コウドウ山(2123m)

          コウドウ派武術発祥の地  コウドウ山を訪ねるツァー

                         2004年8月12日〜17日

待ちに待っていたツアーが企画された。
コウドウ派武術の発祥地で、老師が修行をされた山を訪ねる機会に恵まれた。
期待に胸膨らませて、コウドウ山へ旅立った。


12日  晴れ
成田空港発〜北京空港乗換え〜西安空港へ  

北京で台風の影響で大雨だったが、空港での乗り換えの為、傘の心配もなく過ごした。
西安空港は小雨交じりの中、市内観光は碑林へ。
著名人の書いた石碑が所狭しと林立し、書に興味ある方には一日過ごしていたい所。


夕方には有名な西安餃子のお店で食事。
色・形・味の違う18種類の餃子が次々と運ばれ、五感で味わえて楽しかった。
これは、アヒルの形の餃子


13日  晴れ

西安のホテル〜(7時間)〜平涼市


朝、5時30分にホテルからタクシーで公園に行く。
川沿いの細長い公園であったが、多くの中高年がおのおのお気に入りの健康体操やダンスなどをしている。
私たちも、仲間に加わり「達磨神功(気功)」をする。


東京出発2日前に旅行者からの速達が届き、西安から利用予定だった鉄道(7時間)が中国鉄道局からの連絡で、運休になり、急遽バスに変更となった。
古代シルクロード西へ向かう道と同じ道を出発地とし、甘粛省平涼市へと向かう。
途中の道は舗装もなく凸凹が激しい。
街中をはずれ、山中に入ると、レンガ造李の家々が点在し、とうもろこし畑が続く。
山並みは日本の山とは違い、段々畑が遥かに続いていた。


14日  雨/曇り
ホテル〜コウドウ山

バスで30分ほど揺られると、コウドウ山入り口につく。
先は道が細くクネクネとした急坂なので、コウドウ山のマイクロバスに乗り換える。
中台という駐車場とお土産やの立ち並ぶところで下車。
雨に霞む「鼓耀邦」書の<コウドウ山>石碑


山は666段の階段で頂上の廟に着くそうだ。
まず、前方に行く手を阻むかのように、急で幅の狭い階段がデンと控えている(大梯子)。階段は多くの人が歩いている為、磨り減って下りはかなり前に滑り、怖かった。
この山がいかに急で険しい山かを暗示しているようだ。
あえぎあえぎ上り詰めると、山門に到着。

ここから廟を見学しながら、階段を少しづつ登るので、いつのまにか頂上に到着できた。
一番高い廟の前で全員集合


手前が踊り場のようにになっていて、以前老師がここで太極拳を演じとのこと。
感激も新たに!



明の時代の塔  自然に松ノ木が育っている。
文革で多くは破壊されたが、この塔は破壊されずにすんだ。
遠方より塔を臨む


午後、前衛の山を訪れる。
人も少なく、テラスのような平らな場所で、各自得意な演目を披露した。

    


反対側の展望。コウドウ山の全容が見渡せる。


夜、ホテル近くの人民広場へ行った。
夕涼みにでている人が多かったが、一部太極拳の練習や婦人の団体が木欄拳のような扇子を練習していた。




15日 曇り

ホテル〜コウドウ山

午前
再びコウドウ山を訪れ、昨日表演をした場所で各自改めて表演をし、ビデオに収める。
このビデオはそれぞれの大切な大切な宝物となった。
私は「太極八勢」を表演した。
コウドウ山の全容を背景にヤートイ

太極八勢


午後
、尼僧のいらっしゃる観音堂を訪ねる。
廟を背景に演武使用としたら、尼僧が、門扉に掛かっていた観光の垂れ幕を取り外すように指示し手下さり、多くの方々の協力で観音様がご本尊を更に表された状態の前で、気功花架拳を表演するチャンスに恵まれ、本当に感激した。


帰りは、バスを利用せず、ひたすら山道(階段)を下り、登山道入り口に到着した。
後方はコウドウ山。


16日  晴れ

平涼市〜西安

再びバスで往路と同じ道を通り、西安へと向かう。
途中「大仏寺」に立ち寄る。

敦煌の莫コウ窟のよう

則天武后の孫娘の博物館へも立ち寄る。
17歳で亡くなられたそうだが、権力を感じる展示物であった。


夜は唐の時代を再現したショーで楽しんだ。


17日  晴れ

西安空港〜北京空港〜成田空港


天気には今ひとつ恵まれない気もするが、私たちが到着する数日前は西安では36℃の猛暑であったそうだ。
暑すぎもせず、良かったのかもしれない

コウドウ派という共通点を持つ仲間との旅は、味わい深い旅であった。






  

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