2006.6 村上ファンド

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2006.6 村上ファンド


村上ファンドは、元通産省官僚の、村上世彰氏が率いる、投資ファンドである。
正式にはM&Aコンサルティング。
株主利益主義を唱え、村上世彰氏は株主総会で、物言う株主として一躍有名となった。
強引な手法とも言われながらも、運用成績を伸ばしていた。
その注目度とあいまって、村上ファンドの投資先は先高感から株価に有望視の思惑が強く働いていた。
2006.5には、日本国内での投資顧問業を廃業し、拠点をシンガポールに移した。
この背景には、規制のある日本から気勢の薄い海外へ、また、一定の株高となった日本から先々の躍進が期待できるアジア市場を見据えたものとされている。

2006.6には、ニッポン放送株の売買を巡る「村上ファンド」のインサイダー取引疑惑で、同ファンドを率いる村上世彰氏ら計4人が、不正売買に深く関与した疑いの強いことがわかり、捜査が進められている。

そのため、2006.6に入ってから、村上ファンド関連銘柄は、軒並み急落となっている。

2006.6.5村上氏は、インサイダー取引に抵触することを認め、証券取引より手を引く考えを明らかにしている。

村上ファンの資産総額は、約4000億円といわれる。


村上ファンの主な投資先(2006.6.5)




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新規作成日:2006年6月5日/最終更新日:2006年6月5日