うさんくさい外務省

李登輝 元台湾総統の、来日に関して、2002.11.20サンケイスポーツ誌に、
矢野哲郎副大臣は「李氏の訪日はうさん臭い。昨年の病気治療の来日もうさん臭い。」とまで言い放った。
という記載があった。
仮にも、元国家元首に対して「うさん臭い」という事はなかろう。

気になったので、確認してみた。
外務省の交換で「広報」を頼むと、「何の用かと言う」。事を説明すると、ビザ発給などの部署へつなぐと言う。果たして出てきたものは「台湾担当は食事中」とのたまう。折り返しの連絡を言うと、「掛け直せ」と言う。部署名、連絡先を聞いたが、答えずに一方的に切った。
おい、こら、何様だ、御前ら。
人事担当へ言うと、「旅券課の仕業」らしい。
旅券課長を呼び出そうとしたが、のらりくらりして繋がない。挙げ句「旅券課はパスポートを扱うところで、ビザは外国人課」とのたまう。
ちょっと待てよ、国民・納税者は、担当省庁の組織・業務をいちいち掌握しているわけではないぞ、何の為の受付だ。
旅券とビザが独立したものくらいは我々でも理解しているのだが、外務省の中で、それすら理解していないものも居ると言う事だ。
そもそも、副大臣の話であるから、大臣官房が対応すべきではないのか。

果たして、中国課台湾班らしきところが、「一両日の国会答弁と、記者会見の中では、かかる発言はしていない」と言う。
もっと前にはあったのかと言うと、「わからない」
わからないではあるまい、国際問題だぞ。

かかる問答の中、「広報」に繋がれなかった理由が判明した。
北朝鮮拉致問題で手いっぱいで、為に、それ以外の内容は、専門部署であたる事になっているらしい。
そうだろう、25年間分の仕事が殺到しているのだからさもあらん。
25年間も、お役に立たなかった分、きっちり働いてもらいたい。

そもそも、外務省とは、なにをする役所だろうか。
昨今、不祥事の話題しか聞かない。
機密費の横領、私腹を肥やす事に熱心だ。
在外公館では、税金を浪費する。
亡命者の扱いで明るみに出たように、国家主権の為にはなんら寄与していない。
邦人が公安当局に拘束された際も、なんら事態を掌握していない。
そう言えば、NGOメンバーが拘束された件であるが、このNGO活動のおかげで、外務省の無能さが更に一つ公にされたわけで、その復讐の為に、我が国民を彼国に売り渡した可能性も否定できまい。
総じて、悪い事ばかりで、なにか注目される活躍は聞こえてこない。
自衛隊ならPKO、島津製作所ならノーベル賞と、輝かしい話題が1つくらい有りそうだ。
「北朝鮮との会談で妥協をしなかった」事が成果だろうか。単に、今まで通り、何も出来なかっただけなのだが・・・。

北朝鮮拉致問題も、25年間、なんら進展を見ていない。
今般の展開は、我が国の外交努力の成果ではなく、単にアメリカ外交の突破口として、我が国が利用されているに過ぎない。

そのうえ、省内改革と言いながら、職員の意識は、旧態依然としている。
外務省は、何の役に立っているのだろうか。
職員が3000名も居ると言う。
単に、その存在が、血税の浪費に過ぎない様でならないのだが。

台湾人のビザについて、アメリカでは、なんら問題なく発給している。
独立国であるなら、諸外国の内政干渉を受けるべきではあるまい。

外務省の仕事とは、来日艦艇のスケジュール公表を、制限するだけが仕事ではあるまい。
うさん臭いのは、他ならぬ外務省だ。
いや、うさん臭いのではなく、ホントニ「臭い」のだ。


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新規作成日:2002年11月20日/最終更新日:2002年11月20日