鍼灸治療(予診)

問診

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 治療の前に、主訴(現在のおつらい症状)と経過、その他の現病歴(主訴以外のご病気・おつらい症状)、既往歴(今まで罹ったご病気、手術など)、一般症状(食欲・便通・睡眠状態・血圧・生理などの全身症状)、体質(アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー体質・冷え症)などをお伺いします。現在のおつらい症状だけを伺っただけでは、お体の根本的な改善はできませんので必ずお聞きしています。


お体のゆがみと運動テスト

 お体の歪みがあるとバランスがくずれ、体調に変調をきたします。現在の主訴や主訴以外の現病歴、或いは既往歴や体質と、お体の歪みに因果関係があるかどうかを確認いたします。まずお体全体の歪みを診ます。
 お体の歪みは、立位と仰向けで確認します。骨盤・左右の下肢長差・左右の肩の上がり下がり、お顔の左右の不均整・背骨の歪みなどお体全体の歪みを拝見します。また、頚や腰の運動テストを行って痛みやこわばり・つっぱり感のある部位を確認いたします。
体の歪みと運動テスト体の歪みと運動テスト













徒手検査

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症状や部位によって下記の徒手検査をおこないます。
■頚部疾患・・・モーリーテスト、アドソンテスト、二頭筋反射、三頭筋反射、腕橈骨筋反射、肩圧迫テスト、ライトテスト、エデンテストなど。
■肩関節部疾患・・・ヤーガソンテスト、スピードテスト、ストレッチテスト、ペインフルアーク、落下テストなど。
■腰下肢部疾患・・・股内旋テスト、股外旋テスト、ニュートンテスト、膝蓋腱反射、アキレス腱反射、下肢伸展挙上テスト、両下肢伸展挙上テスト、Kボンネットテスト、大腿神経伸展テストなど。
■膝関節部・・・膝蓋跳動、膝蓋骨圧迫テスト、内反試験、外反試験、ステインマンテスト、マックマレーテスト、屈曲痛、アプレーテストなど。

検査器具

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■打診器・・・二頭筋、三頭筋、腕橈骨筋、膝蓋腱、アキレス腱などの反射テスト。肩関節、胸肋関節、外側上顆、脊椎間などの圧痛点の確認など
■聴診器・・・血圧測定、呼吸音、心音、関節のクリック音など。
■聴音ゴム管・・・滲出性中耳炎や耳管開放(狭窄)症などの開放(閉塞)音の確認(血圧計用のゴム管の両端にイアチップを取り付け、片方を患者さんの耳に、もう一方を検者の耳にさして口を開け閉じしたり唾液を飲みこむ時の音を聴きます)。
■ドップラー聴診器・・・胎児心音の確認。
■圧痛計・・・腰部などの深部圧痛の確認。
■毛筆・・・麻痺などの触覚異常の確認。
■音叉・・・聴力障害の確認。

舌診

舌は胃腸や内臓全般の働きを診ます。またアレルギー疾患や鬱血体質の状態が良く表れます。
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胸腹診

触診による現代医学的な胸腹診の外、東洋医学の胸腹診をいたします。東洋医学では、病気を治す力は五臓六腑の自然治癒力と考えています。
自然治癒力を高めるために、どのようなご病気でも胸腹診をさせていただいています。
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背腰診

触診や手拳叩打診により、座位や腹臥位で脊椎の歪みや圧痛を診ます。頚部・背部・腰部の筋肉の緊張や痛み、背腰部に表れる内臓の反応を診させていただきます。
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腓腹筋検査

 四つ足の場合は体重が四本足に分散されますが、人間は二本の足に一番負担がかかるようになりました。足の中でも疲労や緊張が現れやすいのは腓腹筋(ふくらはぎ)です。子供の頃からの姿勢、階段から落ちて尾てい骨を打ったり、交通事故や捻挫骨折、或いは内臓の痛みでもすべて体全体に歪みが出てきます。そして、体のバランスのくずれは真っ先に「ふくらはぎ(腓腹筋)」に出てきます。左右どちらの足の腓腹筋が張っているか、内側か外側か、また張っている高さによって、片足6系列、両足で12系列に分類されます。腓腹筋検査は治療方針を決定するのに重要な検査なのです。
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脈診

現代医学では不整脈・頻脈・徐脈などを手首の橈骨動脈でみます。東洋医学の脈診も主に手首の橈骨動脈でみますが、東洋医学独自の概念である十二経絡(六臓六腑)の虚実や寒熱を診ます。特に注意しているのは風邪脈です。ご自分で風邪を引いている自覚がなくても風邪脈が出ている場合が少なくありません。風邪脈が出ている場合は風邪予防の治療を必ずさせていただきます。
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