治験例のページ

こんな患者さんがありました。 少しずつ治験例を増やしていきます. 興味のある方は時々見に来てください TOPに戻る

はり灸ってこんなものにも効くの?

頭痛・・・・43歳、女性、ひどい頭痛で鎮痛剤を飲んでもとまらない。

大学病院で精密検査を受けたが、原因もわからないし、良くもならない。

思い余って、新興宗教にすがってみたら、悪い霊がついているといわれた。

そんなのでも治りますか?という相談。

診ると,後頭部にかなりの鬱滞がある。

全体を整えた後、後頭部に三稜鍼で乱切を加える。

これですっかり楽になる。

悪い霊ではなかったでしょう、といって笑う。

めまい・・・・73歳、女性、ひどいめまいがして、うえをむいて寝たままで

横も向けない。かかり付けの先生に診てもらったら、これは脳軟化症

からきているので治らないと言われた。

症状を聞いて,そうとも思えないと言うと、そう思うのであれば

来て診てくれと言う。

全体を整えた後、耳の暈点と言うツボに鍼をして、横を向いて御覧なさい。

という。

横が向けるので、今度は座って御覧なさいと言う。

座れる。

ほら脳軟化症じゃなかったでしょう。

腰痛・・・・34歳、男性、トラック運転手、大変筋肉の発達した人。

このところすごく忙しく、無理が続いたせいか一週間ぐらい前から腰が痛い。

脈を診ると、風邪が入っている。

聞くと、この十日ほどなんとなくぐずぐずしていると言う。

軽い鍼をすると、汗がジわーと出てくる。

腰の圧痛点に皮内鍼をいれ、動いてもらうと、痛みもなく、

普通に動けるようになった。

アトピー性皮膚炎・・・・48歳女性、もともとあったのが、このところご主人との離婚騒動や、

仕事上のトラブルが重なって一気に悪くなった。

診ると、顔が全面に赤く紅潮し、首の周りは特にひどく痒いと言う。

掻き壊しからは血や汁ががにじんでいる。

この人は、はり灸で全体を整えたあと、手の指にうっ血があったので

そのための治療をしました

治療が終わると見てるまに顔の赤みが消えるのが解った。

漢方薬との併用であったが、一年ほどですっかり良くなった。

ご主人との離婚が決着してすっきりしたのも良かった様だ。

コンタクトレンズによる目の痛み

コンタクトレンズも入れられないし、眼科に通っているが、よくならない。

眼科の先生の話では、AとBという二つの病気にかかっていて、

針灸治療で全体を整えたあと、背中の肝兪と言うツボにうっ血が見られた。

それを取ってやる治療をする。

翌日には痛みも取れ、数回の治療ですっかり良くなった。

重症の円形脱毛症

48歳女性、円形脱毛症が進み、病院に通いながら眉や睫毛まで抜けてしまった。

こんなになったのは何か心配事があるのでしょう?と聞いても

私は幸せで、心配事なんか何にもないんですよ。と言う。

ちようど親戚の人が、腰痛で治療に見えたので、聞いてみた。

聞くと、ご主人の浮気やお子さんの事やで、内情は大変だった。

体はしっかりした人なので、鍼灸治療で全体を整えたあと、特に首や肩のこりをほぐした。

結局一年以上かかったが、すっかり綺麗にはえた。睫毛が最後に生えた。

ご主人のことや、お子さんのこともちょうど解決に向かったのも良かった様だ。

眼底出血で見えない人。

65歳女性、眼底出血で右目が見えない。眼科に数ヶ月通っているが効果が出ない。

早く見えるようになるのなら。少しくらい痛くても熱くても良いと言う。

針灸治療で全体を整えたあと、耳のツボに数カ所置鍼。側頭部に刺絡をほどこす。

7回目くらいから周りが少し見えるようになる。数ヶ月で完全に見えるようになった。

結膜炎で涙が止まらない人。

39歳女性、眼科で結膜炎といわれた。一月近く通っているが、涙が止まらない。

針灸治療で全体を整えたあと、後頭部にひどい欝血が見られるので、それを取る治療をする。

治療が終わると同時に、あ!とまった。と言う。

数回の治療で完治

糖尿病に白内障

75歳女性、若いころからの糖尿病。最近白内障が進み、手術をしなければいけない。

血糖値が高く不安定なため、手術が難しいと言われた。なんとかならないかという。

針灸治療で全体を整え、目の回りに鍼をし、側頭部に軽い刺絡をする。

治療後、全体に軽くなり、目もはっきりしたと言う。数回の治療後、血糖値も安定した。

無事に手術も終わり、目も明るくなる。針灸治療をしていると、全体に調子が良い。

血糖値も安定するからと、月に二三回継続治療をする。

この人に限らないが、一番大事な食事の制限がなかなか守れない。

妊娠中の足のむくみ

35歳、女性、来月出産と言う人。このところ立ち仕事が多かったせいか、足がぱんぱんにむくむ。

そばから、ついてきたお姑さんがそうでなくても太い足が、こんなにみっともなくなってと言う。

脈を診て。風邪っけですねと言う。脈を診ただけでどうしてわかるんです?

うつ伏せになれないので、仰向けのまま全体を整える治療をして、座ってもらう、

手の指を診ると、左の薬指だけが欝血しているので、それを取る治療をする。

治療後足が軽くなったと言う。指に鍼をしたのにどうして、足が軽くなるんでしょうね?

