白鳥農場お米便り(5)

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2010年8月1日

田植えは5月は低温で今年の夏は冷夏となると予想されていましたが、その予想ははずれ、梅雨時も7月上旬と早く明け真夏日が連日続いています。稲や大豆の生育も6〜7月の好天に恵まれ大変よく順調に育っています。
 稲にとって平年より生育もすすみ早いところでは出穂の始まっているところもあり、お盆前にはほとんど出そろうと思います。しかし、今後の天候次第では、まだどのように左右されるかわからないので、刈り取って米袋に入れて見ないうちは安心することができません。
 恵まれた天候の中で五穀豊穣を願って神社の祭典があり、我が地区が二年に一度の当番に当たり運営しなくてはならず、特に私が自治会長の立場でもあり、運営しなくてはならず、特に私が自治会長の立場であり、率先してやらなくてはなりません。
2010年7月1日

現在の稲の生育は6月の好天に恵まれ、5月までは平年と比べ生育が遅れていましたが、回復し平年並みの生育になっています。大豆の捲種も6/7〜6/23日までに30ヘクタール好天に恵まれて順調に作業することができ、芽も今はほとんど出って安心しているところですが、6/30からは宮城県も本格的な梅雨入りになり、時々雨も本降りの時があります。これから稲・マメともこまめな管理作業が収穫まで続きますが、病害虫の発生が多くなるなるので、長い梅雨にはなってほしくないと思っています。
2010年6月1日

今年の田植えは平年より若干遅れて5月8日に始まったものの作業は順調に進み26日に完了いたしました。昨年に引き続き苗作りが省略できる乾田直蒔に75aほど取り組みました。昨年は収量が普通栽培と比べて少なかったのですが、食味が大変良かったので、これからの稲作りはこの方向に進むものと思いやっております。
 稲の生育は4月から5月にかけて気温の低い日が多く遅れているようです。一部の予報では大冷害の時に似ているともいわれていますが、あまりひどくならないで欲しいと思います。田植え後ゆっくりすることもなく、転作大豆の種まき準備に取りかかっていますが、田んぼの乾きが悪く作業できないところもあるので、梅雨入りが遅れてほしく、もう少し好天が続いて欲しいと願っています。
2010年5月1日
 桜の開花も寒さのため、これまでにもなく遅く、咲き始めから終わり間で長く、今終わりを告げようとしています。咲き始めてから雪が降ったりもしたためか、色が少しうすく感じました。世間ではゴールデンウィークの中、我が家では田植え準備に向けて休日返上で作業を進めています。
 四月の天候が大変不安定で雨や雪が多かったため、田んぼは乾かずぬかっているため作業が遅れていますし、寒さもあり、苗は生育が遅れて、一部病気の発生したところもあり、平年より少し遅れて六月頃から田植えを始めれば良いと思っています。米作りの中で苗半作と昔から言われてきているなかで、少し病気が出って始まる、今年の米作りは、今年の作柄の不安を感じるところです。私の36年の経験で、これからの天候にうまく対応しながらがんばります。 
2010年3月15日
 三月になって大雪が降り、せっかく乾いた田畑も春作業(耕起や堆肥散布)に入れるかなと思っていましたならば、また少し遅くなってきました。また近頃は強い地震も数回起きており、びっくりさせられております。当地で強い地震が起きてから日が浅く、その怖さを身にしみているところであり、今後も強いものがこなければいいなぁ〜と思っています。
 二月下旬に志波姫地区の稲作農家4人でインド観光を7日間の日程でしてまいりました。近年は毎年この時期にどこか世界遺産巡りなどの観光ができればと思っています。広大なインドを実質4日間の内容なので一部デリー付近しか見ることができませんでしたが、感じたことは人口(13億)の多いことにびっくりし、首都デリーでは道路・鉄道・ビルディングなどの建設がいちぢるしく急激な経済発展をとげていました。

 首都から一歩出ると、その差は激しく、農村地帯が延々とつながり、麦やカラシ(菜種の一種)が栽培されていました。早いところでは、収穫が始まったばかりで、人力でやっているところもあり、これから大型コンバインで行うところもあり、その差は大きいようです。

 宗教はヒンズー教がほとんどで酒・たばこは家庭以外では飲まないようで貧富の身分制度(カースト)がまだ強く残っており、特に女性について強く感じました。いなかの車通りの激しいところでも、放し飼いの牛がゆったり歩いていたり、寝ているのに、それを苦にせず、車がどけて通るのにびっくりしました。カレーも私は大好きな方ですが三食四日間のメニューには、さすがの私も胃腸などがおかしくなってしまい、最後はおなかを壊してしまい、帰ってから後遺症に悩まされました。
2010年2月1日

