沖縄中城湾に帰投した敗残の小沢艦隊上空を飛行する彩雲
マリアナ沖海戦で僚艦翔鶴を失った瑞鶴と重巡妙高が下に見える。右上方向には同じく僚艦飛鷹を失った隼鷹と重巡熊野が見える。
海軍は空母に発着艦できる偵察機を計画し、昭和19年、中島飛行機が生産を始めた。 従来の水偵と比べ高速、長距離の偵察が可能となり、空母に搭載され運用されれば彩雲は、その偵察力を多いに発揮しただろうが、残念ながらその頃はマリアナ沖海戦で 機動部隊は壊滅状態となり、空母搭載はかなわなかった。
しかし陸上基地からはその長大な航続距離と高速を生かして遠方の米海軍泊地の偵察をした。 敵機の追撃を受けたときも「我に追いつくグラマン無し」との打電したと言われている。
模型の説明⇒アオシマ 1/72 彩雲(烈風と同様、キットは昭和30年代の金型の復刻品) と手前は全て前出ですが空母瑞鶴と重巡妙高型、左上はエレベーターを下げた状態の空母隼鷹と重巡最上型