趣味の英語 27
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仮定法では、使う動詞が一つずつ過去へずれます。
日本語でも「もし、今雨が降っていたら、、」のように、「今」と言う語があ
るにもかかわらず過去形を使うことがあります。
また、過去の出来事に関する仮定だったら、「もし、昨日雨が降っていなかっ
たら、、、」のように、〜していたら、とか〜していなかったら、のように表現します。
「〜した」じゃなくて「〜していた」のように言って過去の仮定を表現しますよね。
日本語の場合はどちらの表現も使うと思うので、かなりあいまいです。(と、
個人的には思っています。)
現在の事柄に関しての仮定法
If+主語+動詞の過去形 〜、主語 +(would,should,could,might
) + 動詞の原型
動詞の過去形に関しては、一般動詞のことです。be
動詞の場合は人称に関係な
くwere を使います。しかし、1人称、3人称の場合、普通どおりに was
を使うことが
多くなってきています。
これだったら、be 動詞の場合も普通どおり、ただ過去形を使えばいいことにな
ります。
If I had money,I would give you some.
If I were not busy ,I could help you.
( If I was not busy ,, も可)
現在の事柄に関して言っています。でも、動詞も助動詞も過去になっていますね。
if clause の部分はは日本語と同じです。
日本語でも、お金を持っていたら、、、忙しくなかったら、で、ちゃんと過去になってい
ます。
日本語では、持っていれば、とか、忙しくなければ、のように現在形の表現を
することもありますが、ちゃんと分かっていればあまりこだわらなくてもいいような気
がします。
主文の方は、英語では過去形になっているけど、日本語では、現在形で表現し
た方がいいです。 過去形で言うと、それこそ仮定法過去と区別がつかなくな
ってしまいます。
いくらか(お金を)あげるだろうに(あげるのだが、、)
助けてあげられるだろうに(あげられるのだが、、、)
これを、あげただろうに(あげたのだが、、)とか、助けてあげられただろう
に(助けてあげられたのだが、、)のように、過去では言わない
ほうがいいと思います。過去の事柄に関して言う仮定法過去完了では、勿論、
過去で表現しますよ。
日本語の場合、会話の中では、殆ど区別しないで、現在も過去も使っていますね。
会話では前後関係でわかるから、適当にやっているだけです。
参考書に説明されている通りに訳さないと、学校では○がもらえないかもしれません。
If she came , what would you do ? もし彼女が来たら、どうしますか?
仮定法過去になっていますが、未来のこと、、、と言うか、まだ事実が成立し
ていないことに仮定法を使うと言うことは彼女が来ないことを確信していて言
っていると思われます。
しかし、本人がそう思っているだけで、どのくらい確率が高いか低いかは問題ではあ
りません. 自分がそう思えばそれでいいのです。
If she comes ,what will you do ? だと、単なる条件文になります。
事実が成立していないことに関しては、これが普通の表現になります。
しかし、仮定法に比べて条件文は実現する可能性が高いことが前提になります。
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未来で実現の可能性が低いものを表現するのに、should
を使う仮定法があります。
これは、皆さんも知っているでしょうが、「万一〜ならば、、、」という表現ですね。
明日雨が降る確率は低いけど(本人もそう思っている)、もし万一雨がふったら、
と言いたいときに使います。中身は未来の事に触れています.
これと、殆ど同じような意味を表す形式に If
〜 were to 〜 があります。
should
(shall)
would (will)
If should , could (can)
might (may)
主文で現在形が使えるのは、純粋の仮定法ではないからかも知れません。
should
,
If were to , would
could
might
基本的なことは、一応覚えていた方がいいです。
実際には、色々な形が出てきます。
If it rains tomorrow , I would not
go on a picnic.
単なる条件文 行かないだろうなぁ、、婉曲的
If it should rain tomorrow , I will not
go on a picnic.
降るとは思ってない、、、 行かない。意思がはっきりしている。
助動詞の過去はもともと現在と関係なく用いて、仮定の意味を持っています.
だから、よく婉曲表現に用いられます.
仮定法を勉強する前に、助動詞の勉強も不可欠になりますね。
上のように条件文と仮定法がごちゃ混ぜになることもあるかもしれません。
基本は前に説明した通りなので、その他の見かけない表現はその都度、こう言う
言い方も出来るんだ、、と勉強していけばいいと思います。
少なくとも、if clause の中の形式に関しては、ある程度固定されているので
、是非覚えておいてください。
仮定法過去完了
これは 文の中で用いられる動詞が過去完了になります。
現在の表現で過去をもちいているのですから、過去の表現には更にそれ以上の過去
を使う必要があります。それには、過去完了形しかありません。
又、主文で 現在を表すのに、既に過去形を使っているので、これを更に過去にする
には、助動詞の次の動詞を完了形にするしかありませんね。助動詞の次には原形
しか来れないのでそうするしかありません。
If he had done 〜、he would have done
〜 となります。
強いて言えば、「もし、〜しちゃっていたら、〜した(していた)だろうに」と言うことになります.
