ニコン D70s D50

昨年発売の、ニコン D70が製造終了との噂があった。
が、店頭では特に変わりなく、販売が続いていた。
が、後継機の噂も出ていた。
後継機と言う点では、D100の後継もそろそろ出ても良さそうなところだが、普及機が先に出そうだという。

果たして、D70sと D50のようだ。
D70sは、名前からも判るように、D70の改良型である。
これに対して、D50は入門機の位置づけのようだ。

現在、D100とD70の2台を使用しているが、2台あれば1つトラブルでも大丈夫と思いつつ、やはり実際に単装状態となると心もとない。
緊急時は、D70sか D50を買ってしまうのも一つだろう。


ニコン D70s

D70sは、4月27日に発売され、価格はオープンプライスだが、ボディのみの店頭価格は10万円前後のようだ。
「AF-S DXズームニッコールED 18〜70mm F3.5〜4.5G(IF)」が付属する「D70sレンズキット」は、13万円前後のようだ。
CCDや画像処理エンジンはD70と共通だが、液晶モニターが約13万画素の1.8型から同画素数の2型になったほか、AFのアルゴリズムを変更し、合焦精度、捕捉能力、追尾能力を向上させたようだ。
測距素子は従来通り「マルチCAM900オートフォーカスモジュール」で、測距ポイントは5点と変わらない。
内蔵スピードライトの発光位置を変更し、照射角を広げ、D70の焦点距離20mmに対し、18mmをカバーするよう改良された。
電源は新タイプの「EN-EL3a」が付属し、従来の「EN-EL」を大容量化し、フル充電で約2500コマ撮影できるというから2.5倍程度の容量だろうか。EN-EL3aは、D100、D70、D50でも使用可能で、価格は8925円。
外観では、シャッターレリーズボタンの色をシルバーからブラックにするなど一部を変更し、高級感を高めたという。
メニューデザインもD70から配色を変更するなど、新デザインになっているらしい。
また、D70sでは、専用オプションのリモートコード「MC-DC1」(3675円、27日発売)が使用可能になり、D70で要望が多かったというケーブルレリーズが可能になる。
このほか、付属の接眼目当てが大型の「DK-20」に変更された。
撮像素子は約610万画素CCDで、サイズはAPS-C相当(23.7×15.6mm)。記録画素数は3008×2000/2240×1488/1504×1000ピクセル。ISO感度設定はISO200〜1600で、1/3段ステップでの設定が可能。レンズマウントはニコンFマウント。画角はレンズ表記の焦点距離の約1.5倍に相当する。
機械式シャッターとCCD電子シャッター併用により、D70と同じ最高1/8000秒のシャッター速度を実現。起動は約0.2秒で、連続撮影は約3コマ/秒。SanDiskのUltra II、Extreme III、Lexar Mediaの80X WAシリーズの場合、画質モードNORMAL、画像サイズLで144コマの連続撮影が行なえる。
このほか、3Dマルチパターン測光、7種類のデジタルイメージプログラム、1005分割RGBセンサーなども継承。
外部ストロボはi-TTL BL、i-TTLなどに対応。


ニコン D50

D50は、6月に発売される。
価格はオープンプライスだが、ボディ単体での価格は9万円台の見込み。
ボディ単体に加えて「D50レンズキット」と「D50ダブルズームキット」も発売されるらしい。
価格はいずれもオープンプライスで、価格はD50レンズキットが10万円台、D50ダブルズームキットが13万円台前後の見込み。
D50レンズキットは、D50ボディに新製品のデジタル専用交換レンズ「AF-S DXズームニッコールED 18〜55mm F3.5〜5.6G」をセットにしたもの。
ダブルズームには、同じくAF-S DXズームニッコールED 18〜55mm F3.5〜5.6Gに加え、「AF-S DXズームニッコールED55〜200mm F4〜5.6G」が付属する。
AF-S DXズームニッコールED 18〜55mm F3.5〜5.6Gは単体でも10月に発売見込みで、価格は31500円。AF-S DXズームニッコールED55〜200mm F4〜5.6Gは6月発売見込で、価格は42000円となっている。それぞれブラックとシルバーが用意される。
18〜55mm、55〜200mmは、35mm換算で、それぞれ27-80mm、80-300mmとうレンジをカバーしている。

