艦船写真の写し方(花の撮影)

花の撮影

花の撮影の場合、背景をぼかす観点から、絞りを開けるとよいとされる。
ただ、あくまで「背景をぼかす観点」なので、クローズアップの時にまでこれをすると、花びらの前後でさえ、ボケてしまう。
また、奥行きのある全景の場合、むしろ絞り込まないと、前後でボケがでてしまう場合もある。
もちろん、ボケの効果を狙った表現もあるわけだが。


レンズは、マクロレンズが最適とされるが。。。
お手軽には、クローズアップレンズなどもある。
また、全景を写すなら広角も必要だし、距離があって近寄れない場合には望遠も必要となる。


天気はよいに越したことはないのだが。。。
小さい草花を写す場合は、むしろ日陰のほうが良かったりする。
ただ、サクラなど木の上に咲いているものは、青空を背景にしたほうが見栄えも良い。
致命的なのは風で、余り風が強いとなびきっぱなしで、相当シャッター速度を稼がないとぶれてしまう。


全景とアップ

Dcim2600/DSC_6786. Dcim2600/DSC_6788.
Dcim2600/DSC_6827. Dcim2600/DSC_6823. Dcim2600/DSC_6824.
Dcim2545/DSC_1888. Dcim2561/DSC_2796. Dcim2561/DSC_2786.
Dcim2545/DSC_1895. Dcim2545/DSC_1904. Dcim2561/DSC_2789. Dcim2545/DSC_1920.
Dcim2498/DSC_8386. Dcim2498/DSC_8388.

被写界深度による表現

レンズ28-80, 上段:前ピン、下段:後ピン, 左からf2.8, f8
Dcim1710/DSC_5979. Dcim1710/DSC_5978.
Dcim1710/DSC_5980. Dcim1710/DSC_5984.

レンズ80-200, 上段:前ピン、下段:後ピン, 左からf2.8, f8, f22
Dcim1713/DSC_1322. Dcim1713/DSC_1320. Dcim1713/DSC_1332.
Dcim1713/DSC_1323. Dcim1713/DSC_1321. Dcim1713/DSC_1333.

各、左から、ピント位置、手前〜奥
Dcim2615/DSC_1057. Dcim2615/DSC_1058. Dcim2615/DSC_1059.
Dcim2615/DSC_1060. Dcim2615/DSC_1061. Dcim2615/DSC_1062.
Dcim2615/DSC_1070. Dcim2615/DSC_1071. Dcim2615/DSC_1072.

左から、絞りf5.6, f11, f16, f22
Dcim2743/DSC_5224. Dcim2743/DSC_5225. Dcim2743/DSC_5226. Dcim2743/DSC_5227.

レンズ100M, 左から、絞りf2.8, f4, f5.6, f8, f11, f16, f22
Dcim5888/DSC_3332. Dcim5888/DSC_3331. Dcim5888/DSC_3330. Dcim5888/DSC_3329. Dcim5888/DSC_3333. Dcim5888/DSC_3334. Dcim5888/DSC_3335.

クローズアップ

28-80mm 80-200mm 80-200mm
(+クローズアップリング)
Dcim2545/DSC_1890. Dcim2561/DSC_2795. Dcim2561/DSC_2787.
Dcim2545/DSC_1884. Dcim2545/DSC_1900. Dcim2545/DSC_1911.
Dcim2545/DSC_1893. Dcim2545/DSC_1907. Dcim2545/DSC_1925.
望遠レンズは、遠くから切り取れる反面、被写体との距離を開けないとピントが合わないので、それほどアップは撮れない。


上段:レンズ18-70mm、下段:レンズ28-80mm, 左からノーマル、+クローズアップリング
Dcim2600/DSC_6787. Dcim2600/DSC_6788.
Dcim2600/DSC_6800. Dcim2600/DSC_6810.

レンズ28-80mm(+クローズアップリング)
左からf11, f8, f5.6, f4, f2.8
Dcim2660/DSC_9514. Dcim2660/DSC_9510. Dcim2660/DSC_9511. Dcim2660/DSC_9512. Dcim2660/DSC_9513.
絞りを開けることにより、背景がボケ、被写体が浮き立つ。
ただ、近接撮影においては、被写会深度が極端に浅くなるため、被写体そのものも僅かな前後差でボケが目立つようになる。


表現効果

雨上がりなど、水滴がついていると、瑞々しさが増す。
Dcim2659/DSC_9452. Dcim2659/DSC_9453.
Dcim2743/DSC_5238. Dcim2743/DSC_5239.
左は水滴なし、右は水滴有り。


Dcim2656/DSC_9390.

逆光対策

背景が明るいと、花がくすんでしまう。
ここでストロボを使用すると花に光が当たって綺麗になるが、光が強すぎると情緒も失なわれるので、ディフューザーなどで光を調整する。
Dcim3343/DSC_1790. Dcim3343/DSC_1791. Dcim3343/DSC_1792.
Dcim3343/DSC_1811. Dcim3343/DSC_1812.

注意

風があると、草花は揺れるので、シャッター速度が速くないとぶれてしまう。
このとき、傘などを利用し、風上で遮蔽すると効果的だったりする。

公園や植物園では、三脚やレフ板などの使用が規制されている場合も多い。
規制がなくても、他の利用者の邪魔にならないように注意が必要だ。

「花の命は短くて」という歌があるが、長く咲いているようでも、意外と旬は短かったりする。
満開のタイミングを狙っていても、その日の天候などで一週間伸びると、旬も過ぎている。
雨風、特に台風の通過後など、散ってしまうから、見つけたときがシャッターチャンスでもある。

マクロ撮影時は、被写体に極めて接近するわけで、ストロボを普通に使用すると、白飛びしてしまう。
従って、ディフューザーなどを使用する必要がある。

温度差でつく水滴
温室など、常温から高温多湿の地域へ移ると、急激な温度変化でレンズに水滴がついてしまう。
左(水滴効果)、右(ノーマル)
Dcim4433/DSC_3997. Dcim4381/DSC_6597.
Dcim4433/DSC_3998. Dcim4414/DSC_7193.

参考
艦船写真の写し方(ストロボ)
艦船写真の写し方(フィルター)
艦船写真の写し方(マクロ撮影)
艦船写真の写し方(被写界深度)



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新規作成日:2006年4月25日/最終更新日:2010年4月1日