過去のことと逆のことを言いたいわけですから、ちょと変な日本語ですが、なんとなくわかる
ようなきがしませんか。
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現在および過去の事実に反する願望を表すものに、I
wish があります。
I wish の次には、接続詞の that は 入れないのが普通です。
また、wish の代わりに want や hope で代用することは出来ません。
固定されているので、wish 以下も上で説明したとおりの形式になりますので、
返って覚え易いはずです。
I wish I could fly like a bird. (仮定方過去・・現在の事実に反するこ
と)
鳥のように飛べればいいのに(なぁ、、)(と思う。)(・・飛びたいなぁ)
I wish I had not said such a thing to him.
(仮定法過去完了・・過去の
事実に反すること。)
彼にそのような事を言わなければ良かったなぁ(と思う。)
また、仮定法は時制の一致の適用外なので、wish
が wished になっても変わり
ません。
I wished I could fly like a bird . 飛べればいいなぁと思った。
I wished I had not said such a thing to
him. 言わなければ良かったと思
った。
この wish を使った仮定法と意味も使い方も殆ど同じ物に、if
only があります。
I wish I had gone to see her at the station.
= If only I had gone to see her at the
station.
彼女を駅に迎えに行けば良かった。(主文がありません。)
仮定法過去でも同じ用法です。
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例 試験に受かるといいですね。
これは、普通だったら、
I hope you will pass the exam. ですが。これを
I wish you could pass the exam. とは言えません。もし、言ったら、それは、受からない
ことを前提として言っていることになります。(受かるはずないないけど、)受かったらいいなぁ。
現実には受からないといっているのと同じになります.
言われた人は怒ってしまいますよ.
これさえしっかり頭に入れておけば、以上で分かるように未来のことに関しては、適当に if を
使って言ってもニュアンスが少し違ってくるだけで、それ程の混乱は起こらないとおもいます。
過去の事柄に関しては、形式が固定されているので、覚えてしまえばむしろ簡単ですね。
ただ、仮定法では、事実やありそうもないことと逆のことを言うのに対し、条件文ではありそうで
あることを想定している感じが強いです.
例えば、勉強を実際にしている人に向かって、勉強すれば受かるだろう、は受かりそうなことを
想定しています。
勉強していない人に対して、勉強すれば受かるだろう、は実際は勉強してないのだから、、
勉強してないから、受からないよ、、、だから、勉強した方がいいよ、、、と言う意味がこめられて
いるわけです。
で、前者が単なる条件文であり、後者は仮定法で表せばいいのです。
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次のような仮定法の利用方法もあります。
She told him as if she were a boss.
彼女はまるでボスのような口ぶりで彼に話した。
as if 〜 以下は仮定法過去になっていますね。
しかし主文の方は普通の直接方で表現されています。このことに注目
してください。as if は主節の時制とは関係なく主節と同じ時の仮定を表
すときは、仮定法過去を用います。
彼女が話しをした時点でまるでボスのようだった、と言うわけです。
She tells him as if she were a boss.
これは今のことを話しています。as if 以下は先ほどと変わりません。
She looks as if she saw a ghost.
(今)化け物を見ているかのように見える。
She looked as if she saw a ghost.
(その時)化け物を見ているかのように見えた。
これが、話す前のことを仮定する場合は as
if 以下を仮定法過去完了にします。
She looked as if she had seen a ghost.
(その時)まるで(その時以前に)化け物を見たかのように見えた。
過去 過去以前 → 過去 過去完了 は普通の時制のルールに従って
いるように見えますが、それは偶然ですよ。
She looks as if she saw ・・・両方現在
She looks as if she had seen ・・・ 現在 過去
She looked as if she saw ・・・ 過去 過去
She looked as if she had seen ・・・過去 その時より過去
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次のようなものもあるらしいです。らしいと言うのは、つい最近知ったからです。
1・ She acts as if she is a boss.
2. She acted as if she was a boss.
3. She acts as if she has been a boss.
時制が同じことに注目して下さい。(現在完了は意味は過去の意味を含みますが、形としては現在形です。)
1.2 は時が同じです。
3は as if の時が acts より前の時になります。
1は、 She acts as if she were a boss.
2は、 She acted as if she were a boss.
3は、 She acted as if she had been a boss.
となります。
その時以前の事柄を表す場合は現在完了で表現していることになります.
これは、勿論、学校英語のルールには反します。
でも、実際には良く使われるそうです。
ただし、条件があります。 as if の文で、仮定法を使わなくても仮定の意味を表せる
のは、
「be,act,appear,behave,feel,look,seem」
などの場合、仮定法を使わなくても仮定の意味を
表すことが出来るそうです。