核廃絶へ力・映画と文化の集い/報告


映画「第五福竜丸」上映と文化の集いが 4月7日、横浜市内で開かれ、核兵器廃止、憲法九条破 壊を許さない運動を強めることを確認しました。
集いは県原水協、県内文化団体の有志でつくる実行委員会が主催。映画は 1954年アメリカの 水爆実験に遭遇し、死の灰をあびた遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」被爆の全容と犠牲者となった 久保山愛吉さんの姿を柱にヒューマンな映像を通して核兵器の危険を強く訴えるもの。、監督は 新藤兼人・1959年公開作品。ポスター
映画に続いて 3・1 ビキニデー参加者の報告があり、またノーベル平和賞受賞式で世界を感動さ せたヒバクシャ・サーロ節子さんのスピーチの日本語訳を女性舞台俳優のNさんが朗読すると、 感動が会場を包みました。参加者のアンケートには「ビキニの水爆実験が映画でよくわかった」 「サーロ節子さんの講演の全文が聞けて良かった」「企画が素晴らしい」「あの時代と今を共生し ていることを実感した」…など多くの感想が寄せられていました。


アンケートの回答 抜粋
◎ 小生医学生の頃、ビキニ水爆実験による急性原爆症患者の臨床所見を、アメリカの独占を 許さず全世界に告知したことを思い出します。素晴らしい映画をありがとうございました。(開業 医)
◎ 当時の日本社会の様子がよくわかりました。よくぞこの映画を残してくれました。当時の映画 人の“使命感”のようなものを感じました。この映画を多くの人に見て貰いたい。(横浜 T・K子)
◎ 2016-18年までビキニデーに日帰りで参加しましたが、映画を見てどういう事件だったか理解 できた気がします。この映画を私のような人に知らせたいと思いました。(鎌倉 N.・M子)
◎ 映画を見て重い感動と重い責任を感じました。サーロ節子さんの全文朗読が聞けて良かった。 人類の平和は核兵器と共存できないことを知らせたいと思いました。(無記名)
◎ 自分が9歳の時の事件でした。私は水産高校の実習船でマグロはえ縄漁業に行きました。 当時のことを映像で懐かしく思いました。ありがとうございました。(無記名)
◎ この映画の上映を知り、ぜひとの思いで友人2人を誘ってきました。素晴らしい企画、構成で した。(主婦)

■第五福竜丸展示館見学記(島森功)