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べいこくねんど(米穀年度)

11月1日にはじまり、翌年の10月31日まで。今年とれたお米は、来年の米穀年度から古米とよばれる。
へのじのうほう(への字農法)

 「井原死すともへの字は死せず」の言葉で有名な兵庫県の篤農家・井原豊氏が開発・提唱したコメの栽培方法。

 「への字農法」は行政・JAが提唱する速効化学肥料を中心とした「V字農法」のに対する農法。
 田植え後は、さみしい姿だが、ゆっくりとした生育で出穂40〜30日ごろの生育期中期に、もっとも旺盛になり、収穫期に向けて色がさめていく。
 
 田植え後の分けつを、急がずに、有効活用できる茎数だけを確保し、遅効性の有機質肥料を使用してゆっくり苗を育てる。出穂前に過肥させずに、充実した穂を確保する稲作りをめざす。田植えから出穂までの葉の色を「への字」に変化させることにより、「V字農法」に対して名付けられた。

 への字農法は、深水、疎植・有機肥料の3セットにより、無農薬農法も可能な栽培として、全国の篤農家により、広がりつつある。

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