アメリカのイラク先制攻撃、翌日の反戦行動

「ノー・ウォー美術家の集い・横浜」有志、“WORLD PEACE NOW 3.21”に参加。
 世界中の戦争反対の人々の声がますます高まるなか、3月20日(日本時間)正午前、アメリカはイラクの首都に 先制攻撃を始めた。国連査察団によってイラクの大量破壊兵器廃棄の見通しが立った途端に、それを 強引に打ち切らせ、国連安保理での「イラク攻撃」決議が得られないと見るや、独断でイラクを軍事攻撃するとは 全く不法な仕業、正に米国自身が「ならず者」であることを世界に示して見せた。という理屈だが、感情的にも 人道的にも、「殺人と破壊はやめろ!」というのが普通の人々の気持なのじゃないですか?

 私たち「横浜美術家の集い」も、この戦争を始めさせないためにこれまで努力してきたが、こういう結果になり、 政治家の言い草ではないがまことに遺憾に思う。この戦争を始めた米英国政府と、これを支持応援する日本国政府 への抗議、糾弾、そして「直ちに戦争やめよ!」の声は政党(野党)レベルでは直ちに始まっている。
 わが「…集い」ではどうするかと事務局で話していたところに“WORLD PEACE NOW 3.21”(「宣言」*)への参加 要請が、美術家堀浩哉多摩美大教授から電子メールで「…集い」の守屋行彬氏を経て事務局に転送されてきた。 主旨は私たちの「…集い」と同じと判断したが、賛同者への参加を呼びかけることは代表者を置かない「…集い」 の性格上、事務局ではなく、個人各自の責任で行うことになった。急なことで連絡範囲も充分でなかったり、参加 したいが予定が変えられない人もあったりしたが、当日確認された参加者は21名。事務局は「…集い」の幟旗を 立てて参加した。集会の様子については今回は省く。

写真左は芝公園23号地に集合した面々。右は外堀通りパレード。

「横浜美術家の集い」からの参加者名/池田龍雄、稲木秀臣、加藤義郎、川崎惠理、岸上嘉世子、沢田滋野、高草木裕子、 だるま森+えりこ、中島けいきょう、中村陽子、羽月雅人、福住治夫、藤井建男、古川美佳、真鍋恵美子、 守屋行彬、守屋ひろみ、日夏露彦、金井章子、平岡ふみを。

*「宣言」の大要
1.アメリカ政府によるイラクへの攻撃に反対します。
2.もう戦争はいらない。
3.日本政府による政治的・資金的、あらゆる面での戦争協力に反対します。
4.相互の尊重と対話の精神にもとづいた非暴力行動を貫きます。
(引用者註/@上記4項目にそれぞれ2行ずつ説明が書かれているが省略。A呼びかけ団体として約50の 名前が書かれているが、ここでは省略。B第4項の「非暴力行動」は当然のこととして「横浜…集い」では 書かなかったが、ブッシュ的暴力主義者には用心に越したことはない。)
2003.3.22 文責:加藤義郎

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