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戰艦大和 沖縄水上特攻作戦ー昭和20年4月7日ー
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破竹の進撃を続けた日本軍は豪州を圧迫すべく東部ニューギニアの中心都市ポートモレスビー攻略作戦を発動した。
それを阻止せんとする米海軍機動部隊と日本海軍機動部隊との間に起きたのが「珊瑚海海戦」である。
この海戦は両軍の作戦行動範囲が1000キロメートル四方に及ぶ広大な海原であったため、また両軍艦船とも敵影を見ず戦うという未経験故に多くの過誤が有ったと云われている。
戦闘経過
梶岡少将麾下の陸軍部隊を乗せた輸送部隊と、それを護衛、また直接支援する改装小型空母「祥鳳」を含む後藤少将麾下の護衛艦隊がラバウルを出港。
ただし五藤部隊は先に出港し1000キロメートル東方のツラギ攻略を支援した後反転し1000キロメートルの距離を戻り梶岡部隊に合流する事になっていた。
当然それを阻止せんと出撃してくると予測される米機動部隊を殲滅すべく高木中将率いる、新鋭の大型正規空母「翔鶴」「瑞鶴」を中心とする機動部隊がトラック島を抜錨した。
この海戦は両軍とも多くの艦船が参加していたが、空母を発艦した艦載機は夫々敵の空母に攻撃を集中した為、お互い、空母と航空機(おもに艦載機)だけが戦果を挙げ、かつ失われた。
5月7日
早朝、空母を発見と云う偵察機の報告から両軍艦載機が発艦した。しかし日本の偵察機は油送艦を空母と誤認していたため、攻撃隊は止むを得ず油送艦と駆逐艦を攻撃撃沈した。
一方米軍は日本海軍の機動部隊主力ではなかったが、偵察機からの報告により発見したポートモレスビー攻略部隊を護衛していた五藤少将麾下の空母「祥鳳」に攻撃を集中し撃沈した。
5月8日
両軍とも敵機動部隊を発見し、直ちに発艦し攻撃に向かう。日本海軍はレキシントンに爆弾、魚雷を命中させたが、ヨークタウンには爆弾だけであった。
その結果レキシントンは航空機ガソリンの誘爆を誘い沈没したが、ヨークタウンは中破であった。
一方米軍機の攻撃で翔鶴は爆弾数発を受け大破したが瑞鶴は無傷だった。
戦果と損失、および評価
この海戦は艦船の損失と云う点では日本軍に分があったが、ポートモレスビー攻略は断念し、また多くの優秀な操縦士を失ったため戦略的には米側の勝利と云われている。

日本海軍の戦果と損失
戦果OR損失 艦名等 結果 復帰時期
戦果 大型正規空母
レキシントン
沈没  
戦果 大型正規空母
ヨークタウン
中破 一か月後に復帰
戦果 大型油送艦
ネオショー
大破 廃棄処分
戦果 駆逐艦
シムス
沈没  
損失 小型空母
祥鳳
沈没  
損失 大型正規空母
翔鶴
大破 修理に3ケ月


この他に産経新聞出版局の第二次世界大戦ブックス9巻「ミッドウェー」(A・J・バーカー 著)によれば航空機の損害は日本側77機、アメリカ側66機と記載されている。
死傷者数は日本側は米国側の倍近い1千名以上であった。特に優秀なパイロットを多く失った。


この海戦では日本海軍は戦力の分散(高木部隊と五藤部隊)、偵脱部隊のミス(油送艦を空母と誤認)と云う失敗をした。これはそのままミッドウェー海戦の失敗に繋がっていく。