有効約610万画素、APS-CサイズのCCDを搭載
初級機として2005年3月に登場したD70よりもさらにエントリー向けの製品とされた。
プレビューボタンやグリップ前面のサブコマンドダイヤルを省略し、本体サイズも若干小さくなっている。
撮像素子はAPS-Cサイズ相当(23.7×15.6mm)の有効610万画素で、サイズおよび画素数など、CCD周りの基本的なスペックはD70と同等だが、D70のものとは異なる新開発の素子を採用し、ハイライトの白飛びに強くなるなど性能を向上させたという。
画像処理エンジンも新たに設計され、初心者層を意識した「鮮やかでくっきりした絵作り」を目指したという。

D70との機能面での主な違いは、記録メディアをCFからSDメモリーカードに変更したことが大きく異なる。
ニコンのデジタル一眼レフとして初めての採用で、ボディサイズはD70から幅約7mm、奥行きで9mmほど小型化した。重量はD70よりおよそ55g軽い約540g。PCインターフェイスはUSB 2.0(Hi-Speed)を採用する。
液晶モニターは約13万画素2型低温ポリシリコンTFT。さらにマルチパターン測光用の3D-RGBマルチパターン測光が、新開発の420分割「3D-RGBマルチパターン測光II」になった。 レンズサーボにはAF-S、AF-C、Mに加え、AF-SとAF-Cを自動的に切替える「AF-A」が追加されている。AF測距点はD70と同じ5点だが、D70sと同じく測距用の「マルチCAM900オートフォーカスモジュール」のアルゴリズムを進化させ、合焦、被写体捕捉、被写体追尾の各性能が向上している。
このほか、デジタルイメージプログラム(シーンモード)に「こどもスナップ」が加わった。「肌の色を美しく表現すると同時に、服装や背景も鮮やかに仕上げる」という。その代わりに「夜景」が省略されており、ファミリーユースを意識しているようだ。
D70よりスペックダウンした点は、まずプレビューボタンが省略されたこと。絞り値による被写界深度がファインダーで確認できなくなった。また、CCD電子シャッターによるシャッター速度の上限が1/8000秒から1/4000秒に下がった。連続撮影も約3コマ/秒から約2.5コマ/秒に、ISO感度(ISO200〜1600)の設定幅が1/3段ずつから1段ごとになっている。
ホワイトバランスやi-TTL調光で使用するRGBセンサーも1005分割から420分割に簡略化された。また、L/M/Sの記録解像度のうち、Mモードが2240×1488ピクセルから2256×1496ピクセルになっている。
コマンドダイヤルも前面のサブコマンドダイヤルが省略され、背面のメインコマンドダイヤルのみになった。マニュアル露出時にそのまま回すとシャッター速度の変更、レリーズボタン右手前の露出補正ボタンを押しながら回すと絞り値を変更できる。
露出モードはP/S/A/Mに加え、AUTOや7種のデジタルイメージプログラムを搭載。オートブラケティングは露出(AE)、スピードライト(SB)、ホワイトバランス(WB)で可能。ただし、2コマまたは3コマを指定できたD70に対し、3コマのみに限定される。
ホットシューも備え、外付けスピードライトも装着可能。i-TTL調光、i-TTL BL調光などに対応し、SB-800、SB-600との組み合わせで、アドバンストワイヤレスライティングや発光色温度情報伝達に対応する。シンクロ速度は1/500秒。
バッテリーはD70と同じ「EN-EL3」が付属する。1回の充電で約2000コマの撮影が可能。大容量タイプの新型リチウムイオン充電池「EN-EL3a」も使用できるが別売となる。価格は8925円。D70用のCR2リチウムイオン電池は使用できない。
リモコンはD70と同じML-L3を利用できるが、D70sにあわせて登場したリモートコード「MC-DC1」は接続できない。


ニコン D80
ニコン D70s D50
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4台目デジカメ(D90)試行結果
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ニコン COOLPIX S640
オリンパス E-500
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新規作成日:2005年4月26日/最終更新日:2005年4月26日