趣味の英語  21

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今日は、ちょっとやさしいかも

  He is twenty years old.

この文から修飾語を取ると、 He is old.  になります。

もとの文が He is old. と言うわけです。

言い方を変えると、 He is old.  の old という形容詞に修飾語の twenty years と言う副詞をつけたのが

最初の文なのです。

years  は名詞です。 それに twenty  と言う 形容詞 がついています。

twenty も元は名詞です。 years と言う名詞を修飾しているので 形容詞として使われています。

twenty years は old と言う形容詞についているので 二つ一緒で 副詞 です。

形容詞や副詞に付く副詞は 程度 を意味するというのは習いました。

確かに、歳をとった(old) と言う形容詞にたいして、どのくらい歳をとっているの? twenty years ですよ、、、

というように程度を意味していますね。

ちょっとおさらいをしましょうか・・・・

形容詞や副詞を修飾する副詞が意味するのは、大きく言うと ”程度” を意味すると考えていいです。

もうちょっと細かく言うと、

”程度” と ”その形容詞や副詞の中身を説明”している意味を持つものがあります。

この二つだけです。

後者はちょっと分かりにくいかもせいませんね。

例えば、

 「難しい」 と言う形容詞だったら、「〜するのが難しい」のように難しい中身の説明の言葉のことです。

以後これを「中身」と簡単に言います。

形容詞や副詞を修飾する副詞には、この二つ以外を意味する副詞はありません。

このことは非常に重要なので良く覚えておいてください。

例えば、

  She was beautiful yesterday. という文で

「彼女は昨日美しかった。」 と言う意味ですね。日本語から考えると、yesterday は 「美しい」を修飾

しているみたいに考えられますね。

でも、さっきも説明したように、形容詞 beautiful  修飾する副詞は ”程度” と”中身”を意味する副詞

しかありません。

yesterday は 時間を意味する副詞なので beautiful  を説明するはずがないのです。

j時間を意味する副詞は 動詞を修飾する副詞しかありえません。

だから、yesterday は was を修飾しています。be 動詞は日本語に訳したときに、日本語の言葉には

出てこないので、気が付かないだけです。

be 動詞は 日本語の意味は 「です」と教えている先生もいますね、でもそれは間違いです。

やはり be 動詞の意味は第二文型では、「=」を意味すると教えなければいけません。

  She looked beautiful yesterday.

これは、さっきと同じ第二文型です。looked  が was の役目をしています。

じゃ, yesterday は何を修飾していると思いますか?

 昨日、美しく見えた だから、「昨日」は「見えた」を修飾しているのが分かるでしょう?

そう、j時間を意味している yesterday は動詞を修飾しているのです。

looked は日本語で 「〜に見える」のようにちゃんと言葉になって出てきますね。

でも、 be 動詞は 日本語になって表面に出てきません。

単語の意味が分からないようなときはこのことは非常に強い武器になりますから、

形容詞や副詞を修飾する副詞の意味は 程度と中身を意味する言葉しかないと覚えておいてください

ね。「中身」の方は、必ず to 不定詞を伴う副詞句ですから、普段は形容詞や副詞を修飾する副詞は

「程度」を意味すると覚えていれば十分です。

また、脱線をしてしまいました。

元に戻りましょう。

 He is old.  の old に twenty years を修飾させると、 

 He is twenty years old. になるという話でした。

 この箱は幅が30センチあります。 を 訳してみましょう。

元の文は 

 この箱は幅があります。 → この箱は(幅が)広い。 です。ここから出発します。

 This box is wide. が元の文です。この wide に どれくらい? という修飾語を付ければいいのです。

で、

 This box is 30 sentimeters wide. となって完成です。

では、次の問題
 
  「この湖は深さが10メートルあります。」 を英語に訳して下さい。

そう、「この湖は深いです。」に10メートルを修飾させればいいですね。

 This lake is deep.  →  This lake is 10 meters deep.

これでいいです。勿論、形容詞を使わないで 深さ → depth  を使って、

 The depth of this lake is 10 meters.

でも間違いではありません。

でも、どちらが英語らしいかは、みなさんが判断して下さい。

注意

 副詞や形容詞を修飾する副詞は”程度”を意味するといいましたが、それだけに

数字などの名詞が副詞に転用されている場合が多いです。

そのとき、その名詞が複数の時はちゃんと複数にしておかなければいけません。

ところが、名詞を修飾する形容詞の場合、その形容詞がもともと名詞の場合は複数形

にしてはいけません。

 例えば、二日 は two days で -s が付いていますね。複数だから当然です。

でも、これを形容詞に転用した場合、

例えば、

  二日間の休み だったら、 two days holiday  ではいけないのです。

このように名詞が形容詞に転用されている場合、その名詞が複数でも、複数形にしては

いけません。

  two day holiday  と言います。 two day はここでは、形容詞ですよ。

 副詞に転用している場合は、ちゃんと複数形にします。

 My holiday is two days long.  

私の休みは二日間の長さです。→ 二日間です、二日間あります。 

 two days  はここでは、副詞ですよ。 形容詞 long を修飾していますからね。

 たまに例外がありますが、やはり、文法的には間違いと言えます。

  英語のレシピ(料理の)に次のようなものがあります。

  two spoons sugar  

これは本来間違いです。

ただ、レシピなどではこれが一般的なので、例外と言えます。

これは、普通の文章では、

 two spoons of sugar  または、 two spoonfuls of sugar と言います。

 なお、spoon = spoonful  です。spoonful  は形容詞の格好をしている

けど、形容詞ではありません。名詞です。

  two spoons sugar  大さじ二杯の砂糖

  two tea spoons sugar  小さじ2杯の砂糖  です。
  
英語は例外がいっぱいあるので注意しましょう。