コンパクトフラッシュ

コンパクトフラッシュ、デジカメなどの画像記録用のメディアである。
制御機器用として、小型大容量の記憶メディアとしても利用されている。

私はデジカメ(Nikon D100)の導入にあわせて利用開始となった。
64,96,128,256,512MBがあったのだが、容量が大きくなる以上に価格も高くなる。
(2004.3現在、1GB,2GB,4GBのコンパクトフラッシュや、2GB,4GBのマイクロドライブ、更には40倍速のコンパクトフラッシュなども出始めている。)

総容量の意味では、64MBが一番リーズナブルだった。
ただ、交換の手間もあるわけで、とりあえず、128MBを3枚とした。
(2002.9.15現在、128MB x 4, 64MB x 3)
この記憶媒体の価格も、為替相場のように変動しているようで、同じ店舗でも、並べてある場所により、価格が違う。が、これは、修正が追いつかなかったり漏れたりと言う事らしく、マスターデータの価格は一致らしい。

導入後約1年経過すると、価格も普及価格となって来て、前年の約半額となっている。
(2003.10.3現在、256MB x 3, 128MB x 4, 64MB x 5)

転送速度は、x4,x8,x12 から、x20, x40 などとなってきている。
当初は、速度が驚異的に向上しても、負荷によっては書き込みエラーが多発したようだが最近は安定して来ているようだ。

2台目デジカメ(Nikon D70)の導入にあわせて、LEXARの256MB(x40)高速型の利用開始となった。

が、新機種が出来ると、従来型との相性も問題も出てくる。
IOデータの128MBのメモリを初期化すると、容量が7割程度に落ちてしまう。なぜ??
D100でフォーマットしたものをD70に入れても問題はないが、D70でフォーマットすると・・・。
IODATA 128MB のコンパクトフラッシュが、D100で、M-Normal で130枚の表示なのに、D70でフォーマットすると、94枚程度となる。
撮影可能枚数は、全容量/単位標準サイズなので、若干の差があっても仕方ないが・・・。
コンパクトフラッシュに、なぜか31MBの使用領域があって、未使用領域は91.4MBとなっている。
IODATA 64MB のコンパクトフラッシュは、15MBの使用領域があって、未使用領域は46.1MBとなっている。

この整理として、IODATAの128MB x 4, 64MB x 4を破棄して、LEXARの256MB(x40) サンディスクの256MB(x45)を導入した。

(2004.5.1現在、256MB x 3, 64MB x1, LEXAR/256MB(x40) x2, UltraII/256MB(x60) x 2)

128MB, 64MB, などを頻繁に差し替える手間が省けるが、エンドレスに撮影してしまうリスクもある。


2005.8.4、写真一枚あたりの容量も大きくなり、UltraII 512MBを一枚導入した。

UltraII
転送速度約10MB/s
約\6500(512MB 2005.8.4)
約\5000(1.0GB 2007.5.8)、約\8000(2.0GB 2007.5.8)


2007.5.8 ExtremeIII 1.0GB を導入した。
出先でのMOへの転送を考えると、ホントは600MB以内の512MBが良いのだが、既に市場流通も希薄となっている。
また、UltraII(x60)の転送速度約10MB/sに対して、ExtremeIIIは転送速度約20MB/sと画期的に早く、これはCF内の並行転送という新技術で、あまり最新技術は気も乗らないのだが・・・。
さて、通常なら一回、あまり重要度の高くない撮影で満杯まで試してみるところなのだが、なんせ1.0GBと言えば軽く1000枚を超え、その単位で失敗しても困ってしまう。
そこで今回は、HDDからの転送にて確認。HDD⇒CF⇒HDD⇒縮小、にて別段トラブルはなかった。
ただ、書き込みが22分、読み出しが17分と、思いのほかかかる。
転送速度約20MB/sであれば、1.0GB=1024MBなので単純に50秒のはずだから20倍前後は腑に落ちない。
同一HDD間のcopyでも2分程度で処理するから、HDDのI/Oが遅いということではないだろう。

2009.3.18、2009.5.25、2009.5.30、2009.6.3、フォルダが勝手に生成される事象が発生した。そして、D100では、連番がリセットされてしまう事象も。
で、サンディスクに状況を説明し、交換の方向となっていた。
が、どうも、D100,D70では、フォルダ内には999件までという制限があるようだ。

ExtremeIII
転送速度約20MB/s
約\6500(1.0GB 2007.5.8)、約\10000(2.0GB 2007.5.8)
RescuePROというミニCDが付いているが、転送技術が特殊なためのもののようだ。
また、CFが2枚入る可愛いソフトケースもついている。
P1010093. P1010094. P1010095.

