まるしんの米の用語辞典?み

みにまむ・あくせす(ミニアム・アクセス)

 1993年WTO・ウルグアイ・ランド(以下UP)の農業合意において、輸入制限などの関税以外のすべての国境処置を関税におきかえることにした。これを関税化という。ミニマム・アクセスとは、関税対象品目のうち、ほとんど輸入のなかった品目について設定された最低限の輸入機会をいう。関税化を行ったものについては、UP実施期間の初年度(1955年)に国内の3%からスタートし、最終年度(2000年度)には5%まで拡大されることになっていた。

 わが国のお米はミニマム・アクセスに該当したが、当初、関税化の特例処置を適用し輸入制限を維持したため、アクセス数量が加重され、初年度は4%、最終年度は8%まで拡大することになってしまった。1999年4月から通常の関税化に移行したことにより、年増加率が半減(0.8%が0.4%)することになり、2000年7月には(7.2%玄米ペースでおる76.7万トン)になる。

 我が国は今回のWTO農業交渉において、アクセス数量が過去の消費量を基準に設定され、最新の消費動向が勘案されていないなどの問題点の改善を求めていく。
 「食糧庁発行・知っていますか?私たちのごはん」より。

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