趣味の英語 25
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今日は副詞です。いままでにも所々ででやりました。
副詞は文の中で比較的自由な場所に置けます。もっとも、これがやっかいです。
ちゃんとしたル-ルがあったほうが覚えやすいのですが、、、
自由と言っても、誤解をさけるために動かすわけで勝手にどこにでも置いていいと言うわけではありません。
一番の原則は、それが修飾する語の近くに置くことです。
また、副詞によっては置く場所が決まっているのもあります。
場所によっては意味が違ってくるものもあります。
そういうのは、一つ一つ覚えなければなりません。
まず、副詞の持つ意味を覚えてください。
単独の副詞、句の副詞(副詞句)そして節の副詞(副詞節)で違いますが、全てひっくるめて次のとおりです。
動詞を修飾する副詞には次のような意味を持つものがあります。
1、場所
2、時間
3、目的
4、原因
5、理由
6、結果
7、様態
8、手段
9、条件
10、譲歩
11、程度
12、付帯状況
等などです。その他にも考えられるかも知れませんが、自分自分で適当に区分しておいてください。
譲歩というのがちょっと分かりずらいかもしれません。
譲歩について説明しておきます。
普通譲歩と言えば、何かのやりとりで意見や条件を後退させて、相手の意見も認めることを言います。
例えば、こんな感じです。
・「あなたの言いたいことは分かりました。では、それは認めるとして・・・」
・「その点は認めましょう・・・では・・・」
もう少し、具体的に言うと
「分かりました。あなたが美人と言うのは、認めましょう。しかし、どんなにあなたが美人でも・・・」
とか、
「分かりました、そんなに行きたいのなら、行きなさい。しかし、あなたがどこに行こうとも・・・・・」
まさに、英語では、下線部分が譲歩の文なのです。
譲歩の意味が分かったら、あとは、文の言い回しそのものを覚えたほうがいいでしょう。
「たとえ、何何であったとしても・・・」のような文のことです。
以上、動詞を修飾する副詞の持つ意味について説明しましたが、その外にもいろいろ
あると思われます。
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形容詞を修飾する副詞がもつ意味は限られています。
1、程度 を意味します。
これは、は分かりますね。
美しいだったら、どの程度美しいか説明する言葉です。
すごく美しい、とか、目をみはるくらい美しい、のように、美しさの程度を意味する言葉です。
2、中身(限定)を意味します。
これは形容詞の中身を説明して、形容詞の対象物を限定する言葉です。
例えば、難しい という形容詞だったら、何が難しいのか説明する言葉です。
読むのが難しい のように難しいことの範囲、中身を限定しています。
今までは、中身を説明とか、中身 とか説明してきましたが、こういうことです。
形容詞を修飾する副詞には上の二つの意味しかありません。
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副詞を修飾する副詞には、程度を意味する副詞しかありません。
これらの区別は文を訳すとき結構便利な手段になるので、是非覚えておいてください。
程度 は 量を含みますので、数、時間、長さ、重さ、等々を含みます。
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副詞は時として、名詞や代名詞そして句や節を修飾するときがあります。
私見ですが、名詞に付く語を何で副詞とするのかわかりません。
が、あきらかに、、形容詞とは違います。
でも、それに変わる呼び名がありません。日本語には接尾語とか接頭語とか助詞とか
色々あるのでそれで説明出来るかも知れません。
数が少ないので覚えてしまいましょう。
Even a little child can speak English in
America.
Only he is allowed to enter the room.
上の2例ではたまたま名詞に付いていますが、明らかに副詞とわかる位置に置かれて
使われることもあります。また、口語では、とんでもない場所に置かれることもありま
す。口で喋る場合は、その副詞が修飾する語にストレスを置いて喋るので、相手に誤解
される恐れがないので、混乱は起こらないようです。
even , only , just などは、辞書で調べておきましょう。
She came to visit us right after we finished
supper.
They came just in time.
He gave up the plan merely because it was
boring.
