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絵のない絵本式乗馬教室

第9鞍:頭絡 ( とうらく ) をはずして、こちらの無口頭絡 ( むくちとうらく ) に変えて下さい。そしたら、穴掘りで裏掘りをして下さい。

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「今日は時間の余裕がありますか?」

「練習が終わって、ホッとしたところですが、今日はこの後何か予定がありますか。なければ馬の世話を手伝って下さい。馬の世話をすれば、あなたは馬に慣れます。馬もあなたに慣れます。

「では、手綱を引いて厩舎の前まで行って下さい。厩舎へ行くのは初めてですね。厩舎というのは馬の生活する部屋、つまり、馬房の集まったもので、馬具をしまう部屋や飼料を保存しておく部屋も付属しています。」

「馬を引いている時は馬に安心感を与えるように、鼻面をなでてやったり、時々声をかけたりして下さい。ああ、着きました。それでは、その頭絡 ( とうらく ) をはずして下さい。え、頭絡というのは馬の頭に着いているそれを全部まとめていう言い方です。それをはずしたら、その馬を止める柱にかかっている無口頭絡 ( むくちとうらく ) に変えて下さい。無口頭絡には、はみがありません。馬は水をのんだり飼葉を食べたりできます。」

「その乗馬用の長靴 ( ちょうか ) は高いので、あそこにあるゴム長靴 ( ながぐつ ) に履き替えたほうがいいでしょう。練習が終わって、馬の体がクールダウンしたら、水を飲ませます。え、ミネラルウオーター。馬は練習がきつくて汗をいっぱいかいた後などは、バケツ1ッパイの水を飲み干すことも珍しくありません。牛乳より高価なミネラルウオーターでは、予算がいくらあっても足りません。」

「この乗馬教室のスポンサーさんの『C言語講座:初級から中級まで』の景気があまり良くないので、こちらの教室も少ない予算でやりくりしなければなりません。水道の水を飲ませて下さい。あ、水はそのバケツに満タンに入れて、飲んだ量はそこのノートに記録しておいて下さい。」

「水道の水でも結構おいしそうに飲むでしょう。水を飲んでいる間に、足に巻いてある包帯のような布をはずして下さい。え、何という名前か、ということですか。わかりません。昔なら、兵隊のふくらはぎに巻いたゲートルと同じなので、ゲートルというんでしょうが、特に、名前を付けて呼んでません。前足から先にはずして下さい。後足に急に近づくと、驚いて蹴ることがあります。必ず、声をかけて、肩のあたりをペンペンと軽く叩いてから、はずして下さい。そうそう、はずれましたね。」

「次は後足です。え、何をびくびくしてるんですか。怖くて近づけないんですか。脇腹をペンペンと軽く叩きながら後足に近づいて、後足の前に来たらそこにしゃがみ込んではずせばいいのです。」

「では、こちらの足だけ、見本を示しましょう。ペンペン、ぺんぺん。どっこいしょ。よしよし。ほら、簡単でしょう。では、同じ要領でやって下さい。この馬は蹴癖も咬癖もないので、安心して下さい。できましたね。」

「じゃあ今度は穴掘りで裏掘りをします。」

「じゃあ今度は穴掘りで裏掘りをします。「穴掘り」とはこの道具のことをいいます。蹄の裏側に付いた泥を掻き出す道具です。あ、そこのバケツに水をくんできて下さい。はい、8分目くらいでいいです。」

「前足から始めます。バケツと穴掘りとたわしを前足の脇におきます。管を軽く叩くと足を上げます。もし上げなかったら、全身を使って馬に完全に寄りかかって、管を軽く叩くと上げます。見本に洗って見せます。「裏堀り」とは、蹄の裏に付いた泥を落として、きれいに洗ってやることです。ほいほい。このように馬に声をかけます。ほら、これが蹄の裏側です。結構、複雑です。ここのところに泥が食い込みやすいので、穴掘りで掻き出します。あとは蹄の下にバケツを持ってきて、濡らしたたわしで丁寧に洗ってやります。あ、雑巾を忘れました。急いで取ってきて下さい。あ、ありがとう。それで、最後に雑巾で拭いてやります。」

「では、やって下さい。管を叩いても足を上げませんね。馬になめられているのでしょう。それとも、慣れていないようなので、少し不安なのかも知れません。馬の肩のところを横から寄りかかるようにして、全身を使って押してみて下さい。それでも上げなかったら、押しながら管を軽く叩いて下さい。そうそう。上げましたね。上げても、寄りかかりながら洗ってあげます。そうそう。それでいいです。では、後足も同じ要領でやって下さい。」

「次にブラッシングします。こっちの半分は私がやります。良く見てて下さい。頭から始めてだんだん後ろの方へ行きます。毛並みにそってブラシをかけます。次に首。背中はこうやります。後足をあげさげして、尻尾を振っているでしょう。これは、くすぐったいからです。おなかをブラッシングすると、くすぐったいのです。このように、馬の真下に入り込むこともできますが、まだ、これはやらないで下さい。馬に信頼されないと、危険です。」

「最後に、尻を上から下に向けてブラッシングします。はい、半分終わりました。では、向こう側の半分をやって下さい。大分慣れてきて、それ程怖くないでしょう。終わりましたね。ああ、ありがとう。」

「これからは二手に別れて、効率よくやりましょう。私は飼葉を作るので、その間に馬房へ行って、そこにある熊手とちりとりで、ぼろを集めて下さい。そうしたら、そこに立てかけてあるフォークで濡れた寝藁を馬房の外に出して、日向に干して下さい。ぼろや濡れた藁は馬房の奥の薄暗いところに集中してあるので、場所がわかれば、すぐ終わります。」

「あ、終わりましたね。こっちも、飼葉できました。じゃあ、馬をここにつれてきて下さい。ああ、ありがとう。では、馬房の中に入れて下さい。そうしたら、180度Uターンして、無口頭絡をはずして下さい。そうそう。では、馬房から出て下さい。この2本の丸太をここに横に通して、馬が出られないようにします。それから、ここに飼葉桶のひもを掛けて、桶をぶら下げます。」

「今日はありがとう。また、暇な時手伝って下さい。」

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