WinChip C6-200をWinChip2に変えてみた

 ついこの間,Pentium133MHzをWinChip C6の200MHzに変えたばかりなのだが,ごらんの通り大したパフォーマンスの向上はなかった。まあ,変えて損したというつもりはないが,133から200へのアップなら,もうちょっと速くなってもいいのになあ,という,何となく消化不良の感じであった。

 そんなところに,WinChip2が出たわけである。なんと言っても6〜7千円も出せばCPUが交換できてしまうのが,WinChipのよいところだ。どの程度性能が向上するかわからないが,まあ,とにかく交換してしまおう。

 今度は,3.3V版を購入した。値段は忘れてしまった。多分6千円ぐらいだったと思う。(最近は物忘れが多くて困るのだ。)

 交換は,5分もあればすんでしまう。ジャンパーピンを3.3Vに設定し,前のCPUを外して,新しい物にクーリングファンを取り替えて差し替えればよい。

 電源を入れて無事再起動である。IDT C6-CPU at 200MHzと表示されるのは今まで通りだ。これは,BIOSの対応次第だから仕方がない。ちなみに,「マイ コンピュータ」のプロパティで見ると,「CentaurHauls/x86 Family 5 Model 8 Stepping 5」と表示される。前は「CentaurHauls/x86 Family 5 Model 4 Stepping 1」と表示されていたから,多少出世したようである。

それなりに速くなったような……。

 ベンチマークは以下の通りである。以前とメモリーの量などが違っているのでCPU交換前も再度測り直した。

WinTach v1.2: Performance Report

System Information:

System Processor : 486
Display Driver : Power Window 3DV
Display Type : Frame Buffer
Display Resolution : 1152 x 864
Display Colors : 16777216
Test Resolution : C24 (1024x768)
Cursor Stability : Not tested
WInChip C6-200
WinChip2-200
Word Processing
153.13
156.21
CAD / Draw
1037.56
1060.30
Spreadsheet
144.84
144.99
Paint
293.06
296.60
Overall
407.15
414.53

Final Realityの結果

(数字は,対 Pentium 150MHz+S3 Virge/VX)

WInChip C6-200
WinChip2-200
Overall 3D
1.072
1.129
Overall 2D 1.039
1.343
Overall bus rate
1.919
2.451
OVERALL SCORE
1.189
1.391
Bench32の結果
WInChip C6-200
WinChip2-200

 というわけで,Bench32のファイルのリード/ライトがなぜか遅くなったのをのぞけば,全般にいくらか速くなっている。とくに,ハノイの塔とWhetStoneがPentium133並になったのがうれしい。

 まあ,当分はこのままで行こう。(1999年1月3日)

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