お粗末な警察
当初、昨今の警察官の不祥事 にまとめていたが、あまりにも多発するため、捜査上の問題等は、こちらに集めることとした。
関係者への自己改革の意味を含めて、統計計上を試みたい。
これは、警察組織への警告と言う事ではなく、熱心に勤務している職員の激励を含んでいる。
情報源は、新聞・放送などの報道と、近所での目撃による物。
日付は、検挙日、報道日 混在。
- 99.12.14 佐賀県警 川に車転落−翌日遺体発見
99.12.11午後、川に車が転落したが、捜査員は「自力で脱出」として捜査打ち切り、が、翌日車を引き揚げると、運転席から遺体が。
これに対して「十分捜査した」との説明。
「自力で脱出」した人を確認しない以上、少なくとも行方不明であるから、捜査を継続すべきで、これで「十分捜査した」とは呆れて物が言えない。
きっと現行犯逮捕しても、犯人が「俺は知らない」といえば、釈放するんだろうな。検挙率が悪いのは、この程度の知恵ではやむをえまい。
- 99.12.15 愛知県警 昭和署 証拠車輌盗まれる
11/13に、ひき逃げ事故の容疑車輌を放置し、数日後(11/19)に持ち去られている事を発見とか。
間抜けと言うか、お粗末と言うか、全くお話にならない。
- 2000.2.
他の不祥事とは性質が異なるが、トラが飼育員を襲った事件で。アルバイトの女性が檻に追い込んで扉を閉めたと言うのに、その扉が開くのが恐くて、倒れている男性を救助できなかった警察官は何だろう。そもそも「危険手当」と言う、高額な手当ては、市民の安全を守る為の物であり、このような場合に、対応が出来ないなら、手当て自体の性質を見直すべきだろう。
- 2000.2.5 京都府警 山科警察署の捜査員 被疑者確保に失敗逮捕
他の不祥事とは性質が異なるが、例の、小学生殺人の、重要参考人を、捜査員6〜8人が取り囲んでいる最中、逃亡され、自殺後発見。これで、事件の真相解明は不可能であろう。記者会見で「とっさの事で、やむを得ない」などと言っているが、被疑者をこの人数で囲む理由は、逃亡を考慮しての事であり、十分覚悟しておく必要が有る。正に「失態」である。ワーキングシェアが叫ばれる今日、この程度の作業量しかこなせない職員は、俸給を10%に減じて10名の雇用を確保するという事だろうか。
- 2000.2.14 新潟県警 柏崎警察署 少女誘拐監禁事件で身元不明者発見の通報にも出動せず
まずは出動、現場確認が鉄則。そもそも犯人逮捕はおろか、少女の保護も出来なかった上に、出動もしない。とても信頼に足る姿とは思えない。
- 2000.2.18 新潟県警 少女誘拐監禁事件で、虚偽の発表
2度の出動要請も拒否し、その怠慢を、新潟県警本部長了解の下、隠蔽し、虚偽の発表。「虚偽」と言えば、なにやら高尚な事に聞こえるが、あくまで「嘘」、うそつきは泥棒の始まりで、実際犯罪者を多数排出している警察組織は改善の必要が大きい。神奈川県警に続き、新潟県警も、その悪態ぶりを露呈。こんな体制だから、拉致事件が多発する。
- 2000.2.26 新潟県警 少女誘拐監禁事件で、県警本部長がマージャン三昧発覚
新潟県警 少女誘拐監禁事件で、虚偽の発表に明け暮れていたその頃、新潟県警本部長と、関東管区警察局長が、酒をのみマージャンに明け暮れていたと言うから、開いた口がふさがらない。
関東管区警察局長は、一連の警察の信用回復の為に、指導に当たる為現地に居たと言うが、酒マージャンの指導をしているようでは、たまったもんじゃない。また、この旅行の手配を、県警本部の幹部が総力を挙げて行っていたと言うから、何時の間にか旅行ブローカーになっているようだ。関東管区警察局長よ、雪が見たければ、雪崩の遭難現場へ行ってみろ。
警察庁が総力を挙げて信用回復に当たっていると言うが、管区警察局長や、県警本部長がこのザマで、何が総力なのか。
