2000円札
西暦2000年に、２０００円札が発行されると言う。
西暦の２０００にかけたのか。
「いや、アメリカの２０ドル札に対応し、国際的だ。経済効果を狙った物だ。」と言う。
ちょっと待てよ。
何でも欧米に習えば、国際的なのか。
ちと違うぞ。
日本の文化、感覚と言う物がある。これに馴染むかどうかが問題だ。
日本人の計算は、そろばんが原点だ。
５玉と、１の玉が４つ。２の玉は存在しない。
アメリカでは、高額紙幣は流通していない。これは、偽造が多いからだ。
代わって、1ドル札、５ドル札が流通しているが、日本では、１００円札、５００円札は流通せず、硬貨だ。
欧米に習うと言うなら、これらの札が先決だろう。
経済効果。
とんでもない。
自動販売機で、２０００円札を使用できるように改造する必要が出るだろう。
しかし、これは、必要な事だろうか。
民間に不必要な出費を強いているだけではなかろうか。
現在でさえ、5000円札は、不要に成りつつある。これに無駄な札を増やす必要あるとは、とても考えられない。
八方塞りの日本経済。奇抜なアイデアも必要だろうが、意味も無い、人気取りの政策は、汚点以外の何者でもない。
2000.12.10 ほぼ１年、
しかし、このお札、見かけないし、ほとんどの自動販売機で使用できない。
貨幣と言うのは、流通して始めて貨幣である。そういう意味で、貨幣とは認めがたい。
⇒ 新札 1000円,5000円,10000円
新規作成日：1999年10月6日／最終更新日：2000年12月10日