CD-Rの品質

CD-Rを使用するようになって久しい。
最近では、容量は650MBから700MBへ、書き込み速度も、x2, x4, x8 から x16,x24, x40 へと高性能化している。

しかし、レーザー照射による化学変化を利用する記録方式は、やはり耐久性に不安が付きまとう。
原則的に、MOとCD-Rの複数種類の記憶媒体に保存することにより、リスク回避をしているのだが、NO640MBの実質容量605MBを超える場合は、分割などが必要となり不便だ。
やむなく、二種類のCD-Rに保存する方式をとっている。

いずれにせよ、品質のよい製品を使うに越したことはない。
が、品質というのは確認がなかなか難しく、実際トラブルに見舞われた段階で「品質の悪い」確認となることが多い。
耐久試験なども自分でやってみるとよいのだが、なにぶん破壊試験であり、ままならない。

幸いなことに、各種ホームページに、こういった試験の比較が行われている。
もちろん、その試験方法や偏差など、必ずしも均等ではないが、ある程度の目安にはなりそうだ。

CD−Rは、タフネスコートの夢を見るか?
http://naitouraita.hp.infoseek.co.jp/1880/old/cdr/cdr.html

ラベル表面の剥離に対する耐久性テスト では、
「ONKYO」製、「Kodak」製、「PHILIPS」製、「3M」製 imation、などは弱く、
「TDK」製、タフネスコーティング仕様、「太陽誘電」製、「三菱」製、「MEMOREX」製、「SONY」製、「ソフマップ」製、などは良好のようだ。
この「剥離実験」では、「古いメディア、透かして見ると向こうの景色が見えるようなメディアは剥離強度が低く」「最近の国内産の有名なメディアなら問題なさそう」である。
書きこみ面の日光に対する耐久性テスト では、
「ONKYO」製、は極めて悪く、
「TDK」製、「太陽誘電」製、「ソフマップ」製、「PHILIPS」製、「3M」製 imation、などは弱く、
「三菱」製、「MEMOREX」製、などは良好のようだ。
アゾ系を採用している「三菱」製メディア、「MEMOREX」のメディアが、この試験に対してかなり耐久性があると言えるだろう。
ただ、直射日光にさらすという状況は条件外なわけで、まあ、問題ない水準のようだ。


また、以前あったサイトでは、Mr.Data の脆弱性が指摘されており、当方でも損耗率が高かった。
為に、別のCD-Rに複写したが、その時点で既に読み取りに問題があるものもあった。


cool struttin'
http://www.alles.or.jp/~kf0114/
では、各種CD-R情報が掲載されている。


SAVE(Backup)の運用のお話
記憶装置の考察(2003)


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新規作成日:2003年12月9日/最終更新日:2003年12月9日