まるしんの米の用語辞典?

せいふそうこ(政府倉庫)

 食糧庁所有の倉庫。現在、宮城をはじめ東京・名古屋・大阪・福男丘など九都道府県に10倉所あり、全て低温倉庫となっている。この他、一定の要件を備えた民間倉庫の中から食糧庁が寄託契約を締結する政府指定倉庫がある。(商経アドバイス・コメ関連用語解説より)
せいふびちくまい(政府備蓄米)

 日本人の主食であるコメは,戦時中の1942年に制定された「食糧管理法(食管法)」によって,全面的に政府の管理下におかれていた。緊急時に備えて政府がコメを備蓄することは大正時代からおこなわれてはいたが,食管法にはその規定がとくに明記されていなかった。その後,1995年に「食糧法」が施行されて日本のコメ政策は大きく転換することになるが,この「食糧法」の中で政府備蓄米は法的に制度化された。

★「食糧法」になってどう変わったの?
 「食糧法」は,市場開放を求めるGATTのウルグアイ・ラウンドでの農業合意を契機に制定された。「食管法」のもとでは,政府が生産者から買い取った政府米がコメ市場の主体であったが,「食糧法」では民間流通による自主流通米が主体となった。そのため,政府の役割は,備蓄米と,ウルグアイ・ラウンドで決められたミニマム・アクセス(最低輸入)の管理に限定されることとなった。

★備蓄米はなぜ制度化されたの?
 直接的には,ちょうど10年前(1993年)の大凶作がきっかけとなっている。この年は,冷夏・大雨の異常気象によって,戦後まれにみる大凶作に見舞われた。コメ不足となり,海外からコメを緊急輸入して急場をしのいだ。あの懐かしの(?)タイ米やカリフォルニア米である。このような混乱を繰り返すことのないよう,「食糧法」では政府備蓄米が明確に規定されることとなった。

★どのぐらいのコメが備蓄されているの?
 基準となる量は150万トンとされている。これに±50万トンの幅をもって運用されることになっているので,制度上,常時100万トンは備蓄されていることになる。現在のコメの年間生産量はおよそ900万トン前後なので,その10から20%ぐらいの量にあたる。
 実際には,現在およそ140万トンが備蓄されており,今年のような凶作が2年続いても,対応できるという。あの93年の凶作時には23万トンの備蓄しかなかった。
 ちなみに,日本人のコメ消費量は,年間およそ870万トンといわれている。国民一人当たり,1か月におよそ5kg消費している計算となる。

★そんなに保存していて古くならないの?
 現在,備蓄米は玄米状態で低温保管されているため,2年程度は新米と変わらない品質が保てるという。ただし,現在の備蓄米には,1999年以前の古いコメがおよそ100万トン含まれており,これらのコメが主食用として使えるのか疑問視する向きもある。 日本人の主食であるコメは,戦時中の1942年に制定された「食糧管理法(食管法)」によって,全面的に政府の管理下におかれていた。緊急時に備えて政府がコメを備蓄することは大正時代からおこなわれてはいたが,食管法にはその規定がとくに明記されていなかった。その後,1995年に「食糧法」が施行されて日本のコメ政策は大きく転換することになるが,この「食糧法」の中で政府備蓄米は法的に制度化された。

★「食糧法」になってどう変わったの?
 「食糧法」は,市場開放を求めるGATTのウルグアイ・ラウンドでの農業合意を契機に制定された。「食管法」のもとでは,政府が生産者から買い取った政府米がコメ市場の主体であったが,「食糧法」では民間流通による自主流通米が主体となった。そのため,政府の役割は,備蓄米と,ウルグアイ・ラウンドで決められたミニマム・アクセス(最低輸入)の管理に限定されることとなった。

★備蓄米はなぜ制度化されたの?
 直接的には,ちょうど10年前(1993年)の大凶作がきっかけとなっている。この年は,冷夏・大雨の異常気象によって,戦後まれにみる大凶作に見舞われた。コメ不足となり,海外からコメを緊急輸入して急場をしのいだ。あの懐かしの(?)タイ米やカリフォルニア米である。このような混乱を繰り返すことのないよう,「食糧法」では政府備蓄米が明確に規定されることとなった。