商売柄立ち仕事が多いので、また出るかもしれないがあと一月の辛抱。

こじらせた風邪

27歳、女性、風邪を引いて病院に通っているが一向に良くならない。

熱も8から9度だいから下がらずでこの一週間くらい食欲もまったくない

実家は漢方もやっている薬局だという。

さわると体がぽっぽとしている。

全体を整える治療をして、背中に軽い鍼をしていると汗がぽとぽとたれる様に出てきた。

汗を良くふき取ってやって治療が終わるころには、熱も下がりお腹がすいてきた。

もう2,3回治療をしておいたほうが良いが、来れなければあとはお父さんに言って

仕上げに漢方薬をお飲みなさいという。

ひどいいぼ痔

65歳女性、いぼ痔が出て、ひどく痛い。

一月近く肛門科に通っているが、らくにならない。

前に痔が悪くなったとき、良くなったのを思い出してきたという。

診るとビーだまのようないぼ痔が二つも出ている。

これじゃ痛かったでしょうというと、

痛くて座りもできないので 電車に中でもずっと立ってきたという。

全体を整える治療をした後、直接患部を刺絡することにする。

良く消毒をして、刺すとどろりとした黒血がかなり出る。

見る間にいぼ痔が小さくなる。

すっかり楽になったといって喜ぶ。

2日後に治療に来たときはほとんど痕跡程度になっていた。

これで懲りたので、月に1,2回定期的に治療をするという。

ヘルペスのあとの色素沈着によるひどいしみ

80歳女性、顔に出たヘルペスのあとがひどいしみになった。

私も歳だからいつ死んでも良いが、こんな顔で行ったのでは

先に行って待っているおじいさんに嫌われそうだからと言う。

診見ると、顔中に10円玉くらいのシミが何ヵ所もできている。

ヘルペスのあとが色素沈着を起こしたものと思われる。

痩せているが背中も腰もしゃんとして、かくしゃくとしている。

某大学教授だと言う息子さんが何か言おうとすると、

一喝するほど元気がいい。

シミは時間がかかりますよと言いながら治療する。

驚いたことに8回目くらいから、著明に色が薄くなり始め、

十数回の治療ですっかりキレイになった。

元来が元気なのと発病後あまり日数が経っていなかったのも幸いだった。

発病後10年以上経った顔面神経麻痺

58歳女性、顔面神経麻痺になって10数年になる

最近になって口のゆがみが馬鹿に気になる。なんとかなりませんかという。

あまりにも時間が経ちすぎているので、難しいかもしれませんがといいながら治療する。

鍼灸治療で全体を整えたあと、顔面の欝滞のひどいところを刺絡する。

治療後顔が軽くなったようだと言う。

この人は数ヶ月の治療でほとんど正常になった。

胃癌の末期かと思った原爆症の人

80歳女性、文字通り骨と皮だけのように痩せた女性。長崎で被爆したと言う。

食欲まったくなく、なにも食べられない。血管の中に蕁麻疹が出るという。

お腹を触ってみると、まるで胃癌の末期の人のようである。

ご主人がついてきていたので、多少は楽になりますが、その程度ですよと言う。

それでも良いからというので、治療する。

食欲もないことだから、当面少量の蕎麦掻だけにしてもらう。

驚いたことに、治療にしたがってメキメキ良くなった。

なにも食べられなかったのが、三度の食事が待ち遠しいという。

数ヶ月後、久しぶりに原爆病院に行ったところ、

先生が顔を見るなり、あんた生きていたねーとびっくりしたと言う。

この方は大変幸せな人で、それから10年ほど元気だった。

後半年は持たないといわれた胃癌の婦人。

75歳女性。病院で、もって 後半年といわれたという。

本人がどうしても手術はしたくないというので、針灸で何とかしてくれという。

脈もほとんど触れないようなかすかな脈。

ただ脈に生気は感じられるので、なんとかなるかなと思う。

お腹は、胃がカチカチになって、上から胃の形をはっきりなぞれる。

とにかく軽い治療からはじめる。

はじめのうちは寝たきりで、食事をすると胃袋全体がカチカチになって痛むといった。

特に雨のしょぼしょぼ降るような日は、具合が悪く、

脈などもほとんど触れないようなこともあった。

しばらく治療をしているうちに、だんだん元気になり、

なんでも食べられるようになって来た。

食後の痛みもなくなり、軽い家事も出きるようになった。

だんだん元気になり、近所への買い物にも行くようになり、皆驚いていた。

都合3年半ほど治療したが、その間はとても元気だった。

その後私が遠くへ引っ越したりして

治療が途切れたが80歳ぐらいまで元気だったという。

寝違いと蕁麻疹

27歳女性。一月くらい前から微熱がつづいていた。

10日前に突然全身に蕁麻疹が出て、病院にいって薬をもらった。

熱は少し下がったが、原因がわからないので、検査中という。

昨日から突然左の肩から首が痛くて動かせなくなった。

冷房の掛かり過ぎかもしれないと言う。

見ると全身に細かい発疹が出ている。

首から肩は特にひどく、赤い粉でも振り掛けたように見える。

軽いはりをすると、汗がどんどん出てくる。

これで蕁麻疹も軽くなりますよというが信じない。

左の肩は筋肉がコチコチになって石のようになっている。

圧痛点に金の皮内鍼を入れる。

手指を検するとあちこちに欝血が見られるので、これを取る。

治療が終わると、首も肩もかなり動くようになった。

ずいぶん楽になったと喜ぶ。

蕁麻疹の赤みもずいぶん減ったと驚く。

翌日来所して

昨日は痛みもカユミもずいぶん減ってよくねむれたという。

蕁麻疹は首とかたのへんに少し残っているだけとなった。

肩もずいぶん楽になった。

前日同様の治療。

めまいと頭痛も治してくれと言う。

百会穴にお灸をすると気持ちがよいと言う

唖門穴に治熱灸。

念のために耳のめまいのツボにもリング鍼。

首のすわらない赤ちゃん

お母さんが甲状腺の手術後、体調が悪くて

治療にきていた人。

いつも3,4才の男の子の手をひいて、

小さな、首のすわってない赤ちゃんを背負って来ていた。

その赤ちゃんが風邪を引いてちっとも治らないという。

鍼をすると治りますよと言う。

数回の治療で風邪が治ると同時に首もすわった。

聞いて驚いたのだが、この赤ちゃんはお誕生まじかで、

この家では生まれても 生まれても 育たないので

この子もどうせ育たないのだろうと思っていたと言う。

結局育ったのは、この二人だけだった。

このときの赤ちゃんが結婚して、先日2人目の子供を産んだ。

元気な女のこだそうです。

三日にあげず医者通いをする子

お母さんが癌ノイローゼで治療にきていた人。

そこの小学3年生の子が弱くて、3日にあげず医者通いをしているという。

風邪を引いて、ずいぶんになるが治らないという。

鍼灸治療でどうでしょうねという相談。

うまくいけばすっかり元気になりますよという。

数回の治療で風邪がよくなったら、すっかり元気になって、

病院に行かなくなったので、かかりつけの先生が変な顔をしているという。

風邪の治療が体の大掃除になったものと思われる。

その子が今度結婚すると言う。

ずいぶんてこずったおねしょ。

小学校3年生の男の子。

毎日ほとんど かかさず おねしょをする。

普通大きくなってもおねしょの治らないのは頭の良い子に多いものだ。

この子は治療をし様とすると、とにかく恐れる。

なにもやらせない。

母親もあきれて、この子は痛そうと思うだけで

怖がって 駄目なんですからね!と言う。

昼間もいつもパンツが濡れている。

不思議な事にかるい小児鍼をすると、その場でぐっすりと眠ってしまう。

それで一計を案じて、まず小児針をして、眠らせておいて、

腰に温灸をすることにした。

それからはだんだんに良くなって、1年近くかかったがすっかり良くなった。

リンパ腺のひどい腫れで手術寸前だった赤ちゃん

生後2ヶ月の赤ちゃん、リンパ腺がひどく腫れて、

外科の病院で手術することになっているが

病室が空かなかったので、明日手術する予定だと言う。

知人から聞いて来たのだが、針灸でなんとかなりますかと言う。

1日では無理だと思いますよ。 といいながら治療する。

ところが 翌日病院に連れていったら、腫れが半分くらいになっていて

これなら切らなくていいといわれた と、また連れてくる。

それから一週間毎日治療する。

腫れもひき、 すっかりよくなった。

やっぱり赤ちゃんは神様に守られている。

口中の口内炎の赤ちゃん

生後1ヶ月、口中に口内炎ができている。

病院でも先生がこんなのは?と首を傾げていたと言う。

針灸で治りますか?と言われても、こんなにひどいのは初めての経験で??????

幸い食欲はあって、こんなにひどい状態なのにミルクはよく飲む。

それならなんとかなるでしょうとやってみる。

全体に小児鍼。

治療後はぐっすり眠る。

数回の治療ですっかりよくなる。

ほっとする。

ミルクを飲まない赤ちゃん

生後40日で心臓の手術。その後 乳を飲まなくなった。

現在4ヶ月。

1回に40から50ccしか飲まない。後は管で鼻から胃に入れている。

細くて華奢でフット吹けば消えてしまいそうな赤ちゃん。

鍼をするとぐっしょり驚くほど汗が出る。

2回治療後、便の色が黄色くなった。(普段は緑便)