(2007.5.8現在、256MB x 3, 64MB x2, LEXAR/256MB(x40) x2, 256MB(x60) x 2, 512MB(x60) x 1, ExtremeIII/1.0GB(x133) x 1)



2009.8.15 ExtremeIII 4.0GB を導入した。
出先でのMOへの転送を考えると、ホントは600MB以内の512MBが良いし、大容量で調子に乗って写すととんでもないことになるので1.0GB程度でも十分だったのだが、既に市場流通で2.0GBが最低となっている。
また、前回買ったときのExtremeIIIは転送速度約20MB/sだったはずだが、今回のExtremeIIIは転送速度約30MB/sとなっている。さらに最新のものもあるのだが、あまり最新技術は気も乗らないので・・・。
さて、通常なら一回、あまり重要度の高くない撮影で満杯まで試してみるところなのだが、なんせ4.0GBと言えば軽く4000枚を超え、やってられない。
そこで今回も、HDDからの転送にて確認。HDD⇒CF⇒HDD⇒縮小、と1点変なのが見えた。
DSC_1436
再処理においては、別段トラブルはなかった。
ただ、書き込みが約90分、読み出しが約75分と、思いのほかかかる。
転送速度約30MB/sであれば、4.0GB=4096MBなので単純に136秒のはずだから30倍前後は腑に落ちない。
同一HDD間のcopyでも2分程度で処理するから、HDDのI/Oが遅いということではないだろう。

その後、使用していたが、ある程度後半に近づいた頃[CHR]とエラーで書き込みができなくなる問題が発生。
既に写した分は壊れてはいないし、フォーマット後は使用継続できるのだが、再発したので、2009.10.9交換。
4GB分の書き込みと読み出しの試験を二度やって、とりあえずは問題はなさそうだ。


ExtremeIII
転送速度約30MB/s
約\7900(4.0GB 2009.8.15)、約\5900(2.0GB 2009.8.15)

(2009.8.15現在、256MB x 3, 64MB x2, LEXAR/256MB(x40) x2, 256MB(x60) x 2, 512MB(x60) x 1, ExtremeIII/1.0GB(x133/20MB) x 1, ExtremeIII/4.0GB(x133/30MB) x 1)


2009.11.21 D70で撮影試験をしていたが。。。DSC_1393.jpgあたりで[CHR]エラー。。。
挿しなおしてみたが、変わらない。仕方ないので、別のカードを使用して続行。
戻ってデータを取り込もうとすると。。。今日の撮影分が見えない。。。
D100に挿してみたが、[ ]。。。このカードは使用できません。。。
LEXERのカードについていた復旧ソフト「Image rescue」の機能がよかった気がして試してみたが、認識すらしない。。。
2009.11.20 の撮影が、Dsc_1320.jpgまでで。そして、今日の撮影も、途中、何度か写り具合は見ていたわけだが。。。
ただ、終末段階では、、、電源を入れてからのアクセスランプがついている時間が長くなっていた気はする。
カードの中のフォルダは、今日の撮影分が存在しないだけではなく、2009.11.20 の撮影分のうち、Dsc_1239.jpgまでしか見えない。
すなわち、Dsc_1240.jpg以降が消えてしまったことになる。
復旧ソフトを探していたところ、「FINALDATA2007 特別復元版 試供版」というものがあったので試行。
クラスタ総数(容量) 122392(3824M)
1808件発見。。。
しかし、フォルダ内には、見えている分だけでも、125ND200:398、126NCD70:451、127NCD70:999、128NCD70:237の合計2385ファイルあるはずで。。。
「FINALDATA フォトリカバリー8.0 試供版」というものがあったので試行したが、発見できず。
「DataRecovery」というフリーソフトは、動作してくれない^^
サンディスク系の「RescuePRO」では、デバイスを開けません。。。
カメラ側の問題も疑ったが、やはり高速大容量メディアは気になるので返品。


(2009.11.24現在、256MB x 3, 64MB x2, LEXAR/256MB(x40) x2, UltraII/256MB(x60) x 2, 512MB(x60) x 1, ExtremeIII/1.0GB(x133/20MB) x 1)


マイクロドライブ
コンパクトフラッシュとほぼ同様の接続で利用できる。
1G,2G,4Gのマイクロドライブと言うものも有るようなのだが、ほとんど差はないといつつも、構造的に石であるメモリに比べ、記憶装置である分、故障リスクはあると思われる。
また、マイクロドライブは一応ハードディスクのため、FATによる制限があり、2GBを超える場合、機種によっては使用できなかったり、パーティションを切って2GBのみしかカメラ側では使用できなかったりと言う場合がある。


パソコンでのコンパクトフラッシュのアクセス

PCカードリーダー
PCIスロットにボードを挿す事により、PCカードそのものを利用できるようになる。

コンパクトフラッシュ・リーダー
USB接続で、パソコンから、リムーバブルディスクとして扱える。

SCSI接続により、コンパクトフラッシュアダプタを介して、コンパクトフラッシュを利用可能とするものもある。


デジカメ(D100)導入
2台目デジカメ(D70)導入
コンパクトフラッシュ
SDメモリーカード


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新規作成日:2004年5月2日/最終更新日:2009年10月9日