海上自衛隊の司令部組織
海上自衛隊には、上は自衛艦隊から、護衛艦隊、航空集団、地方総監部、練習艦隊、基地隊、群、隊など、さまざまな部隊があり、同様に司令部がある。
それぞれの指揮官は。
自衛艦隊、護衛艦隊、航空集団、は司令官と呼ばれ海将があたる。
地方総監部は、地方総監と呼ばれ海将があたる。
練習艦隊、は司令官と呼ばれ海将補があたる。
群は(群)司令と呼ばれ海将補、一等海佐があたる。
基地隊は(基地隊)司令と呼ばれ海将補、一等海佐があたる。
隊は(隊)司令と呼ばれ一等海佐があたる。
尚、海上幕僚長は、自衛隊という組織の中での、防衛庁長官を補佐する「幕僚」であり、厳密には司令官ではない。
司令部には、指揮官のほかに幕僚がいる。
旧海軍で言うなら参謀である。
尚、隊司令部の場合には、幕僚ではなく、数名(約7名)の付官(幕僚任務)となる。
通常、群司令や、隊司令の乗艦する艦を、指揮官旗が掲揚される事から、旗艦というが、その艦は、指揮官本人の意思で決定される。
もちろん司令部が艦上にあり、指揮官旗がマストにたなびく姿をして「旗艦」と呼ぶことに何ら問題はないのだが、一時期のこの状態を見て、編制上の旗艦とすることは正しくない。
編制上旗艦となっているのは、護衛艦隊旗艦のみである。
幕僚の種類。
主席幕僚
セサ:先任参謀の意味
監理幕僚
人員、物資、予算を統括する。
カリサ:監理参謀の意味
訓練幕僚
訓練や行動予定を統括する。
クレサ:訓練参謀の意味
通信幕僚
通信を統括する。
ツサ:通信参謀の意味
航空幕僚
航空に関する統括をする。
コクサ:航空参謀の意味
後方幕僚
補給関係を統括する。
ロジサ:ロジスティック(兵站)参謀の意味
気象幕僚
作戦行動に欠かす事のできない気象情報を統括する。
キセサ:気象(きせう)参謀の意味
参考
海上自衛隊の旗艦
指揮官の階級
新規作成日:2003年4月23日/最終更新日:2003年4月23日