古代の船では、櫂の様な物が舵としてつけられた。

通常、右舷船尾に取り付けられていた。
そのため、接岸する場合、左舷側を岸につけることから、左舷をポート・サイドと呼び、ステアリング・ボード、スターボードが右舷の呼び名となった。


舵の変遷

ローマの軍船
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12世紀になって舵が船尾中央についた、ハンザコグが生まれている。


ハンザコグ
Pict_0004.

Steering by tiller ropes
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マゼランによる世界一周航海を行ったビクトリア号の復元船。
Dcim1703/DSC_5647.

カラック船の舵取り機構
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船長室前の舵棒(ホイップスタッフ) Whipstaff
船首を向いて、棒(ホイップスタッフ)を左に倒すと、船首が左を向く。
Dcim1726/DSC_7304. Dcim1726/DSC_7333.

舵柄機構
船長室前の舵棒(ホイップスタッフ) Whipstaffと、舵柄とは「てこの応用」で接続されている。
Dcim1726/DSC_7290. Dcim1726/DSC_7291.


Dcim1726/DSC_7356.

やがて、舵輪が開発される。
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舵輪を回すことにより、ギアによりターンバックルが移動し、舵柄が動く。
Pict_0193. Pict_0192. Pict_0194.

最新のものは、油圧や、電気的に制御される。
Dcim0597/DSC_2255.

DD102 はるさめ 左舷舵機
p1187013.

舵の種類

釣合による舵の種類

非釣合舵
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半釣合舵
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釣合舵
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支持方式による舵の種類

固定舵柱利用舵
Pict_0723. Pict_0726.

下端支持舵
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中央部支持舵
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吊り舵
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応急舵

舵が完全に機能を失った場合に使用される。
板を曳航し、これに角度をつけることによって横方向の作用を発生させて舵の機能をする。
当然、効きは悪いが、旋回半径が拡大しても、一応針路変更は可能である。
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参考
推進器
シュナイダープロペラ




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新規作成日:2005年8月30日/最終更新日:2006年12月27日