そもそも、管区警察局長と県警本部長が、何で県警本部に居らず、旅館で酒マージャンをしていたのだろうか。この発想こそが、すべてを物語っている。
およそ幹部は、未解決事件のある限り、一睡も出来ない体制であるべきだ。
- 2000.2.26 新潟県警 少女誘拐監禁事件で、県警本部長がマージャン三昧発覚に同席の関東管区警察局長
監査指導に向かったはずが、電車の遅れとかで、現地で仕事はせずに、旅館で県警本部長と酒マージャン三昧。公費横領ではないのか。
- 2000.8.27 埼玉県警 小川警察署 路上泥酔者を放置致死
路上泥酔者を確保したが、警察署の駐車場の車両荷台に放置し、結果、心筋梗塞で死亡し、隠蔽の為、書類を変造 と言う。
これって、死体遺棄とも、殺人とも、容疑は残ると思うんだが。
- 2000.9.29 警視庁戸塚警察署 横断歩道上でパトカーを停車し、歩行者を妨害
9/29 8:50頃、警視庁戸塚警察署のパトカーが、高田馬場駅東口の横断歩道上で停車し、青信号の横断歩道を渡る歩行者を妨害。
運転手に確認すると「前に車がつかえていた」と言うが、ならば、無理に前進せず、横断歩道の手前で停止する「道路交通法上の義務」がある。単なる道路交通法違反には変わりはない。
- 2001.7.2 茨城県警?署 巡査長と巡査 追跡バイクの死亡事故を放置
パトカーが、信号無視のバイクを追跡中に、バイクが電柱に衝突、運転中の16歳の少年が死亡する事故があったにもかかわらず、パトカーの巡査長と巡査は、「追跡を断念した後事故が起きた」と報告していた。「死亡事故が発生し、気が動転し、嘘を言った」と言う。署長は、「追跡自体に問題はなかった」と記者会見した。
さて、真実はどうであろうか。
パトカーの警官2名が、無害通航中の少年を、「速度を落したらひき殺すぞ」と脅迫し、おいかけまくった後での痛ましい事故であると断言できるのだろうか。
そもそも、気が動転する程度の神経の物に、警察官をやらせている事自体、危険極まりない。気が動転し、当たり構わず発砲したなんてことは起きないのだろうか。
警察官には、目撃の証拠能力が有ったが、これではとても証拠能力はあるまい。
されば、「追跡自体に問題はなかった」など軽々しく発表せずに、事の真偽を確認する義務はなかろうか。
警察官を主犯とする殺人または、業務上重過失致死での捜査も必要と考える事件である。
- 2002.1 交通事故死者減少に関する警察庁のコメント
不祥事そのものではないのだが、昨年に比べて交通事故死者が減少した事について、呆れる警察庁のコメントがあった。
「警察の活動の効果」を言っていたので呆れてしまう。
死者が減ったのは、救急医療の向上が第一であろう。
また、「警察の活動の効果」を言うなら、逆に「警察の活動の効果」が足りないからこそ何千人もの犠牲者が発生しているとも言える。
地道な活動を行っている警察官の存在は評価する。
しかし、このように自己満足に浸る様では、精進が足りないと言わざるを得ない。
- 2002.1.22 カルザイ議長玉突き事故
アフガニカタン復興会議の為来日中のカルザイ議長の乗車した車が玉突き事故に巻き込まれた。
先導したパトカーが急停止しようとした為、カルザイ議長の乗ったハイヤーが急ブレーキをかけた所、後続の警護車両などが次々と追突。
カルザイ議長に怪我はなかったと言うが、由々しき問題だ。
「急停車されても良い距離良い速度」と言う交通標語があったが、警護の運転手は何をやっているのだろうか。
事故に乗じて要人が襲われる事を思えば、大変な問題である。
- 2002.3.6 警視庁 高井戸署 証拠車両盗難
窃盗事件の証拠品として保管されていた盗難車両が、盗まれていた事が分かった。
- 2002.11. 警察庁
検挙率が主要国最下位と言うレポートが、データの誤りで、実はアメリカの2割よりは上だったと言う事で謝罪した。
違うだろう、そんな低い検挙率自体、謝罪と改善に値しないか?
