品川の古道



 (品川区史料11;品川の古道より)

(1)江戸時代の主な街道

品川は江戸から西南方面に向かう諸街道の起点であった。
 ・東海道   日本橋〜品川〜川崎〜京都
 ・中原街道  虎ノ門〜三田〜下大崎〜中延〜小杉〜中原(平塚市)
 ・品川道   品川〜府中
 ・目黒道
 ・碑文谷道
 ・池上道   (ほぼ現在の池上通り)
 ・鵜ノ木光明道
 ・久品仏道
 ・稲毛道


(2)品川宿

東海道の第一宿駅・品川宿には、次のようなお店が軒を並べて賑わっていた。
宿場人口は約6300人(1828)
(商店;601軒:品川宿宿方明細書上帳1843年)
 ・酒酢味噌醤油塩油渡世  33軒    荒物屋        59軒
 ・薬種屋         7     小間物屋        8
 ・春米屋         25     古着古鉄古道具渡世  64 
 ・呉服屋         2     炭薪          26 
 ・質屋          40     足洗場         1
 ・薬湯          2     蒲焼屋         5
 ・鮨渡世         9     瀬戸物屋        2
 ・豆腐屋         8     桃灯屋         3
 ・乾物屋         1     損料屋         8
 ・紺屋          2     煮売渡世        44
 ・蝋燭水油屋       12     餅菓子屋        16
 ・煙草屋         9     肴商人         17
 ・鉄物屋         2     平旅篭屋        19
 ・八百屋         25     水茶屋         64
 ・蕎麦屋         9     食売旅篭屋       92
 ・洗湯屋         8
(職人)
 ・大工          46人    左官          14人
 ・髪結          12     桶職          10
 ・屋根葺         9      建具職         7
 ・仕立職         5


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