難症なのでいろいろと資料を調べた。

6日め、初めて120cc飲んだ。

17日め、手術した医師が元気に成っているので驚いたそうである。

30日め、体もしっかりして見違える様にずいぶん元気になった。

急性糖尿病と言われたひと

75歳女性、普段はとても明るく元気なひと

ある日、突然電話で 私だめかもしれないという

どうしましたと聞くと、

風邪をひいた後、フラフラになって、気分が落ち込み

死ぬような気がしてしょうがないと言う。

掛かり付けの内科の先生には 急性の糖尿病だと言われたという。

それは心配しなくても風邪から来たものだから

針灸治療をすれば大丈夫ですよと言う。、

数日の治療ですっかり元気になる。

何度も休まないと歩けない人

60歳、女性。

4,50メートルの距離なのに4度も5度も休まないと歩けないという。

見るとひざの裏側からふくらはぎにかけて真っ黒な細絡が累々とかたまっている。

全体を整えたあと、細絡のひどく欝血したところを三稜鍼で刺絡をほどこす。

真っ黒な悪血が吹き出す。

ご本人の話では、40年ほど前にお産後 無理をしたのがたたったのだという。

治療後ずいぶん楽になったと言う。

一日おきに治療する。

五回目の治療のあと、車で迎えにきていたご主人とはぐれたとかで、

ご主人を探しながら帰っていたら

思わず5キロほどの道を歩いて帰ってしまったと言う。

しかもあとも何ともないという。

もともと丈夫なたちの人とはいえ、こちらがびっくり。

歩くと足がカチカチになって歩けなくなる人

58歳、女性。

この人も歩いていると足がカチカチになって 痛くなり 歩けなくなると言う。

見ると 足全体がどす黒く見える。

ひざの裏側あたりと 外くるぶしあたりに著明な細絡が見える。

全体を整えたあと、刺絡をほどこす。

特に外くるぶしの下あたりは黒血が噴出する。

聞くとずいぶんと忙しいご商売で、朝から晩までほとんど立ちずくめで、

お産後もあまり養生できなかったと言う。

毎月数回の治療で半年も経つころには足のどす黒さが消えて、

すっかりきれいになった。

もちろん 歩いても足も痛まなくなった

本人は死ぬかもしれないと思ったというひどい下痢

58歳、男性。知人から電話で 下痢がとまらないという。

近所の内科の先生にかかっているが、一向に良くならない。

とてもそこまで治療に行けそうにないという。

遠方なので、とりあえず近所の漢方薬局で漢方薬を買って 飲んでもらう事にする。

電話では様子がよく解らないので、一日分だけ買って

飲んだ様子を知らせてもらう事にする。

ところが近所の薬屋さんでは一日分なんて売れないと 断られたと言う。

2,3軒回ってみたがどこも断られたと言う。

おろおろして、ひょっとしたらこのまま死ぬかもしれないという。

放っても置けないので 夜になって行ってみる。

全体を整えたあと、お臍の横がひどく張っているのでお灸をした。

お臍の上に塩を盛って その上から温灸をする。

治療後 お腹が温まってとても気持ちがよいと言う。

遅くなったのでそのまま泊めてもらって

翌朝もう一度治療をする。

お腹の調子を聞くと 朝早く一回軽い下痢があっただけで落ち着いていると言う。

後は毎日自分で塩の温灸をやってもらう事にする。

翌日電話があってすっかり落ち着いたと言う。

落ち着いてもしばらく温灸を続ける様にいう。

突然のひどい腹痛と吐き気、腰痛

19歳男性、久しぶりの来所。

子供のころはスポーツ少年だったのに、数年見ないうちにすっかり大きくなって、

痩せて顔色悪く、まるで映画で見るフランケンシュタインの様である。

昨日から突然ひどい上腹部痛になった。

吐き気がしてなにも食べられない。

無理に食べると戻してしまう。

腰も痛くて、ここまで車に乗ってくるのが大変だったと言う。

診ると腹筋がひどく緊張している。

脈は風邪の脈である。

全体を整えた後、腰に皮内鍼、左の小腸系の井穴刺絡、これですっかり楽になる。

心配して付いてきた母親がどんな具合でしょうというので、

風邪ですよ と言うと、本人はきょとんとしている。

母親は ほれ御覧なさいという。

聞くと 今年は暑かったので冷たいものをどんどん摂ったうえ、

夜寝るときも扇風機を付けっぱなしにしていたと言う。

クーラーや扇風機の怖さを話す。

身動きできなくなった腰痛

45歳男性、仕事柄かなり重いものを毎日抱える。

長年の無理で慢性の腰痛となっている。

いろいろと治療をして、やっとよくなり、よかったですね−と言う。

数日後 突然 身動きできなくなったので来てくれという電話。

あんなによくなっていたのに?と思いながら夜になって行ってみる。

なにかしたでしょうと言うとなにもしないという。

昨夜は気持ちがよかったので、

扇風機にあたりながらいっぱい飲んでそのまま眠ってしまった

朝になったら痛くて身動きできなくなっていたと言う。

痛みの方は治療ですぐによくなったが、改めて風の怖さを思い知らされた。

これがクーラーだともっと悪くなていたと思われる。

昔治療した人で、同様に一晩扇風機の風にあたり、

目が醒めたら顔面神経麻痺になっていた人を思い出した。2000.9.13

首を動かせない寝違い

17歳、男。今朝起きたら首が痛くて動かせない。

首を左に傾けたまま入って来た。

腰も痛いという。

診ると腹筋がひどく張っている。

くすぐったがってさわらせない。

全体を整えたあと、だいぶ楽になったが今一つだという。

左手の肘の内側にひどい圧痛を見つけた。

そこにごく浅く皮内鍼をほどこす。

その途端に 左に傾けたままだった首がまっすぐになる。

本人もびっくりしたがこちらもびっくり。

これで少し重さは残るが自由に動かせるようになる。

翌日今度は母親が腰が痛いので治療してくれといってきた。

昨日の息子さんの様子を聞くと今朝は元気に学校に行ったという。


痛くて目が醒めるようなひどい頭痛と吐き気

65歳、女性。月に一度くらい健康維持のために治療に来る人

数日前からひどい頭痛と吐き気が始まって、近所の医院で見てもらったが

これという異常はないとのことで、鎮痛剤を貰った。

まったく効かず、頭じゅうが痛くて夜中に目が醒める。

遠いので考えたが、鍼の方が早いかと思って来たという。

診ると軽い風邪がこもっている様である。

全体を整えたあと、頭の百会、上星のつぼに灸をすえる。

熱くなく気持ちが良いという。

後頭部を見ると軽い欝血があるので、軽く刺絡、

唖門穴を押してみると気持ちよいという。

灸をすえるとひどく熱いというので、知熱灸にすると

とても気持ちよいという。

頚椎が少しずれているので、軽い矯正。

これですっかり楽になる。

遠くても来た甲斐があったと喜んで帰る。

下痢を止めたあとの便秘と頭痛、全身違和

35歳、女性。かなり神経質な人。

時々すごく ひどくなると治療に来る人。

今回は20日ほど前にひどい水瀉便が数日続いた。

治療に来たかったのだが、

ちょうど私が留守にしていたときだったので

近所の医院にかかり下痢止めを貰った。

下痢はうまく止まったが、その後が

体中がおかしくなった。

一番辛いのはお腹が張って、便がうまく出ない。

ちょうど肛門に栓をしているような感じがする。という

特に下腹はパンパンに張って、

力を入れると、破裂するのではないかという感じがする。

婦人科の方もおかしい。胸も重く苦しい。

頭痛、肩こり、冷え、腰痛、鼻ズマリ、などなど病気の問屋みたいである。

全体を整えた後、足の湧泉、臍に温灸。

足の三陰交、地機、左の大横に灸。壇中に知熱灸

左の章門、帯脈、志室に皮内鍼。

仙部、腰部、背部に灸。

頭の上星、百会は灸をすえると熱くなく気持ちが良いというので

多壮すえる。

唖門穴に知熱灸。

治療後急におならが出る。

お腹が楽になって、頭も軽くなる。

こんなになる前にいらっしゃいというが

多分またひどくならないと来ない?

