艦隊陣形
艦隊陣形
- 単縦陣
艦隊運動として最も基本のもの。
旗艦を先頭に、後続艦が一列に続くもの。
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- 単横陣
横一列に並ぶもので、帆船時代の海戦などで、使われていた。
速力も遅く、また、射程も短い時代、全艦隊が一斉に会敵し、攻撃を加えるための最良の陣形であった。
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- 梯形陣
旗艦を先頭に、後続艦が斜めに続くもの。
図の左は、左先梯形陣、右は右先梯形陣。
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- 輪形陣
旗艦を中央に、従属艦が周囲を取り巻くもの。
周囲の輪は、二重、三重の場合もある。
船団護衛の場合など、中央は1隻ではなく、数隻から数十隻となる場合もある。
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- 横陣
古代の海戦の基本的な陣形。
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- 弓形陣
古代の海戦で、攻撃中心の陣形。
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- 三日月陣
古代の海戦で、攻撃中心の陣形。
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- 円陣
古代の海戦で、防御中心の陣形。
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- 三角陣
古代の海戦で、防御中心の陣形。
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- 魚麗の陣(中国古代)
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- (中国 明代)
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艦隊陣形
- 一列の単縦陣
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- 並列の単縦陣
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- 並列の単横陣
古代の海戦の陣形。
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艦隊運動
- 逐次回頭
陣形運動のひとつで、旗艦に続き、順次回頭するもの。
艦隊の航行序列は変わらないが、回頭に要する時間が長く必要となる。
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- 一斉回頭
陣形運動のひとつで、各艦が一斉に回頭するもの。
艦隊の航行序列が逆順となってしまうが、回頭に要する時間が短くなる。
通常、指揮官は先頭艦に座乗しているため、一斉回頭後は、最後尾となってしまう。ここで、一斉回頭後の先頭でしかるべき指揮官が必要で、Rear Admiralという階級はここからきている。
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- 単縦陣から単横陣への陣形変換
左は変針による方法、右は速力・位置変更によるもの。
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- 単縦陣から梯形陣への陣形変換
左は変針による方法、右は速力・位置変更によるもの。
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- 単横陣から単縦陣への陣形変換
左は変針による方法、右は速力・位置変更によるもの。
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- 単横陣から梯形陣への陣形変換
左は変針による方法、右は速力・位置変更によるもの。
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- 梯形陣から単縦陣への陣形変換
左は変針による方法、右は速力・位置変更によるもの。
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- 梯形陣から単横陣への陣形変換
左は変針による方法、右は速力・位置変更によるもの。
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戦闘陣形
- 空母機動部隊による対潜陣形
対潜哨戒機による、幅150〜180浬、長さ60〜90浬のソノブイバリヤーを二段配置し、艦隊前方にTASS曳航艦を配置。後方には、対潜ヘリによる哨戒。
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- 魚麗の陣(中国古代)
前方に斥候を配置し、敵情を探る。
先頭に艨衝、その側面に先登を配置し、先鋒とする。
楼船を主力に、露橈が周りを固める。
赤馬は後方に控えている。
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- 円形包囲攻撃
古代の海戦の陣形。
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- 八の字攻撃
古代の海戦の陣形。旋回航行中に戦闘体制を整え、常に最高の戦闘力の艦が攻撃を続ける。
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- 護送船団
中央に輸送船団。外周に護衛艦艇を配置。
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単位(ヤード)
交戦体形
- 同航戦
敵味方の艦隊が共に併走しつつ交戦する体形。
同航戦の場合、相対速度はほぼゼロとなり、接触時間が長時間に及ぶ、決定的な破壊を行うことが出来る。
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- 反航戦
敵味方の艦隊が共に反航しつつ交戦する体形。
反航戦の場合、相対速度は各艦隊の合計となり、接触時間が短時間に終わるため、決定的な破壊には至らない。
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- T字戦
敵艦隊の針路を規制し、味方艦隊の舷側火力を集中できる体形。
その昔は、逆に敵艦隊側が、単縦陣に割って入り、陣形を混乱させる戦法でもあった。
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- 正面戦
古代の海戦の陣形。
日清戦争で清国海軍はこの戦法を想定していた。
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- 日清戦争 黄海海戦
舷側に砲を向ける日本艦隊と、艦首側に砲を備える清国艦隊との戦い。
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参考
⇒ 日清戦争
新規作成日:2005年8月12日/最終更新日:2009年1月31日