 正月早々から大雪にみまわれ、大変な一年になるのかなと思っていたら一月は寒さの厳しい時もありましたが、近頃は寒さもだいぶやわらぎ過ごしやすくなってまいりました。
 今農業現場では自民党から民主党に政権交代したことにより、大きな農業改革が行われ変化しようとしており、政策も大枠では決まっているのですが細部まで決まらず、末端である我々農家は今年の経営の取り組みをどうしたらよいか定まらず、たいへん困っているところです。限られた予算の中でのことなので、補助金等を多くもらっても他方では削られており実質そんなに金額は変わらないのですが、金の出し方として目先のことだけでなく長期展望にたったやり方であって欲しいと思います。日本の農業も国際経済の中での動きに対応せざるわけないわけですが、保護なくてやっていけない部分もあります。
 政権交代後、国内食糧自給率をこれまでの目標より高く50%にしようとうたっておりますが着実に実現に向けて可能な政策を打ち出してほしいと思います。
2009年12月1日

 朝夕の寒さは日増しに強くなり、木の葉はすっかり落ちてさびしく感じられ、朝起きると庭木や屋根が霜で真っ白になってくるようになりました。
2009年11月1日
 先月18日に宮城まるごとフェステバルがあり、そのうち農産物品評会で水稲部門(県内100点出品)で2点も入賞することができました。表彰式に出席しました。
2009年10月1日

 新米をお届けいたします。
朝夕の気温もこのところだいぶ低くなり大変気持ちの良い季節となりました。そんな中、今年は平年より若干遅く、先日21日からコンバイン刈り始めました。全国的にはやや不良といわれている通り、当地でも若干収量の少ない状況ですが、品質については良い品になっているのでほっとしているところです。

 9月7日より県農業大学の女子生徒が一人40日間の民泊をしながら研修ということで、稲刈りの一番忙しい時に来ました。実家は農家ではないのですが、朝早くから夕方遅くまでの仕事にたいしていやな顔ひとつせず、機敏な積極的な勉強しようという姿勢がすごく良く、家庭の中にも解け込みながらよく頑張ったなとほめてあげたいと思います。
2009年9月15日



 朝夕の気温もこのところ、だいぶ低くなり大変気持ちの良い季節になりました。今年の稲の出来具合は全国的にやや不良となっておりますが、当地宮城では、若干の生育遅れはあるものの、平年に近い出来具合になるのではと思っていますし、むしろ昼と夜の温度差が大きくある時に実った米は食味も良くなるので、と思っています。
 収穫を目前にひかえ今はコンバインや乾燥調整設備の点検と整備などを行っています。
2009年9月1日
 
 7月から続いた梅雨らしい曇空の日も気象庁からは梅雨明け宣言されることなく、ようやく8月14日から、からりとした秋を思わせる好天に恵まれてまいりました。昨日は台風の通過もあり、大雨をもたらしましたが大きな被害もなく、ほっとしていところです。

 これからの作業はライスセンターの準備や大豆の防除作業があり、仕上げ段階に入っています。先日の選挙では自民党の大敗になり、政権交代になりますが、食糧輸入をかかげ、農家の所得保障には限度が感じられますので、どちらにしろ食糧自給を考えた政策で合って欲しいと思います。 
2009年8月15日

 7月から続いた梅雨らしい曇空の日も気象庁からは梅雨明け宣言されることなく、ようやく8月14日から、からりとした秋を思わせる好天に恵まれてまいりました。稲の生育は頭初平年並みの出穂は始まったのですが、曇天のため一週間くらいの生育遅れとなっており、これからのところもあります。

 第一回目の全国の作況予想ではほとんどの県でやや不良という状況です。これからの天候が作柄に大きく影響されると思われます。平年並みの収量でいいですから、食味だけは良いものになって欲しいと思いますから、せめてこれから好天が続いて欲しいと願います。これからカメ虫の防除とか大豆の防除作業があり、仕上げ段階段階に入っています。8月下旬らは選挙があり、政権のゆくえが関心となっております。私はどちらでもかまいません。手厚い農業保護はいりませんが、自給率の大切なだけは忘れずに守って欲しいと思います。
2009年7月15日