- 2002.11.22 神奈川県警
5年前、神奈川県警戸部警察署で取調べ中の男性容疑者が拳銃で死亡した事件で、男性は自殺したと言う警察の主張に対して、横浜地方裁判所は、警察官による事故として損害賠償とする判決を下した。
警察官2名で取調べ中、1名が部屋を出た後、隙を見て、容疑者が拳銃に弾を装填し、胸を撃って自殺したと言うのが警察の主張だった。
が、証拠物件たる拳銃と弾丸は、厳重に包装されており、わずかの隙に装填発射できる事は不自然だ。
また、警察官の証言では、右手で引き金を引いたと言うが、この男性は左利きで、不自然。
また、現場の証拠写真とされるものが、当日が11月であるにもかかわらず、12月のカレンダーが写っていると言う。
そもそも、証拠物件、特に拳銃の扱いについては、厳重かつ慎重でなければならない。
いかなる理由にせよ、発砲されると言う事はあってはならないはずだ。
その事自体で、懲戒処分に値する。
また、容疑者の身柄の確保も重要課題で、自殺などもあってはならない。
それを考えると、今回の事件は、取調べの警察官が、殺意を擁いたと言われても致し方あるまい。あるいは、取調べ上の脅迫目的で銃を構えて誤って発射した、と考えるのが常道だろう。
証拠隠滅、捏造は、あってはならない事だ。
こういった事例が後を絶たない限り、警察への信頼はありえないだろう。
この事件に対して、検察は「不起訴」としている。なにを考えているのか良く分からない。同業者癒着と考えられてもいた仕方あるまい。
拳銃による死者と言う事は、きっちり調べ上げ、無罪か有罪か、白黒をつけるべきではなかろうか。
これに対して、2002.11.25 神奈川県は東京高等裁判所へ控訴した。法制度として当然の権利ではある。
しかし、事は神奈川県警の不祥事だ。県警内の数多の不祥事の1つと考え、厳重に監察すべきであろう。
遺書もなく、亡くなった容疑者本人が「自殺です」という証言も出来ない以上、密室内での、神奈川県警の1警察官の証言に、どれほどの証拠能力が有ると言うのだろうか。
むしろ、この警察官による「殺人」でない合理的証明をすべきものだ。
- 2003.1.21 神奈川県警
今日、川崎市内で、万引き少年を連行中に、逃走され、少年が電車にはねられて死んだらしい。
ま、万引きも犯罪だから、ショーがないかなと言うのは、一般的反応。
しかし、この件に対して、所轄署は「捜査は適正で問題ないと考える」とコメントを出したから一言。
そもそも、いちいち、ごたくならならべるまでもなく「捜査は適正」で当たり前。
当たり前の事をいちいち言うな。
更に、容疑者の逃亡を許したことが、適正な捜査だったのかね。
満足な仕事しておくれよ。
凶悪犯だったらどおすんの。
容疑者確保は捜査の基本じゃないのかね。
検挙率が2割程度の上、捕まえたものにがしてたら、世話ないよな。
- 2003.2.1 晴海埠頭 警視庁機動隊
LCC19 BUUE RIDGE 寄港時の警備に来ていた機動隊。このうち人相風体の怪しいものが近寄って来て「お前何を写しているんだ」と来た。犯人検挙の時でもあるまいし、いきなり「お前」はないだろう。この者、挙げ句の果てに「所属はどこだ、核丸か?」ときたから、公安当局としては新米だ。
右翼か某国当局者と間違えるならまだしも「核丸」では「侮辱罪」が成立するぞ。
警備上の都合は十分に理解するが、言動で無用の争いを生成する必要も有るまい。
本件について、現場責任者と、本庁に対して、抗議と事実確認を求めたところ、本人より謝罪の電話があった。
誤まりを素直に正す姿勢は評価。
- 2003.3.15 警視庁水上警察署
