2通目の手紙(社会保険庁と坂口厚生労働大臣へ)

平成15年3月19日、社会保険庁と坂口厚生労働大臣宛に再度手紙を出しました。
13日にいただいた返事が到底納得できるものではないため担当者へ質問の内容を絞ったものを、
坂口大臣には、手紙に目を通した旨の返事をいただけるようにと言うものです。

社会保険庁担当者宛

封筒の表書
          千代田区○○○ー○ー○ 
          社会保険庁運営部企画課施設管理室
          健康○○○○係長  ○○ ○○様
 内  容 

     前略 先日は、お忙しい中、お返事頂きありがとうございました。
     しかし、頂いたお返事は大臣にお聞きしたかった質問に対する答えとは考えられない内
     容でした。また、疑問が増えてしまいました。3月14日にもお電話でお話しさせてい
     ただいたように、もう一度お手紙を差し上げた次第です。

     質問させていただいたのは、下記5点です。
     @ 国の方針変更によって患者はどうなるか考えたのでしょうか?
     A 都南の患者が東京北へ通院するとは考えなかったのでしょうか?
     B 入院中の患者の精神的負担増は考えなかったのでしょうか?
     C 転院や今後の検査先の変更によって経済的負担増になるとは考えなかったのでしょうか
     D 経済的負担増は誰が負担すべきものなのか?どこに請求すれば良いのか?

     が、お答えいただいたのは、
     次に、質問につきまして、お答えいたします。
      都南病院の移転にあたっては、移転予定日の1年以上前より、病院内において、当院
     が移転する旨のご案内をする等、極力患者様にご負担を欠けないよう配慮してきたとこ
     ろであります。
      今回、都南病院は廃院することとなりましたが、継続して治療の必要な患者様や東京
     北病院に通院を希望されていた患者様につきましては、担当の医師より他の病院を紹介
     していただき、引き続き治療が受けられるようにする等、適切な配慮をお願いしている
     ところです。

     との、お答えでしたが、どの質問に対するお答えかが、わかりません。

     移転によって都南病院がなくなることは、もちろん理解しています。
     しかし、移転後の東京北病院を通院先と考え、あえて近隣病院での治療を選ばない患者
     がいると予想しなかったのか?(主治医をかえないということ)

     3ヶ月前の発表で、患者の紹介がうまくいくと考えたのでしょうか?都南病院は3月1
     日から休診予定でしたから、実質2ヶ月弱で、信頼できる医師を見つけることができま
     すか?
     紹介を受ける予定の患者は、準備していました。しかし、東京北病院へ通院予定だった
     患者は、のんびり構えて近隣病院の情報収集を行っていなかったのが現状です。 
     健康保険の財政問題も理解しているつもりです。だからといって、3ヶ月前の移転中止
     を強行する理由にはならないと考えます。

     ここでもう一度質問をさせていただきます。
     @ 経営委託先の変更を決定するにあたり、都南病院の患者で移転後の東京北病院を通
       院先と考え、あえて近隣病院での治療を選ばない患者がいると予想しなかったのか?

     @で予想していた場合
     A 通院先の変更とそれに伴う精神的負担に対するケアはどうする予定だったか?
     @で予想していなかった場合
     A 東京北病院通院予定患者がいることに気がついた以降どのような処置・指示を行っ
       たのか?

     B 先日のお返事が2月 日付の文書で3月13日当方着だった理由

     以上3点のみにお答えをいただきたく、ここで再度お手紙をお送りします。
     前後の事情を思い出していただくために、最初の手紙といただいたお返事を資料として
     同封させていただきます。
     年度末でお忙しいことは十分に理解しておりますが、当方へのお答えは、遅くとも、東
     京北病院の桜が散り終える前にいただけるようお願い申し上げます。

                                                     草 々

                                             平成15年3月19日

     社会保険庁運営部企画課施設管理室
     健康○○○○係長  ○○ ○○

                                                    平出 隆
 同  封
     1月28日投函の坂口厚生労働大臣宛の手紙
     3月13日配達の社会保険庁からの返事
     私宛の80円切手を貼った封筒




坂口厚生労働大臣宛

封書の表書
      ○○区○○
      厚生労働大臣
      坂口 力 様
        親展
        都南総合病院問題について
手紙の内容
      前略 突然のお便りで失礼いたします。
      1月28日に大臣宛に投函した手紙のお返事を、3月13日担当部署の方からいただき
     ましたことへ、まずお礼申し上げます。
       私が大臣に質問をお送りしたのは、官僚の言葉ではなく、医師として患者の心を理解で
     きる大臣だからこそ大臣のお言葉でお返事をいただきたかったのです。医師免許をお持ち
     の大臣ならではのお答えがあるのではと期待していたのですが・・・・・
       しかしながら、結果は担当者からのお返事でした。これは、大臣がご公務にお忙しいこ
     とが原因と理解しておりますが、はたして、私の手紙が大臣の目に触れたのかとの疑問も
     沸いてまいります。秘書から担当者へと・・・・・
     ここでお願いなのですが、先日の私から大臣宛の手紙(てがみ1)・社会保険庁担当者から
     のお返事(てがみ2)・本日、社会保険庁担当者へ送付した手紙(てがみ3)を、同封させて
     いただきますので、是非ご一読下さい。
     お読みいただけましたら、同封の別紙にご署名の上ご返送いただきたくお願い申し上げ
     る次第です。 大臣にお読みいただいたしるしをいただきたいのです。
     出来る事ならば、東京北病院の桜が散り終える前にご返送いただけるよう、重ねてお願
     い申し上げます。
     一患者の意見・質問ですが、お心の片隅に留め置いていただければ幸いです。
                                                        草 々
                                                  平成15年3月19日

     厚生労働大臣
     坂口 力 様

                                           東京都品川区南品川4-2-15
                                                       平出 隆



 別 紙 

          平出隆から坂口厚生労働大臣宛の手紙(てがみ1)
          社会保険庁担当者からのお返事(てがみ2)
          平出隆から社会保険庁担当者へ送付した手紙(てがみ3)
          以上3通を読みました。



                                             平成15年  月   日





 同  封
     1月28日投函の坂口厚生労働大臣宛の手紙
     3月13日配達の社会保険庁からの返事
     3月19日投函の社会保険庁担当者宛の手紙
     私宛の80円切手を貼った封筒



HOME