スウィング

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スウィング
スイングとも表記するが

スウィングとは、一週間程度の短期間のうちに売買する取引を言うらしい。 当日中に売買を完結し、持ち越さない取引がデイトレードといわれるが、これを若干期間延長したもののようだ。
日計り(ひばかり)とも言われるデイトレードは、差金決済に関する制限もあるが、スウィングで日をまたがる場合、全く問題は発生しない。
とはいえ、短期間という中に、当日中が含まれても別段の規制はないので、デイトレードもスウィングのうちといえる。

株価は常に何らかの上下の値動きがある。
この値動きのうち、安い部分で買って、高い部分で売れれば、その差が利ざやとして取れる。
が、全く値動きが無かったり、急落など一方的に下落する局面では、利益どころか損失となる。

また、株式の売買は、同数処理のため、売買金額が合致しないと成立しない。
したがって、希望価格が取れない場合の処理が必要となる。
ましてや急落の局面など、早期に損切りしないと、損害が拡大する。

スウィングとは、例えば「信用取引」などの制度ではなく、単に通常取引で、数日中の値動きで利ざやを取ろうとする手法という。

株式は、長期保有が安定的に有利という。
これは、連日の上下を伴いながらも、長期的には上昇することが多いことを示している。
が、この方式では、長期間にわたり資金が拘束され、資金効率が悪い。
そのため、上昇局面のみを小刻みに取ろうとするのが、このスウィングである。
デイトレードに比べ、数日間と幅があることによって、微細な上下ではなく、ある程度まとまった幅を稼ぐことが出来る。
そのため、むしろ上げ幅が鈍った銘柄は、早めに乗り換えるということになるだろう。
ただ、持ち越すことによって、翌日の急変の心配を伴うことにある。
事実、2006.1.16のライブドア捜査に当たって、デイトレードに徹していれば、全く影響を受けない。
もちろん、反対に、翌朝ストップ高という恩恵にはあずかれるが。

また、一週間程度というのも別段の規定に基づくものではないが、それを超えての急騰を狙うのは無謀であり、動きが止まってホールドするのも資金効率上趣旨には反している。

銘柄選択が大きなポイントであろう。
最たるものは、先ず、急激に動いているもの。
そして出来高が大きいこと。
すなわち市場流通性が極めて良く、売買がほぼ確実なこと。
更に、上下幅が大きいほうがいいだろう。


また、売買手数料がポイントになる。
従来は総額の1%程度が手数料であったから、往復と税金で2%を超えるわけで、1日に2%以上の値動きというのは厳しいものがあった。
が、最近では手数料も自由化のおかげで証券会社によっていろいろである。
定額制や、小額取引無料サービスなど。
利ざやは、この手数料を除いた残りになるので慎重に考えたいところだ。


そして実際に利益を上げるには確実に売買しなければならない。
市場の数字は確かに実数として存在するのだが、果たしてその数字で自分が取引できるかが問題だ。
最安値で買えて、最高値で売れれば一番よいが、そんなに甘くはない。
必要以上に安い値を指していては、買い付けが成立しないから、話が始まらない。
確実に買い付けるためには、売りの気配値より高めにつけた方が確実で、買いの気配値で並んだのでは買えない事も多い。
同様に、確実に売り抜けるためには、買いの気配値より安めにつけた方が確実で、売りの気配値で並んだのでは売れない事も多い。
もちろん、この方式では利ざやが狭まるのだが、欲張ると買えなければお話にならないし、売れなければ利益が確定しない。
その為、その分を見越した値動きの銘柄を対象にする必要もある。




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新規作成日:2006年2月4日/最終更新日:2006年2月4日