日露決戦を控え連日の猛訓練に励む連合艦隊の戦艦三笠
艦隊同士の決戦は圧倒的な速力の差が有れば相手に対して常に有利な位置を占めることが出来るが、普通そのような事は有り得ない。
単縦陣で進む艦隊同士がすれ違う反航戦の打合いでは戦闘時間も短く敵艦隊を逃す恐れがある。 そこで東郷司令長官はお互い反航して接近している時、 発砲直前の位置で敵前回頭を行い、まさに敵艦隊縦列と連合艦隊の縦列がアルファベットのTの字の様な位置関係をとるべく 有名なT字戦法、東郷ターンといわれる戦法を決行した。回頭時は艦の速力も落ち、後続艦も旗艦の回頭地点に来てから回頭するため 敵は照準を付け易く、回頭する側は不利になるが東郷長官は敵艦を一隻もウラジオストックに入れさせないため、 このような「肉を切らして骨を切る」戦いをしたと言われている。

シールスモデル 1/700 戦艦三笠