仕手株/ネット株

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仕手株


仕手筋、玄人の投資家筋が動いている銘柄のこと。
法的には株価誘導は禁止されているが、実際にはどこまでが株価誘導として立件できるかという問題もある。

株価誘導にはいろいろなものがあるが、要はサクラやヤラセで、誘導したい方向に対して、見せ掛けの売買を投入する。
もちろん、これがある程度の量を伴わなければ誰もついてこない。
そして世間がこの誘導について乗ってきたらさっさと本命の取引をして逃げる。
一般に株価は何らかの材料によって上下するものだが、誘導の場合は別段の材料がないから、本命の取引が終わった頃には市場も冷えてきてもとの価格に戻ってゆく。
高値誘導に乗った人は、まんまとつかまされたということになる。

もちろん、株というのは相対取引なので、見せ掛けといっても明確な約定を伴う。
仕手のプロも一人ではないし、狙っている機関投資家やさまざまな動きがあるわけで、機に乗じてのたくらみで、相乗効果もあれば、カラウリ先行による逆効果もある。

ま、こういったヤマ師的取引に巻き込まれるなという意味が、仕手株には含まれている。

が、昨今では、こういった異常な動きの一つとして、ネットトレードの個人投資家がある。
ネット取引は、対面取引に比べて処理が早い。
すなわち、電話で注文し、担当者が伝票を記載して入力し、という数分の時間に対して、ネットでは1分程度で完了する。
従って、値動きに対しても機敏なリアクションが可能だ。
また、手数料自由化のおかげで、ネット取引は格安の手数料が売りにもなっている。
条件によっては無料さえある。
100000円買うと手数料込みで102000円になれば、手数料を含めた差益が取れる必要があるが、手数料が安ければ、細かい売買を重ねて利ざやを稼ぐことも出来る。
これが昨今の出来高急増の原因でもある。
また、市場開放の意味合いから、単位株が小さくなり、小額での取引が簡単になってきた。
かつては1000株1500000円では手が出せなかったものでも、100株150000円なら買えそうだし、10株1500円でならすぐにでも手が出せる。
そしてこの単位なら、1000円に落ちてもそれほど悲しくはない。
こういったことから、ゲーム感覚での取引も増え、おかげで従来の常識とは全く無関係な株価の推移を取る銘柄も現れている。
その意味では、仕手株よりも始末が悪い。
将棋の名人が、定石を全く知らないど素人の一手にびっくり仰天というものだ。

ネット株という明確な呼び方は確立していないが、そういう動きの銘柄にも注意が必要だ。
もちろん、ゲーム感覚でなら動きも楽しめるが、投資という観点では、まぜっかえされているということだ。





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新規作成日:2005年11月30日/最終更新日:2005年11月30日