艦船写真の写し方(花火)

花火

夜空を彩る花火。
Mモード(bulb)とし、三脚、レリーズにより、目標空域を定め、開花の瞬間(0.1秒を争う必要はないが)に、シャッターを開き、開花が十分揃った頃に、シャッターを閉じる。
ASA400、f8 で、4〜8秒前後である。
単発の場合は暗めになるし、多数連発の場合は飛んでしまうので、ころあい加減は目分量である。
あらかじめ、打ち上げ状況が完全に掌握できていれば良いのだが、実際にうち上がってみないと何とも言えない部分も多く、開花の状況を判断する為にも、シャッター速度を固定する事は危険でもある。
どのみち、夜間の長時間露光なので、1/10秒の差を争うものではないから、レリーズの操作間隔を自分で数えても影響はない。
打ち上げ高度、開花の範囲、周囲の明るさなど、要素は多い。
また、風向きによって、煙が立ち込め、白く写り込む場合も注意が必要だ。
複数台のカメラを連装に構える場合、同一諸元で写すよりも、写すタイミングや、露光時間を変えておくほうが失敗が少ない。
デジカメの場合、長時間露光の際に発生するノイズを除去する機能もついているが、これを動作させると、一枚写すごとに処理時間を食い、この間撮影ができないのでシャッターチャンスを逃しかねない。
また、打ち上げ時間に制限がある以上、短期集中となるわけで、電池やメモリカードはあらかじめフル状態のものに交換しておきたい。
布陣も、理論上直前でも十分だが、時間が迫ると慌てて失敗を増幅するので、早めに待機して準備したい。

p2336031. p2336034.
Dcim0699/DSC_6575. Dcim0699/DSC_6582. Dcim0699/DSC_6590.

最近の花火は明るいようで、あまり長く引っ張ると、真っ白になってしまう。
ただ、短くすると、絡める夜景も暗くなるので難しいところだ。
Dcim3230/DSC_5319. Dcim3230/DSC_5320.

撮影位置

花火の打ち上げ場所と開花位置がポイントだが、それと何をどのように絡めるかによって撮影位置は色々だ。
ただの夜景撮影なら陣地変更も不可能ではないが、花火の時間は限られているので陣取りは大切である。
Dcim0699/DSC_6569. Dcim1486/DSC_2667. Dcim2317/DSC_9622. Dcim3232/DSC_0397. Dcim4894/DSC_6309. Dcim4892/DSC_6142.

露光間フォーカシング

花火などで、長時間露光の間に、フォーカシングを行うと、花びら模様が出来上がる。
Dcim1974/DSC_9767. Dcim1974/DSC_9744.
左の写真は観覧車での試験。
右の写真は実際の花火で、フォースを外した状態から露光間にフォーカシングしたもの。


参考
艦船写真の写し方(夜景撮影)




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新規作成日:2007年1月1日/最終更新日:2007年1月1日