疣いろいろ

疣もいろいろあります。

60歳男性、ほかの事で治療に来たついでに、いつからか こんな物があるんですよ。

診ると顔の右側のちょうど眼鏡のつるの当たる辺に、一センチくらいの疣がある。

薄く色がついて、1,2ミリ盛りあがっている。

顔の事で 気にはなっていたのだが、痒くも痛くもないので つい そのままになってと言う。

お灸しましょうかと言うと、顔にお灸ですかと? と言う。

そう言えば 中国の本に 疣の治療の事が書いてあったなーと思って、

三稜鍼を刺してみる。

あれ?ほとんど痛くないですね。と患者さん。

黒い血が少し出る。

1週間ほどして、再来したときに、疣はほとんど痕ぐらいになっていた。

少しだけ残っているので、もう一度同じ治療をする。

20年ほど前、うちの家内の顔一面に小さな疣ができた事がある。

最初は そばかす かと思ったほどであった。

良く診るとほんの少し盛りあがって、薄く色がついている。

顔一面であるし、どうし様かと考えて、煎じ薬を飲ませる事にした。

いろいろ考えて、桃核承気湯という ふるちの薬に はと麦を沢山加えて、飲ませた。

これが大変よく効いて、半月程ですっかり綺麗になった。

ところが それからしばらくして、今度は子供にそっくりのができた。

家内のことがあるので、こんなのはと 同じ薬を飲ませたが、今度はまったく効かない。

よくよく考えて、今度は麻杏ヨク甘湯というのを飲ませた。

ところが驚いたことに2,3日飲むと、顔じゅうの疣が真っ赤になり、斑点のようになった。

内心驚いたが、薬の反応だろうと思って、同じ薬を飲ませた。

数日ですっかりきれいになって、またびっくり。

8歳 男の子。母親の治療について来た。

診ると、顔に大きな 大人の指先ほどもある疣がある。

近く手術してもらおうと思っているが、痕が残るのではないかと心配している、と言う。

糸で縛ると取れることがあるので、やってみませんかというと、

お願いしますと言うので、ふとめの絹糸で縛ることにした。

痛くなったときに すぐ取れる様にと思って、うえは蝶結びにした。

幸い炎症も起こさず、だんだんに枯れて、何度か締めなおしたが、

痕も残さず すっかり綺麗になった。

小さな疣は、その上にお灸をしてもよく取れるし、

はと麦を沢山飲んでも取れる人もいる。

民間療法では、なすびの蔕の切り口でこする物や、蜘蛛の糸を巻くというものなど

いろいろあるが、どれもある程度効果があると言う。

耳鳴り

耳鳴りもいろいろあります。

一般的に言うと、なんでもそうですが、若い人のは治りやすく、年配の人のは治りにくいものです。

トンネルに入ったときのように、耳が塞がったようなのや、

キーンと言う音がするもの、ジーと言う音がする者などいろいろです。

一日中鳴っているもの、周りが静かになると感じる者、

堪えがたいほど大きな音でなるもの、さほどでもない者、

高血圧や、ほかの病気が隠れている場合もあります。

もちろん元になる病気を治すことが大事です。

精神的ストレスから来るものもあります。

慢性の者は 漢方薬を併用したほうが良い場合が多いようです。

こんな患者さんがありました。

51歳、女性。

一ヶ月くらい前から、左の耳が塞がったようで重苦しく、時に耳鳴りがする

耳鼻科に行ってみたが、はっきりとはわからず、

ビタミン剤のような物をくれて、

これでよくならなければ、鼻から風を通しましょうと言われたと言う。

はり灸治療で、全体を整えた後、耳の後ろ側に1ミリほどの細絡を見つける。

中国の本には、刺絡の好適部位として出ているが、

普段はあまり反応は出ていないところである。

三稜鍼を当てたとたん、一瞬スーと煙が上がったように見えた。

刺絡をすると、思ったよりたくさん黒血がでた。

とたんに、あ!耳が軽くなった。と言う

帰りには耳の重苦しさもすっかり取れて、喜んで帰った。

こんな患者さんばかりだと、たちまち名医なのだが・・・


38歳、女性。松島共栄堂さんの患者さん。風邪のあと耳が塞がったようで、

気持ちが悪い。ときに耳鳴りもする。

鍼灸をしたが今ひとつ楽にならない。

こんなとき、漢方では、こじらせた風邪に使う薬を使うのですよという。

数日後、その薬を飲んでみたが、あまり変わらないと言う。

よくよく聞いてみると、このところ心配事が重なって、なかなか解決しない。

それが原因かもと言う。

前に友人の奥さんで、かなり神経質な人が同じような症状だったのを思い出して、

女性の更年期症状に良く使う漢方薬に

加藤清正が朝鮮の役のときに 戦が長引いて 精神不安になった家来に使ったと言う

漢方薬を一緒にしたらどうでしょうねと言う。

その後電話があって、2日飲んだら、うそのように取れたと言う。

同じように見えても、原因や体質がいろいろで難しい。

手のひらの痛み

26歳 女性 仕事が忙しくて、ひどく疲れると、左の手のひらが痛くなるという。

このところ会社が忙しく、土日も出勤で、殆ど毎日夜中の12時、1時の帰宅という日が続いている。

そのせいか、このところ左の手のひらの真ん中が痛い。

なにをやっても痛みが取れない。

はり灸治療で全体を整えたあと、背中の5番目あたり、心兪というつぼのあたりがひどく張っているので、

ここにリング鍼のごく小さいのをを貼る。

手の指を調べると、左の小指、環指の外側に軽い欝滞がある。

各々の指を軽く刺絡。

それでかなり楽になる。

ここは心臓とも関係するところだから、注意するように言う。

続けて治療するように進めたが、「仕事が忙しくて・・・」という。

その後10数日して、今度は風邪を引いたが、忙しくて休むわけに行かないので、

すぐに治して下さいと言う。

手のひらの痛みのことを聞いたら、「そう言えばあれきり忘れていました」という。


正座の出来ないお茶の先生

65歳 女性 お茶とお花とお謡いを教えているという女性。

この数ヶ月、左の膝が痛くて正座が出来ない。どれも坐ってやる仕事なので、大変困っていると言う。

整形の医者にはかかっているが、はかばかしくない。

知人の娘さんがお宅でよくなったと言うので、やってきたと言う。

全体を整えたあと、膝の内側のひどい圧痛のあるところに、特殊な発疱作用のある薬を5ミリの大きさに貼る。

ちょっと坐ってご覧なさいと言うと、「そんなできるわけありませんよ」と笑っている。

「だいぶ楽になったはずだからやってご覧なさい」と言う。

しぶしぶ膝を曲げてみると、「あらこんなに曲がる。どうしたんでしょう」

忙しい人で、翌々日再び来所。 「不思議ですねー。1回でほらこんなに坐れるんですよ。」という。

膝の裏側の委陽あたりがもうちょっとつらいと言う。

全体を整えた後、そこの圧痛のひどいところにも、前回の薬を貼る。

「他にも悪いところがあるから、この際治療しておいたほうが良いですよ」という。

その後數回見えたが、膝はあれきりなんともないという。

「忙しくてねー」と。

人間はそんなものかもしれない。

ほんとはもっと治療しておいたほうが良いのだが・・・・


吃音(どもる)人

16歳 男性 野球少年、感じの良い高校1年生。

小学校のころから”どもる”と言う。

最近は野球部の監督からまでいやみを言われて、しょっちゅう、”もう学校を辞めたい”という。

吃音に付いては、いろいろな説があって、これと言った確定した治療法はないようです。

鍼灸で吃音を治したという話もあまり聞かないが、何とかやってみましょうと引き受けた。

最初は、鍼灸治療後ちょっとだるくなったと言っていたが、身体全体が軽くなって楽になるという。

諸事情で月に4〜5回しか治療できないので、漢方薬も併用してもらう。

一ヶ月も経ったころ、だいぶ滑らかに話せるのに氣がつく。

本人も話すのが楽になったと言う。

これで4ヶ月めくらいだが、だいぶ引っかからないでしゃべるようになった。

学校でもしゃべるのが楽しいと言う。

最近は”学校を辞めたい”といわなくなったと、母親も喜ぶ。

学校の先生からも、”最近明るくなった”と言われたと言う。

まだちょっと話しずらそうだが、以前に比べるとずいぶん活発にしゃべれるようになった。

まだしばらくかかりそうだが、このぶんでいけば、日常不便をしないでも良くなりそう。

しりもちをついた後尾底骨がひどくいたむ人

半月ほど前に、滑って、思い切りしりもちをついた後、尾底骨がひどく痛いという。

骨粗しょう症も有ると言うので、レントゲン検査を薦めたが、

病院に行ってお尻を見せるのはいやだと言う。

”場所が場所だからお宅で何とかしてください”と言う。

10年程前に膀胱癌で入院手術して、袋を下げている。

その時の病院の対応が、よほど印象が悪かったらしい。

全体を整えた後、足の委中のつぼと、臀部の裏環跳のつぼにひどい圧痛があるので、

金の皮内針を入れる。

ずいぶん楽になったという。

翌日来所して、”先生は名医だねー”という。

”あれっきりすっかり痛みが消えたよ。”

こんな患者さんばかりだと、たちまち名医なのだが・・・・

クインケの浮腫?

89歳、女性、私の母。

昨夜までなんともなかったのに、朝起きてみたら上下とも唇がはれ上がって、

まるでチンパンジーみたいな顔になっていた。

これが話に聞くクインケの浮腫なのかと、まず鍼をして全身を整え、

ゴレイサン料を煎じて飲ませる。

そのうち舌先がぴりぴりして物が食べられないというので、

オウレンゲドクトウのエキス剤を飲ませる。

夕方になったら、両頬も腫れてきて、まるでオランウータンのような顔になる。

人間の顔もここまで変形するかと思うほどの変わりよう。

咽も痛いというので、

ショウサイコトウとゴレイサンを一緒にして、桔梗を加えたものを煎じて飲ませる。

翌日には唇の腫れがだいぶ引いて、絵に描いた福助さんのようになる。

薬は前日どおりショウサイコトウ、ゴレイサンに桔梗を加えたものにする。

3日目には両頬の腫れもほとんど引いて、普通の顔に戻った。

念のためにもう数日この薬を飲ませることにする。

緑内障

65歳、女性、肩が凝った、腰が痛いなどいろんな不調を訴えて

月に1,2度見える方。

眼科で軽い緑内障だと言われた。

昔は緑内障と言うのは、目がひどく痛んでと言うような方が多かったが、

最近はどういう訳か無症候性のものが増えている。

人間は両目で補いながら見ているので、

片目の視野が欠けていても本人が気がつかない例が多いという。

いつものとおりに全体を整えて、目の周りの極細い細絡を軽くはねてやる。

数回の治療後、眼科に行ったら、

”おかしいな、眼圧が下がってる。

良くなるはずはないんだけどな”

と言われたと言う。

ひどいアトピーの子供

このところ続けて1歳になるかならないかと言うひどいアトピーの子供が来た。

真っ赤な顔をして、皮膚科に通ってこれでも良くなったほうなんですと言う。

2人とも元気はよく、

全身ひどいわりには膝の裏や肘の内側にはそれほど出ていない。

いつものようになでるような小児針の後、

手の指を見ると、みんなひどく張っている。

子供の場合はほとんどこういうことはしないのだが、

極く軽く指端指絡をやってみる。

見ている間に顔の赤みが減ってくる。

極くひどいところだけ中黄膏という外用薬を塗ってもらう。

数回の治療で見違えるように良くなった。

網膜はく離?