★どのぐらいのコメが備蓄されているの?
 基準となる量は150万トンとされている。これに±50万トンの幅をもって運用されることになっているので,制度上,常時100万トンは備蓄されていることになる。現在のコメの年間生産量はおよそ900万トン前後なので,その10から20%ぐらいの量にあたる。実際には,現在およそ140万トンが備蓄されており,2004年のような凶作が2年続いても,対応できるという。あの93年の凶作時には23万トンの備蓄しかなかった。ちなみに,日本人のコメ消費量は,年間およそ870万トンといわれている。国民一人当たり,1か月におよそ5kg消費している計算となる。

★そんなに保存していて古くならないの?
 現在,備蓄米は玄米状態で低温保管されているため,2年程度は新米と変わらない品質が保てるという。ただし,現在の備蓄米には,1999年以前の古いコメがおよそ100万トン含まれており,これらのコメが主食用として使えるのか疑問視する向きもある。

くわしくしは、総合食糧局
せいぶんけんさ(成分検査)

 コメに含まれるタンパク質とアミロースを測定し、理化学的に品質を見極めるのが成分検査。
(商経アドバイス・コメ関連用語解説より)
せいりゅうぶあい(整粒歩合)

 玄米は品質評価の上で整粒、未熟粒、死米、被害粒、着色粒と5つに区分される。粒の充実度によって整粒か未熟粒か死粒に分けられ、被害粒か着色粒は成熟度合いとは別に粒が損傷を受けているかどうかによって区分される。5つの規格はグループごとパーセントで混入率が示されることから、整粒と未熟米の境界、未熟米と死米の境界、被害粒の境界が必要になる。検査規格では、この境界を「限界」と呼び、現物の米粒で基準を示す「限界基準品」を定めている。

 整粒は充実の良い粒。成熟が完全に進んでいるため粒形が良く、障害を受けていない粒をさす。粒は豊満で、左右の均衡がとれているほか、頭部や肩が丸く張っている。側面の縦溝も浅く、粒全体が透明で、光沢がある。当然ながら整粒歩合の高い玄米は搗精歩留りも高くなる。

 整粒歩合は試料歩合は、試料米20gから限界基準品との比較で、玄米を選び出し、20gに対する重量割合を計算して求める。実際の検査現場では、試料米と各等級ごとの検査基準品とを比較し、判定を行っている。

 農産物検査法の規格規定では、水稲うるち玄米の整粒歩合は一等で70%、二等で60%、三等で45%が最低限度。産地間競争の高まりとともに最近では、市場評価の獲得に向けて整粒歩合の高い良質米を仕分けし、価格差を設ける動きなども広がっている。 
(商経アドバイス・コメ関連用語解説より)
せんりゅうじゅう(千粒重)

 「整粒千粒重」と「全粒千粒重」とがあり、一般的には前者をさす。算出には、整粒(被害粒・死米・異種穀粒・異物をのぞいた粒)10gをとり、まず整粒から一粒あたりの重量を求める。その値を千粒に置き換えるつまり千倍すれば整粒千粒重となる。全粒千粒重は被害粒・死米・異種穀粒・異物・砕米を除いた玄米20gを採り、その一粒あたりの重量を千倍にして求める。

 千粒重の大きい米は、粒形が大きく、粒の充実も良いと言われる。同時に搗精歩留まりも高くなる。同じ品種でも産地や産年によって数値は大きく異なってくるが、日本穀物検定協会等による主要品種の平均データーは以下の通り(全粒千粒重)(商経アドバイス・コメ関連用語解説より)
コシヒカリ 20,3g
あきたこまち 20.7g
ひとめぼれ 23.0g
ササニシキ 21.1g
はえぬき 22.1g
きらら 24.0g
つがるロマン 23.0g
ひのひかり 22.7g

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