 7月6日毎日新聞主催の全国農業コンクールが宮崎県でありまして、優秀賞とクボタ賞をいただきました。
2009年6月15日

 岩手・宮城内陸地震は14日で発生から一年を迎えました。犠牲者のご冥福と不明者の早期発見を祈って市の文化会館で追悼式典が同日行われました、いろいろな催しが被災のひどかった各地区で行われました。今でも21世帯55人は依然、避難生活を送っています。我が家は震源から離れた平坦部なので被害は少なかったのですが当時を思い出すとおそろしくなります。この地震で地区内においても、自助、共助、公助の精神、コミニケーションの大切さを学び、自主防災組織の結成も進んでいます。

 梅雨入りも平年通りにし、稲も順調に生育しています。一部雑草が多く発生した所もあり、対策をしなければなりません。作物は草・病気・害虫との戦いと言ってもいいと思います。今は大豆の播種作業の最盛期になっております。雨が降ると、しばらくの間、田んぼに入れなくなってしまい、作業が長引いてしまうので、あと7日間くらい雨があまり降らないことを強く願っています。
2009年5月15日


 5月4日に始まった田植えも、始まってから雨がほとんど降らずにいたので、休むことなく毎日順調に作業が進んでおります。作業の60%くらい終わり、あと一週間くらいはかかりそうです。このまま機械などのトラブルなどなく順調に進んで欲しい思います。

 このたび、第58回全国農業コンクールが7月に宮崎県において開催されます。優れた農業経営や改善実績の発表の場として、県の協力を得ながら申し込みしたところ、運良く入賞することが出来まして、これからがその発表のまとめで忙しくなると思われます。
2009年5月1日

 田植えまもなく始まる!

 桜の花も盛りが過ぎて、八重桜の花が所々で美しく大きな花を咲かせております。世間ではゴールデンウィークというところで、ETCカードで高速道路料金も安くなったので行楽に出かける方々も多くあると思います。そんなときに私たちは田植えを始めとした農作業の最盛期を向かえております。

 4月中下旬の雨続きで代掻きのための水田への水の供給は平年になく楽に行われる年であります。代掻きは始まったばかりですが、田植えと平行して行っていまきす。私が代掻きを主にし、息子が田植えを行っていきます。田植えは平年通り、5日から始めようと考えています。

 今年の米の作付けは昨年より増えていることもあり、低コスト・省力化技術として苗作りをしなくて良い直播栽培に一部取り組み今後の技術構築をはかりたいと思っています。年々面積が増える対応としての、これからの栽培技術として必要不可欠なものと思っております。国内ではインフルエンザ騒動でたいへんな状況となってまいりました。あまりひどい状況にならずにおちついてほしいものと願っているところです。
2009年4月15日

 苗も早いものは四月はじめに播種しました、前半の天気が良かったので、5月上旬からの田植えに会わせ、伸びすぎないように注意しなければと思っています。苗の30%分の播種は田植えも5月中下旬までかかるので、これからにしようと思っています。苗は播種してから約30日くらい育苗用ビニールハウスで管理いたします。

今年は水田の面積を一枚あたり大きくしようと、小さな水田のつながっているところで高低差の少ない所を大区画にして管理作業の省力化をはかろうと思ってやっておりますが、その作業も機械で自分でやっておりますが、大変な時間がかかっております。
2009年4月1日

 春作業本番!

 桜前線も平年並みに北上しており、当地は15日ころが満開かなと思われます。そういう季節の中で米作りの本格的な作業の始動の時となってまいりました。毎年のことのように暖冬を強く感じていますが、そのような影響で生育状態に若干ではありますが、変化が起きており作物の栽培時期など調節していかなくてはならなくなってまいりました。

 我が農場の作付け面積は水稲においては前年対比で20%くらい増えており、大豆においては5%くらい減る見通しで年々面積が増えることは大変うれしいのですが、それにともない農機具や設備への投資も大きくなっており、じょうずに経営していかなければ儲からない農業になってしまいます。

 4月29日には当地区自治会(130戸)の総会がありました。会長を4年経過しましたが、ひとくぎりとして総会を終えてほっとしています。地区の中に白鳥農場あり、と言う気持ちで地区移動とバランスを取りながら、農作業と経営を順調に進めていきたいと思っています。
2009年3月15日

 日掛けにあった残雪も解けてなくなり、ふきのとうなどの芽も出し始め、春を感じられるようになりました。今年16日までに提出の確定申告では頭痛くしておりますが、そのとりまとめも終わり提出できるところまできたので、ほっとしています。