10:00前、レインボーブリッジ一般道芝浦−台場間の出口手前約200m付近で、清掃車と二輪車の関係する事故が発生していた。
が、通報で駆けつけるべきパトカーは、出口外側の一般道路付近に停車し、現着不能状態。
恐らく、事故関係者は携帯電話を持っていない為市街地まで出て来て電話したか、110番で住所を求められた為市街地に出てから住所を告げたものと推定されるが、いずれにせよ、現場と通報地点との差異について掌握できなくては問題だ。
こういう場合「誤報」として葬り去られる場合も多いので、職務遂行能力の乏しい職員はどんどん整理淘汰してもらいたい物だ。
- 2003.8.7 神奈川県警 少年事件249件を元警部補が放置
神奈川県警茅ケ崎署に勤めていた元警部補(62)が、軽微な窃盗などの少年事件249件を適正に処理せずに捜査書類を放置していた。
その多くは時効を迎えたり、少年が成人して家裁で審理できなくなったりしている。
- 2003.10.7 長野
昭和55年3月 長野県警が自殺として処理した事件について、別件の服役囚が、殺人を認めていた。
被害者の母親が自殺ではなく事件としていたにもかかわらず、長野県警は適正な捜査が出来なかった。
あまっさえ、別件の服役囚が殺人を認める手紙をだしてから3年間も確認が出来なかった事は、怠慢と言うよりも、隠蔽と言われてもしかたあるまい。
被害者の母親は「県警は最初から自殺と決め付け私の話を聞いてくれなかった。なぜ3年も前に犯人が自供しているのにこんなに時間がかかったのか」と県警に対して批判すると共に、「目の黒いうちに真実が知りたかったから、犯人がやったと言ってくれた言葉はありがたかった」と犯人には感謝していると言う。
誤解のないように付け加えるが、殺人を感謝しているわけではなく、なんの役にも立たない長野県警より、マシだと言う事である。
感謝される犯人、非難される警察、なんだかなぁ。
- 2004.1.7 警視庁大森署
窃盗容疑で女性を誤認逮捕
- 2004.1.14 警視庁玉川署
2003.11東京都世田谷区の芸能事務所を狙った窃盗事件で逮捕された男の供述から、事件には無関係の事務所元社員の女性を窃盗幇助容疑で誤認逮捕していたことが分かった。
玉川署は五日間にわたり女性を拘束した後、男の供述が虚偽と判明したため、女性を釈放していた。
合鍵は事務所社長と女性しか所持していなかったことから二十八日に女性を逮捕した。
女性は容疑を否認し、「会社の上司が入院している病院にお見舞いに行っていた」などと主張したが、確証がなかったため拘束を続けた。
いい加減な捜査による不当な拘束は人権侵害だ。
犯人の主張を信じ、事件には無関係の者をつるし上げるとは、戦前の特高警察でもためらったであろう。
容疑の確証は捜査当局が押さえるべき物だ。
法廷でも「疑わしきは罰せず」なのだ。
合鍵がなければ入れないなど、今時子供でも信じないお粗末さだ。
この程度の捜査能力しか持たない捜査員は2階級降下すべきだろう。その措置により巡査以下に落ちてしまうものは再試験で、不合格なら免職だ。
そもそも、昨今の検挙率の低さは、ひとえに警察官の能力低迷である。
最近では、警察官の受験予備校さえある時代だ。
能力のないものはどんどん入れ替えてしまうべきだろう。
- 2004.1.15 標識変え忘れ違反切符
東京都品川区と港区の道路で、警視庁が規制緩和による駐停車禁止などの標識の変更を忘れ、五十四件を誤って違反としていた。
おいおい、違反とは「規制」に対して取り締まるものだろう。
その昔、標識がないにもかかわらず「ここは右折禁止だ」と主張し、違反切符を切った警視庁第二交通機動隊の林巡査というものがいた。
もちろん、標識不備では取り締まれないため、違反は取り消しとなったのだが、現場の交通規制を熟知していたであろう点は評価に値する。
