五郎兵衛米物語(1)


3月20日

3月22日
 田んぼの写真は、苗床です。水を張って、床を整地してそのうえに苗箱を並べます。そのうえに有穴ポリでトンネルを作って保温します。

 トラクターの写真ですが、トラクタの前部に装着してるのはライムソワーという機械です。動力は電気で、トラクターのバッテリーよりとっています。機械の中に鶏糞や菜種粕または化学肥料など、粒状なものなら撒けます。
 
 手で撒くより均等に撒けますし、時間も早いです。化学肥料のみの栽培ですと10aあたり20kの袋を3袋で済みます。五郎兵衛米は、一般的な栽培の仕方は化学肥料で作っています。たぶん浅科の80%以上は化学肥料のみだと思います。この場合だと10袋ってこともありますので手作業だとかなりつらいです。そんなこともあってこのライムソワーにはたいへんお世話になっています。

 我が家は有機肥料がほとんどですが、追肥などで 化学肥料を使います。というのはコントロールがしやすい
 からです。有機の場合は温度などの諸条件で分解の速度が違いコントロールが難しいです。料理に例えると本ダシみたい な感じです。どんな人でもある分量を使えば一定の味になりますが、かつお、こんぶなどの天然だしは作り手の技量が問題です。

 4月12日 種まき

 苗床
 種まきの様子ですが、使っている機械は播種機といいます。苗箱に床土もしくは育苗マット(綿で形成されてます)
を入れた状態で機械に入れるとベルトコンベアーのごとく流れていきます。最初に潅水し、そのあと種をまき、その上に伏土をかけてくれます。1時間に150枚くらいは作業できます。

 苗間のトンネルですが、床に上に苗箱を伏せて、その上にラブシートという資材をかけます。(一週間後にはとります)そこにポールをたてて、その上に有こうポリでトンネルをつくります。このビニールには細かい穴があいています。

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