田んぼにおいては、耕紀を始めたいのですが、今年はいつにもなく雪が少なく、雨が多く、田んぼがぬかるんでおり入れない状態です。これから21年作業は本格始動します。精一杯がんばりたいと思っています。
2009年3月1日

 もうすぐ春を感じられる季節になりました。今年も暖冬ということが強く感じました。平年ならば1・2月は雪が降るのに雨の降る日が時々あり、真冬なのかと疑いたくなりました。大豆の選択も2月いっぱいで終わり、ほっとしているところです。3月には確定申告があり、これから二週間はそのまとめかたで頭痛くなります。

 農作業の方は、水田や豆作後の耕起、堆肥散布や行苗の準備ですが、そのほとんどを息子や従業員にまかせ、私は申告に専念したいと思っています。また、今の時期、地区内での共同作業で用水路となる堀の整備や農業道路の整備ということで、枯れ草や土砂ごみの撤去と日曜日には毎回のように作業が入ります。年々農地の面積が増えて続けており、究極の低コスト稲作で米価の低迷にも対応出来る技術ということで、昨年より米の直播に挑戦していますが、今年も続けて新たにちがったやり方り乾田直播に試験的に取り組みを考えています。
2009年2月1日

 地球温暖化と言われていますが、たしかにそのように感じられるようになりました。月末の30・31日には雪ではなく雨が多く降り温暖化になっているなと痛切に感じました。

 これからの農政の動向は、世界的食糧不足の傾向もあり10年後に向けて自給率を30%から40%に向上と強く打ち出してまいりました。減反も廃止ありきなども言われております。農業は国の保護がなければ難しい産業になっておりますが、国民の皆様に理解していただける農政でなければと思います。生産者にとっては食糧の重要性が高まることは、すごくうれしいのですが、その手法や対策がこれからどのようになってくるが興味あることです。
 先日26日に東北放送から取材がありまして農政改革についてでした。三時間くらいでしたが、3日に三分くらい放送されました。
2009年1月15日

 昨年は「白鳥農場」をご愛用いただきまして、ありがとうございました。平成21年皆様にとりまして良き年でありますようにお祈りいたします。

 新年になり、暖かく天候に恵まれた正月期間を過ごしました。雪も降らずにいたのですが、先日は13日の夜には少しまとまった雪が一時的でしたが降り10センチくらい。もっと大雪になるのかとびっくりしましたけれど、それほどでなく安心いたしました。今年の農政の動向は世界的な食糧不足の傾向もあり、食糧自給率の向上を強く打ち出してまいりました。生産者にとっては食糧の重要性が高まることは、すごくうれしいのですが、その手法やこれからどうなっていくのか興味あるところです。
2008年12月1日

 転作大豆の刈り取りが先月上旬より始まり、半分くらい決まったところです。雨が降ったりすると、「さや」や「茎」が濡れてしまい脱穀の時、豆が汚れてしまうために翌日はできませんし、霜がふったりするために朝早くからできず、昼頃からの作業になるために、その分夜遅くまで作業を行います。

 近隣の山々には雪が積もって白くなってまいりました。里でも時々雪がぱらついています。天候が心配されますが早くから大雪が降らないことを祈っています。今現場では農業離れが加速しており、予想以上に土地の受記が進んでおり、その対応のためには、大型の機械の力にたよるほかなく、その導入に苦慮しております。

 今月には東北で第一号のイセキ農機のモデルチェンジした大型セミクローラトラクターの導入になります。機械力ばかりでなく経営の内容も向上するように努めなければと思っています。特に、品質の向上には、なお一層がんばりたいと思っています。
2008年11月1日

稲刈り完了

 9月23日から始まった稲刈りも10月18日に無事終えることができまして、ほっとしております。寒さのほうも、三日前よりいちだんと寒くなり、北海道の旭川や近くの栗駒山では初雪が降りました。朝夕には我が家の上空を「雁」がにぎやかに鳴きながら田んぼにエサをついばみに飛んでは、帰って行きます。稲が一段落して今度は大豆の刈り取りで今月いっぱいはかかると思います。
2008年10月15日

稲刈り終盤!