50歳、女性、月に1,2度健康維持のために治療に来ていた人。

眼科で網膜はく離の疑いがあるので、手術することになるだろうと言われた。

全身を整えたあと、側頭部にひどい欝帯があるので、軽く刺絡をやる。

少量ではあるが、真っ黒な血液を見る。

後頭部から背部にかけて、ひどく風がこもっていて、

鍼をするといくらでも汗が出てくる。

テイシンを使って十分に汗を取ってやる。

週に1,2回の治療を数ヶ月やったら、

”おかしいな、良くなるはずはないんだけどな”と、

言われたと言う。

胃腸の調子がよくなったら妊娠した人。

5歳くらいの女の子をつれて、赤ちゃんを抱いた婦人。

今度はこの子のおねしょが治らなくてと言う。

この子がおかげで出来た子ですと赤ちゃんを指す。

そういえば、女の子は出来たんですがもう一人欲しいのでと来ていた人。

確か、おなかの調子がひどくよくないので、

まずお腹から直しましょうと言って、

全身を整えるはり灸をしたあと、お腹を整える漢方薬を飲んでもらった覚えがある。

数回治療をしたが、それきり見えないので、こちらもすっかり忘れていた。

”あのあと、お腹の調子がよくなったらすぐに妊娠して、

今度は男の子だったんですよ。”

ヒョウソ

ヒョウソ言うのは、諸説がありますが一般的には爪の下の急性の化膿性の炎症で、

局所の激痛と腫れ、熱感、圧痛を伴い、病院では爪の一部を切除するか、

爪を全部除去するようです。

除去した場合には完全に爪が再生するのに3ヶ月ほどかかるといわれます

56才男性、お寿司屋さん、

魚の下ごしらえをしているときにうっかりと魚の骨を爪の間に刺してしまって、

それがヒョウソになって、病院に行ったら爪をはがすしかないといわれ、

爪をはがすと3ヶ月は仕事が出来ないといわれたそうです。

そんなに仕事を休んでいるわけには行かないので、何とかならないかという相談。

腫れあがっていかにも痛そうです。

ヒョウソのお灸というのがあるのですが、それだけでは心もとないので、

爪の根元を刺絡。

真っ黒な血が吹き出ました。

あいにくと私が佐賀へ行って、一週間ほど留守にする日だったので、

留守のあいだ漢方薬を飲んでもらうことにしました。

一週間して帰ってきたら、ほとんど良くなっていてビックリ。

”鍼をしてもらったら、ずいぶん楽になって、仕事も休まずにすんだよ。

俺はもうヒョウソなんか怖くないよ”

指を切り落とさずにすんだ人

だいぶ前のことです。

53歳、男性。鋳物関係の仕事をしている人。

二人で重いものをもってたら、相手の人が手を滑らしたので、

手がその重い物の下敷きになってしまった。

手から指が全部紫色に腫れあがって、大げさに言えばグローブのようになっている。

病院に行ったら指を切り落とすしかないといわれた。

指を切り落としたのでは仕事ができないので何とかならないかという。

私自身も3歳くらいの頃、手の傷から入った細菌感染で

手から腕がゴムまりのように腫れあがり、

病院で肘から切り落とすしかないといわれたのを、

ご近所の方に教えてもらった民間療法ですっかり良くなり、

手を切り落とさずにすんだ経験があります。

診て見たが、どこをどうするということも出来ないので、

ちょうど勉強していた耳の針を併用してやってみようと思いました。

耳の針は、痩せる針というので有名ですが、

フランスのノジエという人が、あちらの民間療法を研究して、

耳に全身を治療するツボがあることを発表した治療法です。

その後中国でも研究して中国風耳の針治療法を発表しました。

耳の針は、思いがけない効果はあるのですが、刺すときに痛いのが欠点です。

良くなるのなら少々痛くてもよいと言います。

様子を見て、やむをえないときは病院へ行ってもらうと言うことで、

中国ご推奨の大きな針を使って、漢方薬も併用して治療しました。

数回治療すると、良いようだと言います。

数ヶ月かかりましたが、結局指を一本も切り落とすことなく完治しました。

心配事があると眼底出血する人

58歳、女性。

心配事があると胃が痛くなる人や、円形脱毛になる人は多いですが、

この人は心配事があると、眼底出血して目が見えなくなるんだそうです。

今回もちょっと心配事があって眼底出血。

右目が見えない。

いつもだと眼科に2,3ヶ月通うと見えるようになるのに、

今回は半年近くなるのに見えるようにならない。

多少痛くても熱くても我慢するから一日も早く見えるようにして欲しいという。

今回も耳の鍼を併用することにして、

体質改善の漢方薬も併用してもらうことにする。

十日ほどの治療で右下のほうから少し見えるようになり、

数ヶ月の治療ですっかり見えるようになった。

眠れないほどの頭痛。

58歳、男性。先日から急にひどい頭痛が起こり、夜も寝られない。

びっくりして病院へ行ったら、血圧が200以上あった。

血圧は病院の薬で何とか下がったが、頭痛は取れず、眠れない。

”このままでは脳溢血でも起こすのではないかと不安でたまらない。”

半年ほど前に自分で会社を立ち上げて、やっと目鼻がついてきたところだと言う。

鍼で全身を整えたあと、指を見て見ると、右の親指人差し指がひどく鬱滞している。

三稜鍼で軽く刺絡を施す。

墨汁が出てきたかと思うような,黒血がたくさん出て、

”あー楽になった”と言う。

数回治療後、よく眠れるようになったが、忙しくて毎日は来れないというので、

漢方の煎じ薬を併用してもらうことにする。

2ヶ月ほどで、頭痛はすっかり忘れたようになったという。

欝病と鍼灸漢方治療。

最近うつ病の人が増えてるといいます。

長引いた不景気と、リストラ、合理化などストレスが多い昨今です。

女性では出産後に起こる人もいます。

更年期障害や自律神経失調などと厳密に区別できない場合もあります。

病院では抗うつ剤が出るようですが、それの副作用もあるようです。

家庭の事情や、本人の治療拒否などもあって治療を途中で挫折する人います。

比較的上手くいった例をあげて見ます。

28歳、女性、産後おかしくなり、

自分の産んだ赤ちゃんを背負って、

踏切から飛び込もうとしてる自分の幻覚に悩んでいました。

いつ実行するか分からないので、家族が24時間見張ってるとの事。

いろいろやってみたがそれほど効果が上がらず、

ふと気がついてふるちを下す薬を飲んでもらったら、

これが劇的に効いて、すっかり良くなりました。

25歳男性、

美男子でどこへ行っても女性に騒がれるのでそれが悩みだと言っていた人

あるとき会社の同僚に新興宗教を勧められ、断りきれなくなって入っては見たものの

やっぱり合わないからとやめたんだそうです。

そうしたらその同僚達にいじめられすっかり落ち込んで、

ついには家からでられなくなり、

その反動でむちゃくちゃに食べるのですっかり太ってしまって、

昔の良い男はどこへいったのと言うようにぶくぶくになってしまった。

この人は幻聴(耳元で、お前みたいなものは死んでしまえとささやくのだそうです)

が聞こえるようになり、

鍼灸治療をすると幻聴の声がずいぶん小さくなると言ってしばらく治療して、

社会復帰して、働けるようになっていたのですが

家庭に不幸があり、遠いこともあって治療を中断。

26歳女性、いろんなことがあったそうですが、

お母さんが癌で亡くなったのが一番の原因だろうと思います。

食事をする気も、ご主人の食事を作る気にもなれず、

掃除も洗濯をする気にもなれず、ただぼんやりしてると言う人。

生理の頃になると余計におかしくなると言う。

かるい鍼灸に耳の鍼も加えて数回治療後、家に帰ったらすごく眠くて、

眠ってるうちに布団がぐしょぐしょになるくらいもらしたそうです。

そうしたら急に元気が出てきて、食欲も出てすっかり元気になりました。 漢方ではメンゲンと言って思いがけないことが起こって、

それで好転することがありますので、それだったのかもしれません。

身動きできない腰痛。

68歳女性、年齢よりずっと若く見える。

だいぶ前に膝の関節リウマチで人工関節に取替え手術をした後、

しばらく治療に見えてた人。

今回はひどい腰痛で身動きができなくなり、思い出したので来て診てくれとの電話。

長い間のステロイドの服用で骨粗しょう症も進んでるだろうから、

腰椎がつぶれたのではないかと心配しながら往診。

そうでもなさそうなので一安心。

座るのも立つのも大変な激痛。

やっと何とか少し楽になってほっとする。

翌日も来てくれとの事で、2回目、

部屋がちょっと暗めなので、

昨日は気がつかなかった糸のような細絡と言われる毛細血管をたくさん見つける。

心配しながらごく軽く刺してみると、思ったより大量の黒血がでる。

これでずいぶん軽くなって動けるようになる。

それから半月ほどして、自分の不注意でまた腰を傷めたと歩いて来所。

数回の治療でずいぶん元気になった。

思わず叫び声が出る背中の痛み

毎朝1時間くらい思わず叫び声が出るほどの痛みが背中から肩に走る。

不思議なことに1時間くらいすると、その痛みがす〜っと消える。

息子さんがお医者さんだそうで、いろんな検査をしたが何も異常はない。

人がよいと言うことは何でもやってみたがまるで効果がない。

私もいろいろやってみたがあまり効果が出ない。

思い切って、”ちょっと傷になりますが良いですか”と聞くと、

”この痛みが取れるならどんなに傷がついてもかまいません”と言う返事。

そこで数箇所に特殊な発泡膏を5ミリの大きさにして貼付する。

これが大変よく効いてずいぶん楽になる。

数ヶ月してすっかり楽になったら”なるべく傷にならないようにしてください”

