかげで構造が複雑になり、生産打ち切りが決定した悲劇の機体。
結局、これのほかにもう1機、同じ機体が製作されているが、それは予備部品として認識されている。
しかし、その細かいノウハウは他の機体に受け継がれる事は決定した。
ステルスを取り除くと、ちょっと器用な耐F型になってしまう。ステレスと言っても目視で確認されてしまっては意味が無い。
そのため、この機体は元々夜間運営を想定していた。昼間戦場に出るならば都市迷彩に塗り替える。
ちなみに、初めはレーダーが付いていなかったが美汐の要請により取り付けられた。
味方が派手に行動している中、敵に近づいて後ろから気づかれないようにスタンロッドを打ち込むのが主な仕事になる。








名前 搭乗機体 適正 射撃 狙撃 格闘 判断 特殊技能
川澄舞 ガーディアン A+ B+ A+ なし

人物備考

祐一と同じ研究所出身。倉田佐祐理の親友にして剣と盾だと自分では思っている。
口数は少なく、誤解されやすいがやさしい人。仲間の中ではかなり頼りにされている。
研究所の出身で、そこでは剣術と投げナイフをやらされていて、それらはずば抜けている。
彼女の母親である川澄冬葵から研究所から助け出されたと、言うよりも連れ出された。
その事に感謝しており、母親が最後に残した言葉をしっかりと心に刻み込んで生活している。
その刻み込まれた事とは、家族、倉田家の人たちを護るという事。
これは、川澄冬葵が倉田家に助けてもらった事に恩義を感じたため。
自信の記憶はちゃんと持っており、相沢祐治のあの研究所の唯一の生き残りだと思っている。

ガーディアン

機体番号 機体製作者 出力 装甲 格闘 射撃(近) 射撃(遠) HorN
SK−007 倉田佐祐理 A+ A+
メーカー 主武装 タイプ 大きさ 機動力 カラー 特殊機能 レーダーの有無
kanon 西洋剣 耐F型 大型 B+ あり なし

機体備考

高出力の水素エンジンを2機搭載させた初めての機体。その為厚い装甲とそれなりに高い機動力の両立を実現した。
主装備は西洋剣と盾。盾の裏にはナイフが10本、装備されている。
運用方法は前衛タイプ。その装甲とそれなりに高い機動性からまさしく盾のような運営が考えられる。
舞が剣を好むために接近格闘戦に特化する機体にカスタマイズされている。
特殊機能として、強制冷却の機能がついている。ただしこれを発動すると、機動力、出力のそれぞれが壊滅的に駄目になる。
ピーキーな機体で、かなりデリケートな操作が必要とされる。
舞はそれをなんでも無い顔で操縦するが、シミュレーターでの登場予定者の訓練で屍(酔い等の症状を訴える人)の山を築いている。
ちなみに、舞にはまだ物足りない機体だが、装甲の厚さだけはお気に入り。








名前 搭乗機体 適正 射撃 狙撃 格闘 判断 特殊技能
久瀬圭一 黒曜 B+ C+ B+ A+ なし

人物備考

エリアKの軍人にして、kanonの理事代理も務める男。
父親がkanonの理事だったが佐祐理と同じ実験事故に巻き込まれて、植物人間状態に。
父親の仕事の後を引き継ぐ形で理事代理になる。あくまで立場は代理だが、実質は理事である。
企業としてのkanonを率いながら、軍内部で仕事をする忙しい人でもある。
斉藤、柳の両名を引き抜くというかスカウトしてきた人物で、その選考基準は不明。
戦闘というよりも指揮をする人間。多少の犠牲には目を瞑っても必ず作戦は成功させている。
計画性を重視する人で少しでもアクシデントが起こるとイライラする。
でも、イライラするだけでその場で正しい判断を起こし、元の流れに戻せるだけの知略と実力を持っている。

黒曜

機体番号 機体製作者 出力 装甲 格闘 射撃(近) 射撃(遠) HorN
KK−522 久瀬圭一 B+ B+ B+
メーカー 主武装 タイプ 大きさ 機動力 カラー 特殊機能 レーダーの有無
kanon マシンガン 耐M型 標準 C− なし あり:B−

機体備考

良く言えば、万能の機体。悪く言えば中途半端な機体。
kanonの標準の機体の中で高価ながらも2番目の売れ筋の機体である。
ちなみに1番の売れ筋は水陸両用のサイクロプスだったりする。
久瀬の乗っている黒曜は指揮用にレーダーや無線類が強化されている。
本来ならば出力はB−のはずだが、それらの為に出力が落ちてしまった。
久瀬の性格上、あまり先陣を切ることが無いのでこれで良いと久瀬自身がカスタマイズした。
主に武器としてマシンガンを使うが、近接用の武器も持っている。それはファントムの同型のスタンロッド。