 先月下旬より始まった稲刈りも間もなく、一ヶ月になろうとしています。コンバイン狩りについては、残りわずかとなり、天気次第ですが20日ごろには決まる予定でいます。今年は刈り取り期間の途中、雨が続き休むときがあり、若干長引いてしまったものの大きな事故もなく作業は順調に進んでいます。

刈り取った後の水田には雁の群れが来て、なにかしらついばんでいます。黄金色だった水田も刈り取りが進むのにつれ、地肌が見えるようになり、収穫の喜びとさみしさも感じられます。
2008年10月1日

新米をお届け致します。

 今年の刈り取りは平年より遅く9月23日より始まり、今が最盛期となり、気持ちがせわしくなっております。米の出来具合は、8月の天候が悪かったので心配しておりましたが、収量としては平年並みくらいで、粒張りは良く米粒は大きいです。心配なのは食味です。

 幸い台風も東北からはずれ、収穫前の稲の倒伏も少なくほっとしております。
2008年9月1日

 こちら宮城では8月に入ってから夏らしい天候が続かないうちに夏は終わってしまいました。そんな中で、稲の生育として出穂期は順調に経過はしたものの、その後雨やくもり、そして低温の日が多く実りが心配されるところです。各地で集中豪雨の被害など出っておりますが、それがこの地域ではないので、助かっております。

 農産物は天候に大きく左右されるだけに、せめて、これからの天候が回復して実りがいくらかでもよくなってほしいし、これまでの雨で田んぼがぬかっているので、早く乾いて作業しやすい状態になってほしいと願っています。

 国内では小麦などの値上がりで、昨年より込めの消費は若干でありますが伸びております。生産者にとっては、大変うれしいことであります。毎年、これまでは1%ぐらいずつ減少している状況でした。

 三笠フーズなどの汚染米の不正転売問題では、米ビジネスの闇の深さに驚かされてしまいました。いつもの時代も不正はありがちですが、食糧の不正については、とくに怖いものがありますし、絶対にあって欲しくはありません。

稲狩り見通しは9月20日頃からの計画で準備は進めているところで、10月1日から新米をお届けできることと思います。
2008年8月15日

 夏・真っ盛りというときですが、6/14の地震の影響で栗原市の行事として行ってきた、これまでの祭り関係の行事はすべて中止となっている状況です。私たちのところは被害の少なかった地域でもあるので、普通に行ってほしいとの思いがあります。花火大会・運動会は中止です。

 しかし、志波姫の行政担当区単位の祭りなどは行われています。先月8/3には志波姫神社祭が当地区が当番で好天に恵まれた中、成功に終わることができました。稲の生育はほぼ平年並みに生育しており、九月下旬には刈り取りが始まることと思います。
2008年8月1日

 六月の好天気の反動か?7月に梅雨明け宣言はされたもの、当地ではそれからが、本格的な梅雨になったようで、ここ10日間くらい雨の多い、ぐずついた天気が続いています。早く本格的な暑さ・夏がきてほしいものです。

 水田の生育は、順調に生育しており、まもなく出穂を迎えようとしています。これからの天候が収穫に大きく影響を与えますので、好天になってほしいと願っています。

 地震の影響で市の行事(花火・地区運動会)などは、ほとんどが中止になりましたが、神社の祭りは8/3行わなわれることになり、その準備で忙しい状況です。御神楽。御神輿、舞踊、カラオケなどが行われます。
2008年7月1日

 岩手・宮城内陸地震が、6/14におきてから早や半月がたちました。今はだいぶ平静を取り戻しておりますが、栗原市としての行事はほとんどが中止になっている状況で、私たちのところかは被害がだいぶ少なかった地域でもあり、複雑です。

 梅雨には入ったものの6月からは、ほとんど雨が降らず、畑においては土が乾燥しすぎて困っている状況です。6月中旬に大豆播種30haを終え、田植え24haからの連続での作業を終えてほっとしているところです。水田の緑も日増しに濃くなり、夕方の田んぼではカエルの鳴き声でうるさいくらいです。

 今、消費の方もいろいろな物が値上がりして、大変だと思いますが、生産現場においても連鎖の値上がりで農機具が上がり、石油の高騰に追い打ちをかけ、7月からは肥料も2月ころと比べると二倍くらいの値上がりになってびっくりしている状況です。

 米も市場相場などでは、3月くらいから値上げしている状況ですが、19年産は、これまで通りの価格でお届けいたしますので、よろしくお願いします。
2008年5月1日

 半袖姿も見られた初夏の暑さはどこへやら。
このところ冷え込む日が続き、低温、下注意報の出たときもあり、冬着を慌てて羽織りました。田植えも好天に恵まれ順調に進んでおり終盤に入っております。

 地球温暖化の傾向があり、10年くらい前と比べると田植えは一週間くらい遅らせて植えるようになりました。庭木の新緑、そして、いろいろな花が咲き、気持ちの良い時期になりました。

