2017 ノー・ウォー横浜展 事務局通信 /2017年8月17日

第15回 2017ノー・ウォー横浜展 終了報告

今回のノー・ウォー横浜展は神奈川県民ホールギャラリーが大規模改修工事のため、会場をJR 川崎駅前のアートガーデン川崎に移し、2017年8月1〜6日の日程で開かれました。出品者76人、 作品点数128、来場者700人、ゲルニカシアター鑑賞者は約100人超で無事終了しました。出品 者、来場者、ボランティアで協力してくれたの皆さんに心から感謝いたします。

憲法九条破壊を公言、国会を私物化し国民を愚弄する安倍政権に対する国民の怒りと不信が 高まる一方、国連決議を無視した北朝鮮の大陸間弾道弾発射にともなう米・朝戦争の危機、同 時に国連における核兵器禁止条約採決と言う平和・核兵器廃絶への大きな一歩という文字通り 日本と世界の激動の中で開かれ、新しい出品者に加え数年ぶりの参加も複数みられ、ノー・ ウォー横浜展にふさわしい展覧会となりました。また、4回目を迎えたゲルニカシアターに足を運 ぶ来場者が増え、この映像企画が定着してきたことが示されました。

また、今回初めて試みた感想文入れ箱には9枚の感想文が寄せられ、中に来年は参加したいと 書いたイラストレーターの感想もありました。■感想文
今回は会場が狭くなったことから参加費を2,000円下げました。赤字の心配もありましたが、安倍 政権発足(2006年)後、それまで支給されていた国の文化芸術振興基金からの助成が打ち切られ たことや、厳しい財政事情の報告へのご支援もあって10万円を超える会場カンパが寄せられ、単 年度財政は黒字となりました。ご協力くださった方々に心からお礼申し上げます。

マスコミの報道は「ノー・ウォー」のウエブで紹介しましたが、東京新聞が横見出し・カラー写真 で、神奈川新聞、しんぶん赤旗がそれぞれ複数段の縦見出しで報じました。これらの新聞を見て 来場された人もかなりいました。■3社記事切り抜き

来場者の感想は、駅の近くで来やすかった、会場が手際よく展示されていて見やすかった、など 今回の会場を歓迎する声と、作品の間隔が狭く全体が窮屈に感じた、大胆な立体作品が見られ なくて残念、スポットライトのせいか絵の不自然な発色が気になった、などの声がありました。
また、恒例の講演会や会場巡り(作家紹介)がなかったこと、初日の文化イベント、パフォーマン スを行うスペースが狭かったことなど検討を求める声も寄せられました。また、宅配便の諸規定 が大幅に変更され、出品者・展覧会事務局に新たな注意が求められるようになっていることが明 らかになりました。出品者からDMハガキの枚数を多くして欲しいという要望が寄せられました。
運営委員会はこうした声を汲み上げて今後の展覧会を一層充実させたいと思っています。

次回のノー・ウォー横浜展は改修された県民ホールギャラリーで開催したいと思います。一層の 内容充実のため皆様の提案・意見が寄せられることを期待して、第15回ノー・ウォー横浜展の 報告と皆様のご協力へのお礼といたします。
             2017年8月17日 ノー・ウォー横浜展運営委員会