'16 ノー・ウォー横浜展 写真/ 2016.8.28掲載
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初日のプログラムでは、作家と来場者の交流の『会場めぐり』が好評を呼びました。
また、神奈川フィル奏者の杉本正(コントラバス)、泉恵子(ビオラ)の二重奏、横浜詩
人会議有志の詩のブースでの朗読会、さらに黒田オサム氏、SYプロジェクトのパ
フォーマンスなどが会場の雰囲気を盛り上げていました。
今回は6階の大会議室で、アウシュビッツのガス室に消えたユダヤ人女性画家・シャ
ルロッテについて、藤井建男氏(『シャルロッテの絵手紙』著者)の講演、特別企画
「ゲルニカシアターV」で小林はくどう成安大学名誉教授の解説で東京ビデオフェス
ティバルグランプリ受賞「韓国のヒロシマ」「ろう者が戦争の時代を語る」など3作品
が上映され、いずれも数十名が参加しました。またギャラリーの第2室ではこの作品
を含む8作品が会期中エンドレスで上映され、熱心に見る人が絶えませんでした。
また、ラジオの辛口コメンテーターでファンの多いアーサー・ビナード氏(詩人・批評
家)の特別公演は100人弱が参加。ビナード氏はこの中で、戦後の出発点となる「玉
音放送」=終戦詔書に日本の異常なアメリカ従属の出発点が書かれている―と述
べ、詔書に書かれている原爆投下のくだりを説明したうえで、「詔書に原爆と書いて
いないが、(原爆)が落とされたので、と書いている」とアメリカの原爆投下の正当性
を認めるものになっていることを指摘し、あらためて「終戦詔書」「ポツダム宣言」の
中身を読み取ることが重要であることを強調しました。
←巨大な「火炎を表した」と作者が言う作品(5B室=地下大広間)。
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▲「会場めぐり」は参加者約 40名。案内人の説明を聞き(サライ風太さん撮影)、
或いは写真右のように作者が居れば(ここは郷古 和さん)が話をし、質問に答えました。(写真は三木敏一さん提供)
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▲左:初日の朗読、横浜詩人会のメンバー。飛び入り?も1名(写真は洲史さん提供)/右:小林はくどう構成「映像ゲルニカシアター」会場。
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▲左:18日アーサー・ビナードさんの講演。黄シャツの゜きのこ雲」は
長崎原爆の形と…(撮影:島森功さん)/右=初日の弦楽二重奏。神奈川フィルの泉恵子さんと杉本正さん(写真は本人提供)
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▲左:地階A5室正面の大壁面の作品群/右:16日(火)の
藤井建男講演「シャルロッテの絵手紙」会場(サライ風太さん撮影)。
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▲左:SYプロジェクトの実演/右:A5室の一部分。
▲5A室=回廊の作品群。右端の「風神・雷神図」は、
数年前から常連で京都十乗院の藤井寛清師の作品。
▲3室の作品。左=澤村祥(部分)、中=増田敏郎、右=藤井建男(部分)。
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▲左:グループ名称未設定の人形群。/右:最終日の集い。日夏露彦さんの話を聴く出品者と観客の皆さん。
[撮影:特記した以外は加藤義郎による]
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