懸賞金つき定期預金

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定期預金利率が6%を割り始めた頃だったと思うが、懸賞金つき定期預金、俗に言う、くじ付定期預金が出始めた。
当初は、郵便局、信用金庫など、多くの金融機関で扱われていたが、現在ではあまり扱われていない。

仕組みは、通常の定期預金利息分を一部プールして懸賞金にあて、一定期間後に抽選し、当選者に懸賞金を渡し、外れても、預金利息は受け取るというもの。

冷静に考えればわかるのだが、すべての当選金を集約し、平均して分配すれば、通常の預金利息に戻るわけで、何も定期預金で抱き合わせにしなくても、別に宝くじを買っても似たようなものとも言える。
ただ、昨今の低金利では、預金利息で満額受け取ったところで大した金額にはならないから、運を天に任せたほうが楽しみでもある。

宝くじとの違いは、宝くじの場合は大半が寄付金に当てられ、還元率は15%程度だが、懸賞金つき定期預金の場合は、100%である点が大きく異なる。
ただ、億単位の高額な当選もない代わりに、比較的当選率が高くもなっている。
また、逆に、宝くじは非課税だが、この懸賞金は、預金利息扱いなので、20%の源泉分離課税となっている。




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新規作成日:2005年12月26日/最終更新日:2005年12月26日