どうしてですかと聞いたら、”私だって女ですよ”

傷になると言っても数ヶ月もすると分からなくなるんですけどね。

その方が10年ぶりくらいで来所。

”このところまたあのいやな痛みが出てきたのでお宅を思い出したんですよ。”

前のときほどひどくはないし、ちょっと様子は違い

”このところまたあのいやな痛みが出てきたのでお宅を思い出したんですよ。”

診ると前のときほどひどくはないし、ちょっと様子は違いますが、

腰や他も悪いのであちこち治療をした後、前回の発泡膏を貼付。

前回同様貼付箇所から水がだいぶ出て数回の治療で楽になった。

ひどい歯痛

59歳女性。頭痛などでいつも見える方。

土曜の夜、電話で歯がうずいてひどく痛むので、

我慢しようかと思ったが明日は日曜だし何とかならないかとの電話。

診ると頬がひどく腫れあがり顔つきが変わってせっかくの美人が台無し。

普通の歯痛を止める鍼くらいでは追いつかないので、刺絡や耳の鍼まで総動員。

耳の鍼は刺鍼時に痛いのが欠点なのですがそんなことも言ってられません。

30分ほどですっかり痛みが楽になったと言う。

念のために腫れを取る漢方薬も飲んでもらう。

数日後見えたので様子を聞くと、

歯はすっかり落ち着いたが念のためかかりつけの歯科医で診て貰ったら、

親知らずの奥のほうで炎症を起こしているので、

その場所はある程度の年齢になると硬くなり、

すぐそばを動脈が通ってるので無理に抜いて動脈を傷つけると、

大変なことになりかねないので大学病院を紹介するので行ってくれとのこと。

来週にでも行って、CTを撮ってみるとの事。

一月ほどして、他のことで来所されたので

歯のことを聞いたら、あれ以来収まってCTの結果も異常ないとの事で、

この際手術は見送るとの事。

高熱が下がらないインフルエンザ

10歳男児。時々見える方の息子さん。

数日前からインフルエンザで40度近くの高熱が下がらない。

病院へ連れて行ったら話題のタミフルを処方されたが、怖いから飲ませたくない。

おまけに明日から母親が出張なので(事情があって母子家庭、母親の両親と同居)

食欲もまるでないので何とかならないかと言う。

幸い元気そうなので、軽くはり灸の治療をしたら、

直後に”ずいぶん楽になった”と言う

念のために2日分漢方薬も飲んでもらう。

私の経験では、はり灸治療は、かなりの高熱でも良く効くものですが、

先日聞いた話、

その方の知人のお子さんが風邪で熱を出したので、近所の鍼灸院へ連れて行ったら、

”熱が下がったら来て下さい"といわれたとか。

”熱が下がったら行きゃしないよね”と、その人。

そんなことを言う鍼灸師もいるんですね。

もっとも高齢の方の肺炎は命にかかわることがありますから要注意です。

半月ほどして、今度は母親がひどく疲れたからと来所。

お子さんはあれっきり熱も下がり食欲も出て元気に学校へ行ってるとの事。

顔色が真っ白だった人

月末で、そろそろ空港へ行く支度をしようとしていたら、

ご近所の患者さんからお母さんが変だから見てほしいと言う電話。

時間が無いのですぐに来て貰いました。

69歳、女性、とにかくがんばる人です。

顔を見たら真っ白でまるで血の気がないのでびっくり。

なんでも仕事場で何度やっても簡単な計算ができなくなったら、

周りの人があんた様子が変だよと言って自宅に送ってくれたそうです。

躊躇してる時間が無いので、とにかく治療をすることに。

治療を始めたらだんだん顔色が戻ってきたので一安心。

そこへ娘さんが入ってきて、”お母さん顔色が戻ったね”

熱もあるようですが、一応落ち着いたので私はそのまま空港へ。

帰ってきて驚いたのは、その日のことを本人がまるで覚えてないのだそうです。

その翌日になって、”私は何でここに寝てるんだ”と聞くのだそうです。

仕事場でおかしくなったのは覚えていたらしいのですが、

家に送られたのも私のところで治療したのもまるで覚えてないのだそうです。

体調が回復したら、やっぱりがんばってるそうです。

最近の腰痛

腰痛の場合、通常、腰から足にかけて反応のよく出る場所があります。

ところが、このところ今までになかったような腰痛の人が見えることがあります。

今までの腰痛治療の方法では対処できないので、いろいろと工夫をします。

その1。

33歳、男性、某新聞の記者。

数年前から時々腰が痛かったのをだましだましやっていた。

最近ますますひどくなって、仕事にも差し支えるようになったので、

病院に行ってCT他精密検査をしてもらったら、

"この腰は椎間板がへたってしまってどうしようありません”という診断。

注射一本うってくれなかったとのこと。

知人に勧められたからと来所。

診ると、耐えられないほど痛いと言う腰にはあまり異常な反応点がない。

通常腰痛の際に反応が現れるところにはほとんど異常がみられない。

ただ、全体に風邪が絡んでる様子。

鍼をすると汗が吹き出てくる。

丁寧に汗をふき取って、腰や臀部に皮内鍼、背中全体に異常が見えるので点灸。

下腹部も力がないので点灸。

本人には特に自覚がないそうですが、消化器の機能に問題がありそう。

漢方の考え方では、筋肉は消化器の支配下にあるのです。

治療後、嘘のように痛みが取れたという。

仕事をしながら治療継続中。

その2。

48歳女性。

ご主人が10年ほど前に亡くなって、勤めをしながら家計を支えている。

認知症の始まったご主人のお義父さんと、

お義母さん、子供達と一緒に暮らしている。

話を聞くと、いろいろ大変そう。

家を出ようと思ったこともあるが、お義母さんが良い人だからついね、と。

最近腰痛がひどく、仕事にも差し支えるという。

腰を診ても、腰痛のときに現れる、ここという特徴は見えない。

ただ、ひどく冷え込んでいるようなので、温めてあげることにする。

特殊な方法でうんと温める。

数回の治療ですっかり良くなった。

その3。

65歳、女性。

年に何回か腰や足が痛くなると来る人。

いつもは通常の腰の治療で2〜3回でよくなる。

今回も1年ぶり。

今回はよほどつらかったとみえて、ご主人が送ってきた。

病院へ行ったが一向に楽にならないという。

いつもと違って腰痛のときに現れる反応が見られない。

腰もだがお尻全体が重だるくて動けない、という。

治療後、大臀筋にテーピングテープを施す。

急に”嘘のように軽くなった、これなら歩ける”という。

数回の治療でずいぶん良くなったといい、私は佐賀へ。

それで良くなったものと思っていたら、

私がいない間に発熱、咽の痛み、鼻の炎症など次々とでて大変だったとのこと。

最近、漢方関係の雑誌を見ていると、潜症という言葉をよく目にします。

クーラー、飲み物、食べ物など、本人も気がつかないうちに、

体の芯が冷え切っているのを言うようです。

そうなると、体は防戦一方になって病気に対抗する自然治癒力が働かなくなります。

この方も、上手く表現できませんが、

本人も気がつかないうちに体の芯が冷え切っていたのが、

治療をすることで体力が出てきて、熱を出す力が出てきたのかもしれません。

一見副作用のように見えますが、

病気に対する自然治癒力が働き出したものと思われます。

熱を出すことでばい菌も殺せるのです。

子供の肝臓病?

