艦船写真の写し方(花の撮影)
花の撮影
花の撮影の場合、背景をぼかす観点から、絞りを開けるとよいとされる。
ただ、あくまで「背景をぼかす観点」なので、クローズアップの時にまでこれをすると、花びらの前後でさえ、ボケてしまう。
また、奥行きのある全景の場合、むしろ絞り込まないと、前後でボケがでてしまう場合もある。
もちろん、ボケの効果を狙った表現もあるわけだが。
レンズは、マクロレンズが最適とされるが。。。
お手軽には、クローズアップレンズなどもある。
また、全景を写すなら広角も必要だし、距離があって近寄れない場合には望遠も必要となる。
天気はよいに越したことはないのだが。。。
小さい草花を写す場合は、むしろ日陰のほうが良かったりする。
ただ、サクラなど木の上に咲いているものは、青空を背景にしたほうが見栄えも良い。
致命的なのは風で、余り風が強いとなびきっぱなしで、相当シャッター速度を稼がないとぶれてしまう。
全景とアップ
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被写界深度による表現
レンズ28-80, 上段:前ピン、下段:後ピン, 左からf2.8, f8
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レンズ80-200, 上段:前ピン、下段:後ピン, 左からf2.8, f8, f22
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各、左から、ピント位置、手前〜奥
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左から、絞りf5.6, f11, f16, f22
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レンズ100M, 左から、絞りf2.8, f4, f5.6, f8, f11, f16, f22
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クローズアップ
28-80mm |
80-200mm |
80-200mm (+クローズアップリング) |
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望遠レンズは、遠くから切り取れる反面、被写体との距離を開けないとピントが合わないので、それほどアップは撮れない。
上段:レンズ18-70mm、下段:レンズ28-80mm, 左からノーマル、+クローズアップリング
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レンズ28-80mm(+クローズアップリング)
左からf11, f8, f5.6, f4, f2.8
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絞りを開けることにより、背景がボケ、被写体が浮き立つ。
ただ、近接撮影においては、被写会深度が極端に浅くなるため、被写体そのものも僅かな前後差でボケが目立つようになる。
表現効果
雨上がりなど、水滴がついていると、瑞々しさが増す。
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左は水滴なし、右は水滴有り。
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逆光対策
背景が明るいと、花がくすんでしまう。
ここでストロボを使用すると花に光が当たって綺麗になるが、光が強すぎると情緒も失なわれるので、ディフューザーなどで光を調整する。
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注意
風があると、草花は揺れるので、シャッター速度が速くないとぶれてしまう。
このとき、傘などを利用し、風上で遮蔽すると効果的だったりする。
公園や植物園では、三脚やレフ板などの使用が規制されている場合も多い。
規制がなくても、他の利用者の邪魔にならないように注意が必要だ。
「花の命は短くて」という歌があるが、長く咲いているようでも、意外と旬は短かったりする。
満開のタイミングを狙っていても、その日の天候などで一週間伸びると、旬も過ぎている。
雨風、特に台風の通過後など、散ってしまうから、見つけたときがシャッターチャンスでもある。
マクロ撮影時は、被写体に極めて接近するわけで、ストロボを普通に使用すると、白飛びしてしまう。
従って、ディフューザーなどを使用する必要がある。
温度差でつく水滴
温室など、常温から高温多湿の地域へ移ると、急激な温度変化でレンズに水滴がついてしまう。
左(水滴効果)、右(ノーマル)
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参考
艦船写真の写し方(ストロボ)
艦船写真の写し方(フィルター)
艦船写真の写し方(マクロ撮影)
艦船写真の写し方(被写界深度)
新規作成日:2006年4月25日/最終更新日:2010年4月1日