投資スタンス

尚、本情報の利用に関する責任は、当方では一切関知いたしません。


証券投資は各自の自由であり、かつまた損益は直結している。
何をどのようにしようが勝手だが、目的を見極めていないと、リスクのみが大きくなる。

投資対象は、株式、外貨、投資信託、先物、色々あるが、その動きもさまざま。
これら各種対象の詳細は他が詳しいが、要はポイントを絞るか平均化するかということである。
株式などは、個々の銘柄の動きが、そのまま損益に反映する。
これに対して、投資信託は、複数の対象で運用されているため、各銘柄の動きは平均化する。
動きが激しいか、平均化するかということである。

一点集中か、分散投資か。
銘柄を絞れば、動きが、そのまま損益に反映する。
分散すれば平均化する。

リスクとリターンはある意味両刃の剣である。
\100 --> \112
\105 --> \120
\140 --> \123
この3つを平均して持っていれば、\345 --> \355 であり、+10のリターンである。
が、それぞれのいずれかを持っているとすれば、
\300 --> \336 +36
\315 --> \360 +45
\420 --> \369 -51
である。
持っている銘柄によって当たりはずれが出ているわけだ。
\300 --> \336 +36
\315 --> \360 +45
なら美味しいが、
\420 --> \369 -51
なら悲しい。
平均化すれば、リスクも少ないが、リターンもさほど多くはない。

銘柄の選定がポイントになる。
各種情報と分析能力に優れるなら、優良銘柄をポイントできるわけで、
\315 --> \360 +45
のみを狙えているだろう。
しかし、市況は計算どおりには行かない。
あくまで、今までの経緯などからの予測にしか過ぎない。
天気予報とさほど変わらない要素すらある。
従って、
\420 --> \369 -51
を掴む場合も多い。

一点集中か、分散かは程度問題である。
投資対象としては、先物、株式、外貨と、投資信託、など、特定対象か、平均化するかの差があるが、投資信託の中でも、それぞれの運用対象や商品性があるわけで、特定のものに全額投資するか、いくつかに分散するかの問題はついて回る。

一般に、いろいろなものをいくつかに分散させることが多いが、あまり多くに分散すると平均化しすぎて面白みもないということになる。

情報や目利きもなく、先物、株式、外貨に分散するのは意味がないということだ。
やはり、何らかの情報と分析により、動向を見極めた上で、投資対象を選定すべきだろう。

逆に、見ても判らないからと、分散するのも、全体市況が好転すれば、平均的に底上げするため、無難に稼げる要素がないとも言えない。


短期か長期か。
最近ではデイトレードなどという、当日中、それも数秒間で利ざやを取ろうとする向きもある。
確かに、株価は刻々と変化しているから、その上下差で利ざやが取れなくもないのだが、それほど都合よく利さやのみ取れるものでもない。
とはいえ、一般には1ヶ月から数ヶ月前後の間で投資するらしい。
ただ、あくまで、目標値と資金体力などを勘案して決めるべきであって、期間を限定する場合、損失に対して明確なビジョンを持つ必要がある。
要は、損切りについて明確にされている必要があり、ここがあいまいだと損失のみが雪だるまにもなりうる。


追従か開拓か。
株価が上昇しているのを見て追従する場合、波に乗るのが遅いほど、天井つかみとなりやすい。
が、早く波に乗れば、そこそこ利益は取れる。
波を確実にキャッチすることが求められる。

逆に、銘柄を分析し、将来を見越す場合、待ち受け期間が長期にわたるかもしれないが、上昇時の利益は、底から上まで丸々ゲットできる。
塩漬けのリスクもあるのだが。




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新規作成日:2005年5月17日/最終更新日:2005年12月4日