学校ではバスケットボールの選手だという元気そうな男の子、12歳

病院で肝臓の数値がひどく悪いので入院して検査しましょうといわれた。

診たところ、それほど悪いようには思えない。

普通に小児針をして、数回連続して治療をする。

病院に行って検査をしたら、正常値に戻っているとのこと。

その後体調維持のために月に1回治療をする。

いたって元気とのこと。

歯が痛い

月に2〜3回ほど体調維持のために見える方、50才男性

急に歯が腫れて痛み、気になって仕事にならないという。

全身を整えたあと、左の下の奥歯だというので、左の頬車のツボに深く刺し、

悪い歯に響かせる。

私が出かける日だったので念のために左の耳のつぼを使うことにする。

左耳の牙痛点と、抜歯麻酔点に反応があるので、そこに小さなビーズを貼る。

十日ほどして見えたので、様子を尋ねると、歯はあれっきりなんともないと。

たまには歯科医で検査をしたほうが良いですよとアドバイス。

ところが今度は一緒に来ていた奥さんが私も右の奥歯が痛いと言う。

全身を整えたあと、右の、頬車、上関を深く刺し痛い歯に響かせる。

念のために右耳の牙痛点に反応があるので特殊なビーズを貼付。

どうですかというと、噛み締めても痛くなくなったという。

頑固な皮膚病

私の身内の女性、60歳

もともと冷え性で体質虚弱。

1年ほど前から、体中に湿疹ができては消え、消えたかと思うとできるという。

湿疹に効くという漢方薬をあれこれやってみたが、

一時的には効果があって良くなったかと思うとまたできるという。

ほとほと困って、最近ES細胞の活性化に効果があるという十全大補湯にしてみる。

確かに全体的に落ち着いてきて、からだの疲れも減ったという。

しかし前ほどではないが相変わらず良くなったと思うとできるという。

最近読んだ本に、普段は使わない薬だが、体の芯の冷えを取る薬を使うと、

難治の病気に効果があるというので、

めったに使わない薬だが、もともと冷え性だからと使ってみる。

確かに特に下腹部の湿疹はきれいになったという。

ところが、最近久しぶりに胸が息苦しくなったという。

診ると、下腹部の湿疹はきれいになったが

胸と腋の下がひどく真っ赤になっている 

背中を見ると、5番目の脊柱の両方がひどく張っている。

そこで、そこへお灸をすると、熱さが中にしみこんでいくというので、

熱くなるまでたくさんすえる。

これが嘘のように効いて、数回の治療で嘘のようにきれいになった。

現在継続中。

ヘルペス(帯状疱疹)の痛み。

77歳女性、急にヘルペスができて、皮膚科にかかってだいぶ枯れてきたが、

病院でもらった鎮痛剤を飲んでも効かず痛くてたまらないという。

診ると、左の背中からわき腹、腹部まで広範囲でずいぶんひどいヘルペスで、

水泡はだいぶ枯れてきている。

触ってみると、むしろ右側の腰やわき腹のほうに反応が出ているので、

そちらを治療していると、”痛いのはそちらではなくて左側なんです”と言う。

痛みを感じるのは左側でも右側を治療しないと良くならないこともあるのです。

治療が済んだら、すっかり痛みが取れてにこにこ。

次の日も来所して、"昨日は嬉しくて帰りにデパートに寄ったんですよ”

ただ今朝も明け方に少し痛んだとのこと。

東北の人で、そろそろ家に帰らなければならないという。

おまけに、皮膚の弱い人で、皮内鍼など長くは貼っていられないと言う。

ヘルペスは水泡ができてる間ピリピリして痛んでも、水疱が良くなると

それと同時にすっかり忘れたようになる人がほとんどなのですが、

中には痛みや痺れだけがしつこく残る人、

ウイルスが体に残るのか、体調が悪くなるとまた出てくる人などいろいろです。

ヘルペスから来る神経痛は人によって一筋縄で行かない人もあり、

これから寒くなる時期でもあるのに、寒い東北へ帰ってどうなることか。

時々東京に来るのでそのときはお願いしますとのこと。

このまま収まってくれると良いのですが。

メニエル?脳貧血?。
女性、65歳、ご主人が糖尿病で動けず、時々往診を頼まれるひと。

奥さんは右足が悪いらしく、軽いびっこを引いているが元気そうな人。

夜中に娘さんから電話があって"母が大変だからすぐ来てくれませんか”と言う。

夜中に突然眩暈がして吐いて動けなくなり、

やっとのことで別に住んでいる娘さんに電話をしたが、そこで倒れていたと言う。

娘さんが飛んでいって"救急車を呼ぼう”と言ったら、

"松島さんに頼んで"と言ったとのこと。

以前にもこんなことがあって、メニエルの疑いで病院で検査を受けたが、

その時は異常なしだったという。

近くなので、すぐに行って見たら、まるで死人のような真っ白の顔で倒れている。

軽く鍼をして、びっこを引いているほうの膝の周りにかなりひどい細絡が有るので、

それの処置をしているうちに少し元気が出る。

百会のツボを触ってみるとおかしいので点灸。

気持ちが良いと言うのでかなりたくさんすえる。

眩暈も吐き気もおさまり、

その頃から顔色が戻ってきて、やっと一息。

いつも強気で奥さんに文句ばかり言っているご主人もおろおろ。

これで一安心、"松島さんがいるときでよかった"といってくれる。

胃痛、吐き気を伴った下痢。40歳男性。定期的に体調維持のために見える人。

今回は、3日くらい前からひどい胃痛と下痢で吐き気もある。

市販の胃腸薬を飲んだが止まらない。

鍼灸は慢性的なものに良いと思ってる人が多いようですが、

熱でも風邪でも急性のものには大変良く効きます。

脈を整えたあと、臍の傍のツボコウユとチュウカンに点灸。

臍の上に温灸。

腰から背中にかけて張っているので数箇所に点灸。

やっているうちに胃痛も吐き気も消える。

これで下痢も良くなる予定。

寝違い。

49歳女性。10日ほど前に寝違いをしたが首も動かないし痛みが取れない。

1年ほど前から左の小指と薬指にピリピリした痺れ感がある。

診ると腰がひどく悪い。

まるでおばあさんの腰のようです。

腰から背中の上部までカチカチに張っている。

腰から背中までずっと点灸。

灸をし終わった頃には首の痛みも取れ動くようになった。

痺れのほうはそんなに簡単には取れないし、腰がひどく悪いから、

今のうちにちゃんと治しておいた方が良いですよと言いましたが、

"忙しくてなかなか治療に来る時間が取れないんですよ”

痛くて夜も眠れないほどの腰痛。

73歳男性、タクシードライバー。

今まで病気知らずで、健康には自信があったのだが、風邪を引いて、

風邪がよくなったと思ったらひどい腰痛が出て、腰から右の足にかけてひどく痛み、

痛みで夜も眠れないという。

仕事を休んで、病院にも罹っているが一向によくならない。

まだ風邪がこもっているようなので、風邪の治療をして、

腰を診ると、腰から仙部にかけて硬くなって弾力がないので点灸。

腰のシシツ、大腿部のジョウフ、膝の裏のイチュウなどのツボに鍼を刺すと、

まるで豆腐に刺すようにすっと入る。

それらに灸頭鍼を施し、右の帯脈のツボがひどく張っているので皮内鍼。

座ってもらって、あちこち張っているので点灸。

どうですと言うと、嘘のように楽になったという。

”あちこちかなり弱っているので、もう少し治療を続けた方が良いですよ。

痛みが取れたのと、よくなったのとは違うんですよ。

この調子だと、ちょっと無理をするとまたでますよ。”とアドバイス。

翌日電話がかかってきて、

”すっかり痛みが取れたからまた痛くなったらお願いします。

会社もしばらく休んでいたから、会社に行かなくちゃ”という。

ヒトの話を聞いていなかったらしい。

背中が痛い。

22歳、女性。この所背中がひどく痛む。

診ると、お腹を触ってはそれほどではないのですが、

背中から腰がひどく張っている。

特に背中上部のいわゆる胃の六つ灸といわれる辺は盛り上がって張っている。

督脈にもずっと圧痛がある。

”だいぶストレスがたまってますね”と言うと、

"職場の上司とそりが合わなくて、顔を見るのもいやだ。

今月いっぱいでやめるんです”

背中から腰まで、督脈もあわせて点灸、

左手の3,4,5指が張っているので軽く刺絡。

治療が終わったら、"ずいぶん楽になった”と言う。

ストレスに弱い体質らしく、数年前にも級友とうまく行かなくて来たことがある。

肩から首、腕が痛い。

56歳、男性、時々いろんなことを言って治療に来る方。

大変敏感で、強い鍼はできない。

今回は右の肩から首、腕にかけてひどく痛む。

全体を整えた後、右の首や肩腕と張っているがこれといって捉えどころがない。

耳の肩や首のツボに圧痛が有るので、小さなビーズを貼る。

だいぶ楽になったが今ひとつだという。

左の腕を見ると三里のツボがひどくはって圧痛がある。

そこに極小さな鍼を貼付。

"あ、痛みが取れました”

61歳、女性、ピアノ教師。

頚椎骨折による首、肩、腕の痛み。

数年前に右の乳癌切除、一昨年左の乳癌切除。

一月ほどに急に首から肩、腕に掛けてひどい痛みが来て、

病院の診断では第5頚椎の圧迫骨折とのこと。

ご自分では思い当たる節がなく、しいて言えば犬を連れての散歩のとき、

強く引っ張られたくらいのこと。

病院の診断では、時間が経ったので頚椎はだいぶ回復してるとのこと。

現在、まだ仰向けに寝るのは怖く、辛い。

手を貸してあげないと仰向けになれない。

左の肩から腕にかけて特に小指がわに攣れて痛み、運動制限がある。

かなり状態が悪いので、耳の鍼も併用にする。

手指もかなり欝血している。

刺すと黒血が噴出する。

背中が全般に熱ぽいので全体に円鍼。

背部あちこちに点灸。

これでずいぶん楽になる。

一日置きに同様の治療、手指の刺絡ではやっぱり噴出する。

だいぶ楽になって、仕事のつごうもあるので間隔を数日置く。

5回目にこの所首がひどく凝るというので、

よく診るとわずかに欝血の様子。

刺すと、思ったよりたくさんの黒血が出る。

手指は相変わらず黒血が噴出する。

噴出と言うとびっくりされると思いますが、総量でも1CCにはならないんですよ。

腰がちょっとおかしいと言うので、帯脈、志室に皮内鍼。

治療後、ずいぶん楽になったと言う。

6回目、ずいぶん楽になり、まだ怖いがかなり楽に体を動かせるようになった。

欝血も随分減り、耳の反応もだいぶ減った。

かなり楽に仰向けになれるようになった。

ご本人の感想では、"ほぼ普通に戻った。"