名前 搭乗機体 適正 射撃 狙撃 格闘 判断 特殊技能
倉田佐祐理 テラーズ A+ A+ E− A+ あり

人物備考

弟は誘拐され、母親はその誘拐事件の途中で殺されている。弟(一弥)の生死は不明。
kanon副理事だった父親は実験事故で亡くなっており、その事故で自身も右腕の筋が切れ肘から先がピクリとも動かない。
実験の主だったと思われている相沢祐治を激しく憎んでいる。舞とは親友。真琴と美汐は妹のように思っている。
久瀬との仲はあまり良いとは言えないが、これが彼らとの付き合い方なので互いにそれで良いと思っている。
ちなみに、kanonでの肩書きは副理事代理。その地位を利用して斬新な機体を作り自分の部隊でデータを取っている。
ドールに乗る際に右腕にはプロテクターをして乗るようにしている。そうしないと右腕の挙動が不安定になってしまうからだ。
格闘は全く出来ないが、右腕に銃を固定して行なう射撃は舌を巻くほど正確。
戦場では指揮をするよりも先陣を切ったりするのが好きだが、指揮もとれないわけじゃない。
特殊技能はドールの設計・新機能開発を持っている。

テラーズ

機体番号 機体製作者 出力 装甲 格闘 射撃(近) 射撃(遠) HorN
SK−175 倉田佐祐理 D− B+ E− A+ A+
メーカー 主武装 タイプ 大きさ 機動力 カラー 特殊機能 レーダーの有無
kanon リニアレールガン 耐M型 標準 C+ 深紅 あり あり:B−

機体備考

最大の特徴は右腕全体がリニアレールガンになっていること。
遠近の距離を問わずに射撃をする為に出力の60%がそれにつぎ込まれている。その威力は薄い装甲なら簡単に貫いてしまう。
右腕全体が砲になっているのは佐祐理の右腕が肘より先が動かないため。プロテクターをするのはこれを動かすため。
機体本体に磁気嵐対策が施されており、磁気嵐の為に機能低下を招く事は無い。
運用は壁の機体を前衛に置く事を前提に後衛のとして運用される。もしくは単独で狙撃するように運用される。
名前の由来は機体が相沢祐治に与する者達に恐怖を振り撒く機体である様にという願いを込められて名前をつけられている。
深紅なのは相手に心理的威圧感を印象付けるためと、ファントムに気が付きにくくさせるため。








名前 搭乗機体 適正 射撃 狙撃 格闘 判断 特殊技能
斉藤壱次 サイクロプス C(A−) C(B−) C(A−) B(A−) あり

人物備考

久瀬の右腕で久瀬にスカウトされた人。良くも悪くも普通の才能。
本来ならサラリーマンを何となくやっているはずだった。久瀬と同い年。
特殊技能に強力な生存本能を持っている。追い詰められると手に負えなくなる。
逃げる、抵抗する、ともかくどんな事にしても本人の記憶は飛ぶが普段では考えられない結果をもたらす。
それは本人に良い結果で。カッコ内はそれが発動しているときのパラメータ。
久瀬はそれを見抜いてスカウトをしていたと思われるが、本当の所、何故スカウトされたか解らない。
久瀬の右腕として働き、互いに親友だと意識している。なぜか階級は久瀬と同じ大尉。
階級が同じ事は久瀬部隊の中の7不思議のうちの一つ。何故なのかは本人も久瀬も知らない。

サイクロプス

機体番号 機体製作者 出力 装甲 格闘 射撃(近) 射撃(遠) HorN
KK−310 久瀬圭一 B−(C) C−(B) B−(A) C−(B)
メーカー 主武装 タイプ 大きさ 機動力 カラー 特殊機能 レーダーの有無
kanon マシンガン 両F型 標準 D+(B) 都市迷彩 なし なし

