趣味の英語 28
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仮定法の続きです。
仮定法のif cluase の中でも助動詞が使われることもありえます。
if + 主語 + could 〜 はよく出てきます。
if + 主語 + would 〜 もたまに出てきます。
will はもともと if clause では使われないのが普通ですが 意志 を表す場
合は仮定法でも条件節でも使う可能性があります。
If you would only try , you could do that. ただ、やる気さえあれば、できるでしょう。
If you will come , Moather will be glad.
来てくだされば母が喜びます。
ここで、if clause の will は 主語の好意による意志を示しています。
will がないと、その意味はなく、単に「くれば」の意味になります。
if clause が全くない仮定法もあります。
また、to 不定詞などの条件や仮定を意味する修飾語句を伴って仮定法が用いら
れることもあります。
ここでは、慣用表現になっている仮定法をみてみましょう。
If it were not for ...「もし、・・・がなければ」
If it had not been for ...「もし、・・・がなかったならば」
as if ・・仮定法過去 まるで(あたかも)・・であるかのように
as if ・・ 仮定法過去完了 まるで(あたかも)・・・であったかのよう
に
仮定法過去
He talks as if he was ignorant.
He talked as if he was ignorant. 仮定法では時の一致には左右されません。
as if の構文では仮定法過去の場合 if clause
の動詞が主節の動詞と同じ
「時」のことを表します。
仮定法過去完了
He talks as if he had been ignorant
.
He talked as if he had been ignorant.
仮定法過去完了の場合は、if clause の動詞は主節の動詞が示す時より前の
「時」の事を表します。
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It is time・・・仮定法過去 「もう・・してる時間だ」
It is time you were in bed. 今頃はベッドにいるはずの時間なのにいない・・
ベッドにいるはずの時間でしょう
そろそろ寝る時間じゃないの。
これは、 It is time you should be in bed.
または、 It is time for you to be in bed.
と殆ど同じです。一番上は仮定法の意味がこめられています。
次ぎの should は 仮定法とは関係なく、「・・するべき」「・・・した方がよい」
最後は、単に意味さえ通じればいい普通の文です。
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次に if clause はないけど、仮定の意味を持つ語句がある場合です。
But for ・・・・ がなかったら
現在または過去の事実の反対を表す仮定法と共に用いられ
て、この意味で使われます。
先に述べた if it
were not for
if it
had not been for と同じ意味です。
また、without と殆ど同じでもあります。
But for your advice , I should fail.
= If it were not for your help , I should
fail.
あなたの忠告がなかったら、私は失敗するでしょう。
〜でしょう の意味で使う shall や should
は will や would で置き換えて
も構いません。従って、上の二つは I would
fail. でも同じです。
But for your adovice , we would have lost
our way.
If it had not been your adovice , we would
have lost our way.
あなたの忠告がなかったら、私たちは迷子になっていたでしょう。
But for だけで仮定法過去にも仮定法過去完了にもなるので、おもしろいですね。
without も用法としては、上と同じです。ただ、without
を使ったからといって
必ずしも仮定法にする必要はありません。
Without air we cannot live.
Withiout air we could not live. こっちが仮定法です。
仮定法過去完了にも使えます。But for 〜と同じなので、例文や省略します。
同様に with も仮定法に使えます。仮定法にするかどうかは without
と同様
話者の気持次第です。
With more money , I could buy more sugar.
With more money, I could have bought
more sugar.
副詞語句+and
One minute earlier, and we could have
caught the train.
これは多分、数字(量)を伴うものに限られると思われますが、定かではありま
せん。
to 不定詞には、仮定や条件を表す副詞的用法があります。で、主文で仮定法の
帰結文を使う場合がよくあります。
To hear her sing ,you would take her for
a professional singer.
彼女が歌うのを聴けば、彼女がプロの歌手だと思うでしょう。
If you heard her sing , you would ・・・・・.
なお、この to 不定詞が仮定を表す不定詞だから、仮定法が使えるという
ことではありません。 to 不定詞の分類は 便宜的なものですから、どんな用法でも
意味を考えて仮定法で出来るかどうか判断するわけです。
仮定法を示す語句が全くない場合もあります。これは自分で判断するしかあり
ません。
A Japanese would not do so.
日本人なら、そんなことはしないでしょう。
そのほか
I would like to
Would you please
I should think
前に、助動詞の過去にはもともと仮定の意味がある、と説明したことがあります
が、上のような表現は丁寧で控えめな婉曲用法です。
なぜなら、それぞれ、もし良ければ、もし、事情が許すなら、もしお気にさわらなけれ
ば、という意味が暗に含まれているからです。
等々、