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保育カウンセラーって?

保育カウンセラーと言う言葉を私が知ったのは、たまたま全国私立保育園連盟のHPをのぞいたときです。

カウンセラーの勉強をする中で、保育を中心としたものってなかなかないんですよね。
そんな時、保育カウンセラーなるものがあるのを知って、さっそく受講してみました。

さて、そもそも、保育カウンセラーには、現在3種類くらいあります。


@まず、新聞よくなどに載っている、文部科学省が検討を進めている保育カウンセラー事業があります。

これは、スクールカウンセラーの系統のもので、学校にカウンセラーを置くのだから、その前の幼稚園・保育園にも必要だとの考えから出ています。

主な理由としては、幼稚園数諭や保育士では学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害への対応が難しいため、専門的なアドバイスができる保育カウンセラーの導入を検討しているということです。
仕事としては保護者に対する育児・発達相談のほか、幼稚園教諭や保育士に対し、発達障害など特別な支援が必要な幼児への対応などの助言をすることを想定しています。

この保育カウンセラーになるには臨床心理士をもっていることなど条件があります。



A次に、心理学科などを卒業した保育士・幼稚園教諭、心理系の資格所持者を対象にして、園が独自に認定しているものもあります。

これらは、園独自の規定での、保育カウンセラーとしての役割を持っています。
役職と考えてもいいかもしれませんね。

中には、特に資格や知識がなくても、そう名乗っている場合もあります。。。


B最後になりましたが、全国私立保育園連盟で行っている保育カウンセラー養成講座があります。

これは、単独のカウンセラーと言うよりも、専門的な援助技術・知識を持った保育士という意味合いが大きい資格で。
ピア(パラ)カウンセラー的な考え方になります。⇔プロカウンセラー(それを専門の仕事としているカウンセラー)

認定を受けるには、初級→中級→上級の養成講座を受け、課題を提出して終了証を受けることです。

受講条件は、保育士としての勤務経験が3年以上あること、保育士資格を持っていることです。
5日間の宿泊研修で、年一回だけ受けることができ、初級→中級→上級と受けるので、一通り受けるまで早くても3年間かかります。

資格というより、終了証ですから、専門の研鑽を積んだ保育士という意味合いが強いですが、保育をする上でとても為になる研修です。