銃のいろいろ
西洋においては、銃砲を総称してGunといい、銃のみをさす場合はハンドガン、砲のみをさす場合はCannonという。
旧海軍においては、口径40mm以上を「砲」、それ未満を「銃」としていた。
現代では、一般に、小口径、手持ち式を「銃」、大口径、据え置き式、炸裂弾を「砲」と理解されているが、必ずしも正確なものとはいえない。
口径20mm以上を「砲」、それ未満を「銃」とするのは一つの定義に過ぎない。
わが国においては、種子島への火縄銃伝来以降、銃火器の歴史が始まっている。
わが国では、小筒、中筒、大筒、などとして区別されていた。
小筒: 10匁以下
中筒: 10匁〜30匁
大筒: 50匁以上
また、砲は「炮」と記されていた。
- 拳銃
 - 小銃
 - 歩兵銃
 - 騎兵銃
馬上、空挺などで使用しやすいように、コンパクトに作られている。
 - 対戦車銃
対戦車戦闘を目的とした銃で、貫徹能力を高くするために高初速であり、命中弾をいち早く与えるために、発射速度も早い。
近年では、この用途は、対戦車ミサイルにとって替わられている。
 - 機関銃
全自動連続撃発機構がついている銃。
銃と砲の区別は、日本の場合、20mm以上を砲と呼ぶことが一般的である。
銃の構造による分類
 - 火縄銃
 - 火打石式銃
銃身内の構造による分類
 - 旋条銃 ライフル
銃腔内に旋条(ライフル)が付されている銃身のこと。
命中精度が良い。
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装填方法による分類
 - 前装銃 先込め式
銃身の前方から、弾を装填する銃。
構造が簡単。
 - 後装銃 元込め式
銃身の後方から、弾を装填する銃。
構造が複雑。
現在の銃は、基本的に後装銃である。
 
小火器の歴史 年表
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ガス利用式の原理 解説
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単純吹き戻し式の原理 解説
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反動利用式の原理 解説
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小火器弾薬 解説
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参考
⇒大砲のいろいろ
⇒弾火薬のいろいろ
⇒和流砲術 火縄銃
 

新規作成日:2004年2月21日/最終更新日:2021年2月5日