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初期代表作の一つ。1962年村松画廊に出品後、第15回読売アンデパンダン展(1963年3月 東京都美術館開催)、日本前衛美術の展開1945-1965展(1985年12月8日-1986年4月12日 オックスフォード近代美術館開催)美術館の夢展、(2002年5月 兵庫県立美術館開催)など多数の展覧会に出品。
時刻表、ベッド、鷹という異質な物同士のぶつかり合いは、既成概念、既存芸術、そして彼自身への挑戦とその姿勢を暗示しているかのようである。遥かな天空の旋回から、突如、急降下し、眠りの人の夢を強奪する鷹をモチーフとしたこの作品は、その題名である「リクリエーション」とは裏腹に、恍惚状態の人の夢を一瞬にして奪うセンセーションを描いている。彼独特のネーミングにも、逆説的持ち味が隠されている作品だといえるだろう。