 このところ一ヶ月は休日返上であり、体もだいぶ疲れてきました。あと一週間くらいで田植えは終わりますので、終わったらゆっくりとしたい気分です。
2008年4月1日

 三月中旬までは、天気がすごく良かったので、田圃も良く乾いたので耕起作業をだいぶ行いました。下旬から雨も時々降るようになりましたので、今度は適度の水分を含んでいるときに行う畦塗りの再式作業を行っております。

 種まきは平年と同じ日程で二日から始めようと思っています。田植え期間が約二週間かかるので、播種も間をおきながら七回に分けて二週間かけて行います。作付け面積は昨年より10%くらい増えている状況です。作業は計画的に適切な行い順調な生育をさせるようにと思っています。
2008年3月1日

 今年の二月は寒かった!

 暖冬と言われても二月に入り、雪は降るし寒さも強く感じられた月で、春の入り口を前に真冬引っ張り戻されることが、再三でしたが、いよいよ春を感じさせられる三月に入り、花芽の動き出す季節になりました。大豆の選別作業のほうも昨年より早く、二月中に終えることが出来てほっとしているところです。今年の作柄はこれまでもない良い出来喜んでいるところです。

 大豆は国際状勢の中で、輸入大豆もだいぶ値上がりしています。また、餃子事件から約一ヶ月たっておりますが、「安さ」にこだわるあまり「安全と品質の高さ」が不充分だったためにおきている事件です。そのような影響で中国からの輸入野菜はここに来てだいぶ減少していると聞いています。あまり大きくない豆加工業(納豆・豆腐・あぶらあげ)も、これまでは輸入大豆を使っていたところですが、これからは大手メーカーとは違うやり方で、国産ものを使用して差別化をはかっていくというやり方に方針を変え、わが農場に原材料の大豆の仕入れに来たところも数社あります。

 このように国産生産物の見直しをされ、良き方向になってきましたけれど、米については一人あたりの消費量が年々減っております。どうか、皆さん、できるだけ米の拡大をしていただきますように御願いします。
2008年2月1日

暖冬

 地球温暖化の影響で今年の冬も昨年ほどではないけれど、積雪は少ない状況で生活面が過ごしやすさを感じています。

 大豆の乾燥調整作業の方も今年は品質が良いために進んでおり、昨年よりは約一ヶ月早く、今月上旬には完了する見込みで安心しております。あまり、忙しすぎるのも、ひとつひとつの作業が充実出来ないので程ほどにしなければと思って言います。くずマメは友人宅の池に多くの白鳥や雁が来るのでエサとして提供をここ数年していますが、年々来る数が増えているということで、重宝にされています。

 昨今食の安全安心が強くうたわれている中、食糧はだいぶ海外依存が高くなってきております。前にも中国から輸入された野菜に、使用してはならない農業が使われていたことは目新しいことですが、それに追い打ちをかけるような冷凍餃子中毒事件が世間をにぎわしております。こういうことかあることによって、国内農産物の見直しされる良きチャンスと思っております。国内生産者も消費者の気持ちを裏切らないようにして欲しいと思います。

  昨年から農業政策が大きく変わる中、生産物の価格の低下に相反して今。生産現場では石油や資材の値上げがはなはだしく経営を圧迫しています。我が家では、障害の職場として取り組んでいますので、なんとか勝ち残って、皆様と長いお付き合いをしていきたいと思っています。今後とも、よろしく御願いします。
2008年1月1日

 昨年中は大変お世話になりました。平成20年皆様にとりましても、良い年でありますように。お祈り申し上げます。

 昨年を振り返りますと、水田農業政策の大転換を向かえた中で、国の示した農業方向に我が農場経営も、地域のモデル的経営態として進んでいます。10年前からみると米価は半分くらいになり、その反面米の耕作面積は三倍に、それと合わせて耕地面積も三分の一以上はしなくてはならず、昨年は米と同じくらいの面積で大豆栽培をいたしました。昨年の末、まめの出来具合は天候に恵まれて、収量・品質ともに良く出来ましたが、米の消費減が続いており、今年は転作が3%も増え見通しです。

 反面、マメについては世界状勢の中で価格は若干良くなっておりますが、国の助成金がなければ成り立つものではありません。国の保護なくしては、水田農業が成り立たないということは、生産者にとって、大変むなしいところがあります。救いとして、米屋さんや消費者とお付き合いさせていただいていることが、大きな励みとなっており喜びにもなっております。どうぞ、今後ともよろしく御願いします。