キバ |
クラウスの過保護パパ。
いえ、戦場では厳しく強く剛胆で、部下達には公正かつ思いやりのある人だったと思います。
私はキバは叩き上げの軍人(例えば貧乏貴族で親もなく軍で手柄を立てるしか生きていく道がなかった
とか)と信じていますので、兵士達の辛さや苦しさを分かっている良い軍団長だったはず。
でなければ兵士達だって国を裏切り家族を残して、最後の最後まで付いてきてはくれなかったですよ
ね。
でもプライベートはクラウスが可愛くってしょうがないという親バカぶりを発揮していたのではないかと思
います。
クラウスと一緒に戦場に立てるようになって嬉しかったんじゃないかな。(この辺は母親の感情とは微妙
に違うでしょうね)
キバの設定って初期のものと後から出てきたもので微妙にズレがあるような気がします。
最大の原因は奥方の存在ですが、取って付けたような家名が不自然だっていうのも大きいですよね。
キバ・ウィンダミアって変だもの(笑)
キバはよく分かりませんが、クラウスはキッパリはっきりドイツ系の名前ですよね。
イライザもウィンダミアもイギリス系ですから、この家名は奥方のイライザに付いてきた名前としか思え
ません。
もしかしてキバって婿養子?ってまっ先に思っちゃいましたよ(笑)
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イライザ・ウィンダミア |
公式設定がどうであろうと、うちでは(というか多くのクラウスファンの間ではそうだと思うのですが)お母
様は亡くなってます。
クラウスの記憶に残らないくらい小さい頃、同人誌の方ではクラウスが生まれたときにその命と引き替
えに、という設定にしました。
と言いつつ、生きてると聞けばそういう話も書いてみたいかなあという気もします。
大体あのルカ様が手を出せない家柄ってどんな名家よって思いますよね。
サラ皇妃つながりかハルモニアつながり、ってところでしょうか。
で、小説書いても読みたい人はいないだろうと思いましたので、プロットのみ発表してみたいかと思いま
す(偉そうだ)
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イライザ・温かい家庭バージョン |
ハイランドでもっとも古い家柄の一つでサラ皇妃の親戚筋(ここが大事)という名家の一人娘。
サラに似た美人。(つまりクラウスもサラに似ていると)
たおやかな外見に寄らず聡明で芯が強く自立心が旺盛だったので、親の言うまま政略結婚をするよう
な大人しいお嬢さんではなかった。
パーティに出るより小難しい本を読んでいることの方が好きで、口さがない人々からは「変わり者」と噂
されていた。(『美女の野獣』のベルだな)
思いあまったお父上がアガレス様に泣きつくと「いい男を紹介しよう」と白羽の矢が立ったのがキバだっ
た。
軍功はめざましいが身分が高くもない軍人を紹介されて、最初は難色を示したお父上だが皇王が推挙
するくらいだから将来性はバッチリだし、軍の有力者が身内にいれば何かの時に頼りになるかもしれな
いし、このまま娘がいかず後家になっても困ると承諾。
困ったのはキバである。
自分には分不相応の話だと辞退したかったのだがアガレス様の言葉に逆らうことなどできるはずがな
い。
イライザも「アガレス様の顔を立てるだけよ」と渋々従う。
が、キバの豪快な性格と暖かい人柄に周りにいる貴族とは違うものを感じて「この人ならいいかも」と思
う。
一方、キバもしっかりした考えを持つイライザが気に入って、アッという間に意気投合。
キバの婿入りが決定する。(キバのアガレス様に忠誠を尽くす気持ちは更に揺るぎないものになる)
まもなくクラウスも生まれて幸せを絵に描いたような家庭を作る。
家族間の信頼はとても強く、キバもクラウスも同盟軍に寝返る時、イライザのことが頭を掠めたが「あの
人なら大丈夫だろう」と敢えて考えることをやめたのである。
めでたしめでたし(?)。
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イライザ・冷たい家庭バージョン |
イライザはハルモニアの一等市民。
ラトキエ家にも匹敵しようかという名家のお嬢様である。
一方キバは数々の功績がアガレスに認められ、廃絶していたウィンダミア家を新たに興すことを許され
る。
キバの身分では破格の扱いであったため、キバのアガレスに忠誠を誓う気持ちは揺るぎない物となる。
イライザとはハルモニアの内乱を収めた時に紹介されたのが縁で結婚へ。
だが半ばキバへの報償のように嫁がされたためイライザの気持ちは頑ななまま。
キバを好きになれないし、ハイランドみたいな田舎(ハルモニアから見たらド田舎でしょう)に来なければ
ならなかった我が身を嘆いている。
考えているのはいつもハルモニアのことばかり。
身籠もったときは嬉しかったが、クラウスが金髪でなかったのにガッカリして、あまり可愛がっていない。
(って、お前はユリスモールの婆ちゃんかっ←古い、古すぎる…)
でもクラウスがキバに似ないで貴公子然としているのは自分の血を引いているからだと、張り切って社
交界の礼儀作法を身につけさせる。
お陰でクラウスは自分の意に反してとても優雅な子に育った。
ハルモニアのことを懐かしそうに語る母に僅かな憐憫を感じながらもクラウスが好きなのは父だし、ハイ
ランドだった。
クラウスは尊敬している父に冷たい母を何とか仲良くさせたいと思っているのだが、軍略を学び始めた
クラウスに裏切られた思いのイライザはやっぱり頑ななまま。
クラウスが戦場に出るようになると当てつけのように実家に帰ったりして、家族の仲は冷え切ってしまっ
た。
可哀想なクラウス。
キバとクラウスが同盟軍に寝返った時、イライザのことが頭を掠めたが「きっと今頃ハルモニアに里帰り
してるから大丈夫だろう」とあまり気にしなかった。(笑)
めでたしめでたし。
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アガレス・ブライト |
ルカ様に大きなトラウマを残したという意味で全ての元凶になった人ですね。
見方によっては賢王にも愚王にもなる人。
でも、キバとクラウスがあそこまで忠誠を捧げる人なのだから賢王なのだと思いたいです。
私はキバを叩き上げの人だと思っていますので、そのキバを軍団長にまで引き上げて重用したアガレ
スというのは、多分身分とか階級が重きを成しているであろうハイランドの中では意外と革新的な人だ
ったのではないかと思います。
ルカ様の父親でもあるし戦うことを厭ってはいなかったんじゃあないでしょうか。
それが和平に拘るというのは、老境に差し掛かったのもあるだろうし、父親の代から戦争しているわけ
ですから何とか納めたかったんだと思うんですよね。
だから、ルカ様がいうほど無能って訳でもないと…(あれ、散々無能扱いしたのは自分の本でだったか
しら。すみません、本の方で結構書いたんでごっちゃになってるかもです)
ただ、一つだけいただけないのは、いくら和平を結んだからといって元敵国の式典に家族全員で参加し
ちゃあいけないですよ。
仮にも皇族でしょ。
トラウマ以前に、ルカ様を連れてっちゃいけなかったんですね。
暴徒に襲われなくたって、事故とかの可能性もあるんだから王位継承者と一緒に旅行なんかしちゃダメ
でしょう。
世界中、どこの王室を見てもそうよ。
日本の皇室だって、極端な話、大相撲の巡業だって横綱は一緒の飛行機に乗らないじゃない。
普通はそれくらい考えるのに、誰も注意しなかったのかなあ、ってところで、そもそもハイランドという国
の弱体化を感じるんですよね。
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