まだ継続中・・・

48歳、男性、

左の奥歯が上下ともひどく、夜も眠れないほど痛む。

歯科医院に行ったら、歯茎がかなり傷んでいて、いわゆる歯周病。

”まだ抜くほどではないので、治療しましょう。

一週間ほどは痛いけど我慢してください”とのこと。

鎮痛剤をくれたけどまるで効かない、昨夜は痛くて一睡もできなかったとのこと。

頬車や上関に深く置鍼。

少し楽だが、まだかなり痛い。

”鍼がちょっと痛いけど良いですか”と聞くと、

"痛みが取れるなら我慢します”

耳の、抜歯麻酔点、などに太目の鍼で置鍼。

"あ!嘘の様に楽になりました”と言う。

翌日、”だいぶ楽にはなりましたが、痛みが取れたのでいろんな物を食べたら、

また痛くなりました。”

前日同様の治療のほかに、頬が腫れているので軽く刺絡。

翌日、”前に比べると随分良いのですが、先生いなくなるので、もう一度”

前日同様の治療のほかに耳の上顎、下顎などのツボを加え、置鍼後リング鍼貼付。

"人によって貼ってある鍼が痛くなりますから、

痛くなったら我慢しないで取ってください”と申し添える。

45歳、女性、海外旅行添乗員

この数日背中が猛烈に痛く,じっとしていられない。

ドイツに行った時にアンネフランクの家に行って、それから痛くなったので、

”ひょっとして、霊か何かしょってきたのでしょうか?”という。

それに胃のところが痛くて、浮き上がった感じがするという。

”背中の痛いのは消化器から来てることが多いですよ”と言うと、

自分でも心配になって近所の医院に行って、胃カメラ飲んでみたら、

"胃はきれいですよ、こんなきれいな胃は久しぶりだ"と言われたと言う。

腹診をしてみたが、取り立てて言うような感じはない。

だいぶ疲れているようなので、補うような鍼をして、

背中や腰を診る。

腰の真ん中辺りがひどく色が悪い。

聞くと、”腰は慢性的に悪いんです”という。

ひどく敏感な人なので、腰と背中に極軽く皮内鍼。

左の肩甲骨あたりがひどく痛いという。

左の腋下点、とコウコウのツボ辺りに皮内鍼。

それで脈はだいぶ良くなったが、まだ胃の浮き上がった感じが取れないという。

左の耳を診ると、胃と肝臓のツボ辺りにひどい反応があるので、

そこへ極軽い皮内鍼。

仰向けになってもらって、しばらく手を当てていると、汗が出てきて、

"嘘のように楽になった"と言う。

咽が渇くというので、あまり冷たいものを飲み過ぎないようにアドバイス。

26歳、女性、

腰も背中も痛く、目も見えにくい、橋本病といわれた。

デザイン系の会社にいたが、いろいろと有って、最近はCDやさんに勤めている。

このところ過労なのか腰、背中、体中が痛く、目も見えにくい。

痩せて、スタイルが良いが、お腹を見るとひどく緊張している。

極軽く鍼をして、

お腹、腰、背中と軽くお灸をして、指先の井穴数箇所から刺絡。

側頭部数箇所、張っているので極軽く三稜鍼で点刺。

"あ、目が見えてきた”と言う。

体もずいぶん楽になったと言う。

橋本病は甲状腺の病気だから,定期的な治療を勧める。

35歳、女性

風邪?疲れ?ふらふらして咽も痛い。新型インフルエンザ?。

昨日、風邪で咽が痛く、少し寒気がすると言って治療に来た人。

治療後昨日の夜まではすごく快調になってすっかり良くなったと思っていた。

今朝になってみたら、なんとなくふらふらして眠くてたまらない。

食欲もなく、何にもしたくない、

"5月病でしょうか?新型インフルエンザ?"と言う。

”たぶん風邪が表面を通り越して中に入ったんですよ。

ジキチュウのショウインといいましてね、ふらふらになるんですよ。”

脈も弱く、だいぶ疲れてる様子。

脈を整え、臍部に温灸。

足の裏と腰にも温灸。

腰がだいぶ凝って弱ってるので、皮内鍼、背中にも灸。

首のぼんのくぼのちょっと下が凝っているので、知熱灸、

頭の百会のツボを探ると,反応が出てるので灸。

念のために、耳の眩暈のツボを探るとひどい圧痛が出てるので、リング鍼。

治療後、すっかり楽になり、食欲が出てお腹がすいた、という。

だいぶ前のことですが、

患者さんで、普段すごく豪快で明るい80歳のおばあちゃんが、

夜になって泣き声で電話をかけてきたことがあります。

”私ダメかもしれない”

どうしました?というと、

ふらふらして、体がひどくだるく、近所の医院にかかったら、

急性の糖尿病だといわれたという。

たぶん風邪だと思いますよ、というと、

それなら治してくれという。

一週間ほどですっかり良くなって感謝された。

これもジキチュウのショウイン。

54歳、女性

右の肩から腰へかけてひどく痛い。

毎月2〜3回健康維持のために見えてる方。

ご主人達を脅かしてやろうと、一人で重い棚を動かしたり大掃除をしたら、

今朝から右の肩から腰にかけてひどく痛み、右手はしびれ,痛みが動き回るという。

ひどく痛くて、欲にも得にも動かせず、やっと此処まで来たという。

お習字の先生をしていて、4日後には黒板に字を書かねばならぬので、

それまでに何とか字が書けるようにならねば困るという。

耳の鍼も加えることにして、右の耳、大腸、膀胱、胆、神門などのツボに置鍼。

応急手当として、テーピングテープも加える。

いつものように全体を整え、とりあえずだいぶ楽になる。

毎日、鍼灸治療を続けることにする。

翌日も耳の鍼、刺絡や皮内鍼も併用してだいぶ動かせるようになる。

テーピングもいろいろ工夫して、3日後にはだいぶ自由に動かせるようになり、

4日後には嘘のように字がかけるようになって、何とか面目を施した。

それですっかり楽になった。

25歳、女性

口を閉められないほどの口内炎。

若い女性,最近口内炎がひどく、食事はおろか口も閉じられなくなる。

耳鼻咽喉科へも通ったがまるで効果が出ない。

口内炎に効くという漢方薬もいろいろ試してみたが、寸効もないと言う。

鍼灸治療の後、いろいろ工夫をして漢方薬も試してもらったが、効果が出ない。

しかも舌の周りがいつも一番ひどいという。

ところがある日、坂道は息切れがして胸が苦しくなって、登るのに苦労するという。

古代の中国の漢の時代に書かれたと言われている素門霊枢という本に

"舌は心の苗"と言う言葉があります。

それにヒントを得て、発想の転換をして、

心臓を中心とした治療に切り替えてみました。

漢方薬も、息切れを取るための薬に切り替えてもらいました。

これが大当たり、あんなに苦労した口内炎がすっかりよくなっただけでなく、

心臓のほうも楽になり、

驚いたことに、あれだけ苦労した口内炎も出なくなりました。

55歳、女性

精神的?メマイ

先日治療したばかりの方から電話。

めまいがして、ふらふらしてどうにもならないと言う。

先日はそんなに悪い状態ではなかったし、治療したばかりだし・・・・

とにかく来ていただくことに。

診ても、めまいの起こりそうな状態はありません。

よく診ると、ストレスがだいぶたまってるようです。

”なんだかストレスがたまってるようですね”といったら、

ご主人が、会社の都合で早期退職をして、家にいらっしゃるとのこと。

治療しながらいろいろと話しをしていたら、

いつもはいらっしゃらないご主人がいつもいらっしゃって、 また頼みごとをしても思うようには動いてくれないし、

”ついイライラがたまるよね”

ストレスを発散させるような治療を中心にしました。

10日ほどして、また治療にいらっしゃいました。

心配していたので”どうです・”と聞いたら、

”前回、此処でいろいろ話しをして、頭の整理がついたせいか、

帰りにはすっきりして、めまいもそれっきり起こりません”

とにかく良かった。

前にもひどいめまいで来ていた方が、その日は特別ひどいとかで、

息子さんのお嫁さんが送ってきました。

”良さそうなお嫁さんですね”といったら、

”いいえ、私のめまいの原因はほとんどあの嫁が原因なんですよ”

他にも、息子さんの家庭内暴力が原因で、

病院でメニエルと誤診された方もいました。

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