- 2004.1.16 新宿警察署 新宿駅西口交番
14:50頃歩道上を走るバイクがあったので注意したがらちが明かない。
とりあえず警察に来てもらうことにしたが到着までに20分もかかった。
開口一番「現認しないと取り締まれない」という。
「とりあえず注意ぐらいできるだろう」あるいは「隠れてみていて乗って帰ったら現行犯だろう」ということでまっていた。
さてその後、本件の取り扱いについて話をしているうちに、ふと現場を見たらバイクがいなくなっている。
警察官(巡査)に言ったら、さっき押して帰っていったという。
おい、注意するはずではなかったのか。
少なくとも「あの人ですか」と確認するべきだし、もう一名の警察官(巡査長)にも周知させるべきだろう。
2名も来ていたが、一人(巡査長)はバイクを背にしていたから知らなかったという。
その後の話の中で、押して帰ったのは男性だという。
どのバイクかというと、いくつかあったうちのどれかという。
ナンバーも確認せず、相手が誰かも知らずにぼんやり見ていたのか。
通報時にナンバーと運転していたものの性別年齢層を伝えていたのだが・・・。
要するに、通報時の事件と容疑者に関する情報を無視して、ただ現場に来た上で油を売って、かつ目の前で容疑者が事を成して立ち去る姿を見届けながら何もせず、後でわかって後の祭り。
間抜けというかあきれてものが言えない。
交番から物を盗まれるのも間抜けだが、警察官が立ち会っていても、犯罪の抑止力がないというのはもっと問題だろう。
金融機関に「警察官たちより所」の掲示をすることにより抑止効果を狙っているが、これほど無能な警察官が多い今日、犯人も気にしないだろう。
いや、警察官がいることにより、周りが安心する分、犯行もやりやすいかもしれない。
- 2004.3.4 荏原警察署
17:10?武蔵小山商店街の脇に、警察のものらしき自転車を発見した。
が、路側帯に直角に置いてあり、歩行者の通行の邪魔だ。
警官がとめたのなら言語道断だし、盗難にあったものかもしれないので17:14通報し、しかるべく対処するとのことであった。
直後、警官が通りがかったので、その自転車の関係者か確認していたところ「あんたに文句言われる覚えはない」ときた。
「この自転車は、貴官が乗ってきたのか。そうであれば、とめ方が不適切で、歩行者が危険である」という指摘に対してである。
かかる警察官は識別章ND249で、後に解かったことだが、荏原3のパトカーに乗ってきていたものだった。
要は万引きの扱いで警官が駆けつけていたためらしい。
が、自転車の止め方に配慮できないほどの緊急性はないと考える。
荏原3のパトカーも、赤灯サイレンで急行してきたものでもない。
一般に路側帯には違法な自転車の駐輪やらで、歩行者が安全に歩くことが困難だ。
これを排除して、歩行者の安全を図ることが、警察のひとつの使命でもある。
が、警察官自らが、違法な駐輪をし、歩行者を危険にさらすのはどういうことだろうか。
路側帯は歩行者の通路であり、車輌の駐車の際には幅75cmをあけて歩行者の通路を確保することが、道路交通法で定められている。
にもかかわらず、路側帯を塞ぐ形で自転車を置くのは、交通妨害以外の何物でもない。
かかる指摘に対して、荏原警察署の北原なる管理者は、のらりくらりとしたいい加減な聞き方で、まじめな対処も行われそうにない。
あくまで「警告」した。
かかる事例により、万が一事故が発生した場合、二度とないようにという釈明では許されない。
既に警告してあり、その警告を無視して事故がおきたということになる。
これは怠慢ということで、もし過失と主張するなら「重過失」である。