機体備考

一つ目の機体で真琴と斉藤の機体だった。真琴には乗り換えられ、斉藤にも乗り換えられるという不幸な機体。
kanon1番の売れ筋の機体で、世にも珍しい水陸両用の機体。ただ、陸上での運用が殆どの為に活躍の場は無かった。
カッコ内が水中の時の時の値。この機体は元々水中専用だった。その頃の名残が機体のいたる所に残っている。
その為に陸上では格段に性能が落ちる。水中での話を書けば活躍できる機体かもしれない。
しかし、水中戦を出来る機体が他にいない上に作者の知識が乏しいために活躍の場所は無い。
戦闘用というよりも、むしろ建設や水中探索用といったほうが良いのかもしれない。
これと同じバリエーションでHドールではなく、Nドールの機体も販売されている。
ただし、Nドールのほうは作中には登場しない。これもかなりの台数を販売している。








名前 搭乗機体 適正 射撃 狙撃 格闘 判断 特殊技能
沢渡真琴 ドルフィン C− あり

人物備考

元々民間人だった。気まぐれで受けたCROSS適性検査で倉田佐祐理の目に留まり、そのまま部下に。
ちょっと頭の足りていない感は否めないが、直感と言うか動物的勘が鋭い。
射撃は佐祐理の佐祐理に褒められて以来、一生懸命に練習してかなりの腕前を持つ。
小隊内の皆を姉のように思っており、今は甘えたい年頃らしい。
特に久瀬が苦手で、久世に睨まれると同じ部隊の人間の背に隠れる習性を持つ。
好きな食べ物は肉マンだが、無いからと言って暴れたりはしないし、毎日食べているわけでもない。
特殊技能に乗り物・映像酔いしないという物を持っている。

ドルフィン

機体番号 機体製作者 出力 装甲 格闘 射撃(近) 射撃(遠) HorN
SK−211 倉田佐祐理 B+ A+
メーカー 主武装 タイプ 大きさ 機動力 カラー 特殊機能 レーダーの有無
kanon 携帯型レールガン 耐M型 標準 あり なし

機体備考

最大の特徴は外部カメラが無い事。その為、特殊機能の音響システムを無理やり映像化して代用を行なっている。
その為にかなり特殊な人で無い限り乗ることの出来ない機体に仕上がってしまう。
真琴以外をノックアウトした人数は数知れず、ガーディアンよりも多くの屍(酔い等を訴える人)を築いている。
水素エンジンの機体の機関部がどこに有ろうと視界に派手に映るために、武器で狙い撃ちに出来る。
ただし、視界の中はそう遠くまで映らないために狙撃には向かない。
加えてあまり視界が明瞭ではないので、格闘は考えられていないし、佐祐理によって止められている。
レールガンを使うために全体に磁気嵐対策が施されているので機能の低かが無い。
佐祐理がシステムを組み上げた時は失敗作を作ってしまいました〜が一言目に来たという一品。








名前 搭乗機体 適正 射撃 狙撃 格闘 判断 特殊技能
柳皇子 マリオネット なし

人物備考

「やなぎ、みこ」あの文字で「みこ」って読みます。決して「おうじ」ではありません
斉藤と同じく久瀬にスカウトされてきた人。スカウトというよりも拾われた人。
大人しい女性だが、久瀬に対しては恋愛的な感情と共に崇拝的な感情を持っている。
判断力がEなのは、久瀬に指示された事しか出来ないため。久瀬以外の指示はとりあえず突っぱねる。
久瀬部隊の中で唯一の紅一点で、気軽に久瀬に話しかけれる斉藤をかなり羨ましく思っている。
部隊の仲間には心を開いて気軽に話しているが、それ以外の人には話も聞かないし話し掛けることすらない。
初めのうちは久瀬となぜか斉藤もだが、それ以外の人間には目もあわせようともしなかった。

マリオネット

機体番号 機体製作者 出力 装甲 格闘 射撃(近) 射撃(遠) HorN
KK−771 久瀬圭一 D(A−) D(B) D(B) D(B)
メーカー 主武装 タイプ 大きさ 機動力 カラー 特殊機能 レーダーの有無
kanon マシンガン 耐M型 標準 B+ 都市迷彩 あり あり:C−

機体備考

最大の特徴は、特殊機能であるHドールに特殊な機械を搭載してその機体を5機まで操作できる事。
操作と言っても命令を与えるだけで、無人のHドールに搭載された機械のパターンが勝手に動く。
たとえ、この機体が破壊されても、その命令が達成されなければ、無人のドールは止まる事は無い。
カッコの中の値はその特殊機能を使用しない時の値。斉藤もこの機体に乗り換えた。
この機体が他のHドールを操っている間は絶えず命令を指示している。
その為に、機体の性能に大きく制限が加えられる状態になってしまう。
ちなみに、無人のドールはスペックよりも2歩手前の値の性能を発揮する。