上の例は、句や節を修飾している場合です。
after we finished supper は節 in time は句 because
it was boring は
副詞(節)です。それぞれ right , just , merely
と言う副詞が前に置かれていますね。
ちなみに、副詞を修飾する副詞は程度を意味すると説明しましたが、そのようになっているでしょ
うか。
夕飯を終えた後で、、、に対し、どのくらい後で? 直ぐ後で、、、又は、~の後直ぐに、、
のように、~の後どれくらいか、程度を意味していますね。
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副詞の場所
単独の副詞が主になります。句や節の副詞は置く場所によって意味がメチャクチャになります。大事なもの、短い
ものを付け足していくと長い句や節はおのずと置く場所が決まってきますから、大体分かると思います。
節の場合は接続詞によって導かれるわけですから、文頭か文尾が普通になります。途中の場合だったら、「 ,
」で
囲ったりします。
形容詞や副詞そして句や節をを修飾する副詞はたいていそれらの前に置かれます。
ただし、enough だけは別です。
動詞を修飾する副詞は動詞の後、または、文の最後の方に置かれる場合が多いです。
これらも例外がかなりあります。
自動詞を修飾するときは、普通は修飾する動詞の後に置きます。
他動詞で目的語がある時は、通例目的語の後に置きます。
目的語が長い場合は、後に置くと動詞とかなり離れてしまうので、目的語の前に置きます。
という事は、動詞の後ということになります。
とくに節が目的語になっている時は、節の後に持っていったら、まったく意味不明になります。
副詞が重なるときは、場所・様態・時 の順序になります。
これも、誤解される恐れのある場合は適当な場所に移動しましょう。
その部分を強調したいときは、文頭に置くことも考えられます。
She arrived here safely yesterday.
ここでは、場所 様態 時 の順序になっています。
Yesterday she arrived here safely.
When it began to rain ,she arrived safely
at the station.
上では、二つとも時間が一番最初、次は 様態 そして、最後が場所になっています。
特に後者の場合は時間を表している副詞が節になっていて、場所が句になっています。
ここで言いたいのは、多分、safely だと思うので、あまり他の修飾語をゴタゴタとつけているのは良くない文
ですが、、、
これでは、安全に着いたのか、着いた時に雨が降っていたことを言いたいのか、ピントがぼやけてしまいます。
次の頻度を表す副詞はほかの副詞とちょっと置かれる場所が違うので覚えましょう。
always , usually , often , ever , sometimes
, generally , hardly , seldom , rarely ,
never
などです。
これらは、一般動詞しかない文ではその動詞の前に置かれます。
be 動詞がある場合は be 動詞の後、助動詞がある場合は助動詞の後に置かれます。
かなり頻繁に出てくるので、既に知っている人も多いかと思います。
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文全体を修飾する副詞もあります。
この場合は大抵文の最初に置かれます。
たまに動詞の前に置かれることもあります。
文全体を修飾する場合は、不幸にも、とか 幸いにも、などのような訳し方になりま
す。また、It is ....で置き換えられます。
Happily she did not die. 幸いにも彼女は死ななかった。文全体を修飾
= It was happy that she did not die.
She did not die happily. 彼女は幸せな死に方をしなかった。 die
のみを修飾
このように同じ副詞を使っているのに意味が違ってくる場合もあるので注意しましょう。
He foolishly killed the goose for the goldeneggs.
これは、~したのは愚かなことだ、という意味で、
It was foolish that he killed the goose for the
golden eggs.
のことです。
おろかにも と訳しても良いです。
Naturally he did so. そうしたのは当然だ。勿論、当然にも~でもいい。
その他、
accordingly , therefore , however , also
, moreover , など文修飾副詞です。
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to 不定詞を修飾する副詞は原則として to の前に置きます。
しかし、その副詞の前に動詞が来ている場合、どちらを修飾しているのか分からなくなることもあります。
そういう場合は、to の後に置くこともあります。
これは、to とそれに続く 動詞を分割してしまうので、Split
Infinitive (分割
不定詞)と呼ばれ、やむを得ない 場合以外はあまり使わない方がいいとされています。
It is not good always to live alone.
always は live を修飾しています。
He prepared to silently accompany her. これが、分割不定詞
silently を to の前に持っていくと、
He prepared silently to accompany her.
となり、silently は prepared を修飾しているようにも取れます。
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また、名詞などを修飾している形容詞が動詞の過去分詞や現在分詞等の時、それらにに副詞を付けたい時があります。
もともとは動詞なので、動詞の後ろに付けたいところですが、前に置きます。
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