- 2004.5.19 荏原警察署
警察の不正支出問題で、警察庁は全国の警察に対して、関係書類の処分を行わないように通達していた。
通常の期限は5年らしいが、これの処分を禁じたのである。
が、全国約10の警察で、関係書類の処分が発覚した。
約5箇所では、期限前に処分しているという。
なさけないことに、荏原警察署でも、女子職員が誤って処分したという。
警察とは上意下達の階級組織である。
にもかかわらず、通達が履行されないとはどういうことであろうか。
命令違反なのか、証拠隠滅なのか。
不正支出などという、あたかも程度の低い言い方をしているのではなく、横領の容疑と考えるべきでははなかろうか。
- 2004.5.19 神奈川県警
栃木県宇都宮市の暴力団組員宅に、拳銃捜査で、神奈川県警の捜査員が乗り込んだ。
と、組員が2発打ったという。
これに対して、神奈川県警の捜査員が5発打ち返したという。(倍にして返したということか)
その後、組員は部屋に立てこもり、24時間を越えても解決せず、向かいの学校は休校、付近の住民は避難している。
迷惑な話だ。
この組員は、以前にも類似の事件を起こしているという。
その情報は、栃木県警は知っていたが、神奈川県警には知らされていなかったという。
知っていれば、不用意に踏み込むことはしなかったとも言う。
連携が取れないのも問題だが、拳銃捜査で踏み込むなら、相手が拳銃を持っていることくらい考え付かないものだろうか。
更に、神奈川県警の拳銃発射数は、7発だったと言う。
5も7もわからない程度の捜査員しかいないのか。一桁の足し算だが。
幸いなことは、この撃ち合いによって、捜査員が殉職しなかったことだ。
間抜けな捜査員でも、死ねば2階級特進。税金による負担も増えるというものだ。
- 2004.6.3 大阪府警
大阪市東成区で強盗事件の警戒にあたっていた覆面パトカーの窓ガラスが割られ、現金や手錠などが入ったバッグが盗まれたという。
午前3時半ごろ、大阪市東成区の路上で、55歳の私服警察官が覆面パトカーを停めて強盗事件の警戒にあたっていたところへ1人の男が近づき、いきなり助手席の窓ガラスを割り、座席にあった手錠や警棒、現金およそ1万2000円が入ったバッグを奪い、後ろから走ってきた仲間が運転する白い乗用車に乗りこんで逃げたという。
警察官にけがはなかったらしい。
怪我が無くて良かったという程度の問題だろうか。
近寄る怪しい人影になんら注意を払わず、ガラスを割られ、あまっさえ物を奪われる間なすすべも無く見守っていたということか。
俗に言う「間抜け」では無かろうか。
強盗事件の警戒といえば、まさにこのような事件の警戒である。
にもかかわらず、検挙するどころか、被害にあってどうするのだろうか。
奪われた物件も問題だが、覆面パトカーという警察の資産(=市民の血税)に損害を与えるだけなら、意味はなかろう。
警察が見回りをすることにより、犯罪抑止効果があって当たり前で、等しく被害者になってどうするのだろうか。
良く見積もって、居眠りでもしていたのであろう。
場合によっては、手錠をどこかで無くしたための狂言の可能性も否定できまい。
- 2004.6.22 茨城県警
2004.6.22前後に、道端で女子高生が発見され死亡した。
その後の調査で、スリで110番通報したにもかかわらず、警察が現場に向かっていないことがわかった。
警察は「スリ事案は被害届けによって動くので現場に行かなかったことは問題は無かった」、そしてまた、110番通報についても「緊迫感は感じられなかった」とわざわざ解説するから恐れいる。
警察の本分は、治安維持である。
くだらない解説をする暇があるなら、治安維持に勤しめ。
