 世界の潜水艦 インド INDIA  INDIAN NAVY
世界の潜水艦 インド INDIA  INDIAN NAVY

本項は 「現代の潜水艦」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2001年7月のデータにもとずいています。
2000年の相次ぐ核実験にも象徴されるように、隣国パキスタンとの軍事的緊張が続いており、国境を巡る紛争も経験しているインド海軍では、古くから旧ソ連との軍事協力が続いていて、潜水艦も相当数導入しているが、共産圏ではない為、西側の技術も取り入れている。一時、原子力潜水艦の導入も話題になったが、現段階では保有していない。またドイツの技術指導下での建造も行われている。目下、原子力潜水艦の独自建造計画も進められている。
潜水艦 フォックストロット型 (641E型)
旧ソ連より購入されたが、設計自体30年以上前の物で、とても近代戦に適応するとは思えないが、先ごろ行われたインド海軍観艦式では、その勇姿を見せていた。
1,957t(水上) 
2,484t(水中)   15.5kt(水上) 
18kt(水中)  250  91.30(89.70 wl) 
x 7.50 x 6.06   10/533mm 魚雷発射管
艦首6/艦尾4 (機雷)   ディーゼル
3基3軸   8(士官)
67(下士官・兵)  
◆ SS フォックストロット型 4
 S 21 KARANJ 1970 
    S 40 VELA 1973 
    S 41 VAGIR 1973 
    S 42 VAGLI 1974 
潜水艦 209/1500型
ドイツHDW社の輸出用潜水艦で、2隻はドイツで建造され、残りはドイツHDW社の技術指導下、本国の造船所で建造が進められている。209/1500型とは、209型式の1500t型を意味し、209型最大の艦型で、インド海軍のみで使用されている。本型は、他の209型と違い、乗員全員が収容可能な緊急脱出装置を装備している。
1,660t(水上)
1,850(水中)   13kt(水上)
22.5kt(水中)  260 64.40 x 6.50 x 6.20  8/533mm 魚雷発射管
(有線誘導魚雷, 機雷)   ディーゼル
4基1軸   8(士官)
28(下士官・兵)  
◆ SS 209/1500型  4 (+ 2)
  S 44 SHISHUMAR 1986 
    S 45 SHANKUSH 1986 
    S 46 SHALKI 1992 
    S 47 SHANKUL 1994 
    S 48   2004就役予定 
    S 49   2005就役予定 
潜水艦 キロ型 (877EKM型)
ソ連の輸出用潜水艦で、ソ連におけるキロ級の輸出第一号である。しかしながら、寒冷地である旧ソ連・ロシアの仕様は、赤道直下のインド洋での運用実績に乏しく、導入当初、トラブルに見舞われている。ウェーキホーミング魚雷も使用可能である。
また、S 59 SINDHURATNA は、2002.7に、ロシアで近代改装工事を行い、SS-N-27 USM を、魚雷発射管から発射できるようになっている。
2,325t(水上) 
3,076t(水中)   10kt(水上) 
17kt(水中)   300  74.3(70.0 wl) 
x 10.0 x 6.6   6/533mm 魚雷発射管
(有線誘導魚雷, 機雷)
1/SAM   ディーゼル
2基1軸   12(士官)
41(下士官・兵)  
◆ SS キロ型 10
 S 55 SINDHUGOSH 1986 
    S 56 SINDHUVAJ 1987 
    S 57 SINDHURAJ 1987 
    S 58 SINDHUVIR 1988 
    S 59 SINDHURATNA 1988 
    S 60 SINDHUKESARI 1989 
    S 61 SINDHUKIRTI 1990 
    S 62 SINDHUVIJAY 1991 
    S 63 SINDHURAKSHAK 1998 
    S 64 SINDHUSHASTRA 2000 
 .
. 
(写真はロシア海軍の艦)
⇒ ロシア海軍 kolo級
潜水艦 新技術型
ATV(Advanced Technology Vessel)型とよばれている原子力潜水艦である。目下1隻建造中で2009年の就役を予定しており、追加も計画されている。
9,400t(水中) 24kt 300* 124.0 x 12.0 LAM 魚雷発射管  原子炉1〜2基
1〜2軸   
◆ SS 新技術型 0 (+ 5)
    2009就役予定 
 

新規作成日:2003年2月15日/最終更新日:2003年4月10日