「緊迫感は感じられなかった」のは、担当警察官の、緊迫感が欠けているだけの話だ。
100歩譲って、警察の解説が、制度上正しいとしよう。いや、そんなことはどうでもよい。要は、結果的に、少女の生命を守れなかったということだ。
くだらない解説よりも、治安維持能力の欠如に対して、恥を知れ。
事件は未然に防いでこそ、警察の威力だ。
後追いの捜査なら誰でも出来る。
いや、検挙率の悪さに拍車をかけるだけではなかろうか。
くだらない解説をする暇をする前に、命を守れずに悪かったと詫びてみよ。
そして、一刻も早くに検挙すると共に、今後このような、起こらなくてもよい事案を撲滅すべく励むことだ。
そして「スリ事案は被害届けによって動くので現場に行かなかったことは問題は無かった」と言う手法は間違っている。
警察官が現場に向かうことによって、犯人の更なる活動を牽制抑止できるからだ。
警察官が警察署でぼんやりしていても、なんの抑止効果も無いことを思い知るべきだ。
- 2003-2004 山口県警
三菱自動車の一連の不祥事の発端の事件、高速道路料金所での事件。
運転手はブレーキが利かなかったと証言し、後続の車両もブレーキランプの点灯を証言した。
にもかかわらず、山口県警では、運転手を暴走行為として検挙した。
山口県警では、事件捜査などするつもりも能力も無く、はなから犯人として処理したのである。
科学警察という。
証言を重視し、ブレーキ等を詳細に点検すれば、この程度の欠陥はこの時点で明るみに出ていたはずである。
にもかかわらず、誤認捜査により、あたら機会を失った責任は大きい。
欠陥隠しの三菱自動車の責任も大きいが、事件捜査を放棄し、事件解決を怠った山口県警も共犯だ。
少なくとも、後発する三菱自動車による類似の事故は、本来であれば防げた事件である。
三菱自動車の一連の不祥事の今日、車両の欠陥を疑うのはもはや常識だ。
が、本来の捜査は、事実関係と的確な分析により解決すべきものだ。
当時その英断があったなら、以降の事件を未然に防げたということは極めて重要な問題である。
通り一遍の判断なら、子供でも出来る。
捜査機関であるべき姿は、その専門職としての機能である。
警察関係者の方へ。
このサイトは、何も警察官の悪口を並びたてることが趣味のサイトではありません。
しかしながら、昨今の状勢を見ると、もはや、自浄作用が無いこの現実、インターネットと言う、公共メディアでの力を借りることにより、国民の信頼を回復する戒めとなることを期待する物です。
私は、優秀な警察官、市民の為に働く警察官の何人かと面識が有ります。
しかしながら、このページに計上した人数は、私の面識ある、立派な警察官の数を大きく上回っています。
全国20万の警察職員の大半は、職務に忠実な方々とは思いますが、これほど不祥事が多発し、明快な解決策が打ち出せない今日、ゴキブリの数と比較をせざるを得ない今日このごろです。
法律とは、公の秩序を維持する為に存在し、警察は、国民の生命、財産の保護の為に存在する。
しかし、元来、法律は、善意を前提として構成されている。
警察官の犯罪において、通常の法体系により、刑の上限が一般と同様に扱われている。
これも、法の下の平等といえばもっともらしいが、そもそも、警察官任官の前提を考えれば、余りにもおかしい。
警察官の犯罪は、罪の大小にかかわらず、即刻極刑、懲戒免職くらいの覚悟が欲しい物だ。
例えその刑が理不尽であっても、罪を犯さなければ何ら問題はないのだから。
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新規作成日:2004年1月15日/最終更新日:2004年1月15日