Dream Theater
World Tourbulence 2002 2002.4.12 神奈川県民ホール
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ドリームシアターの日本公演の初日は、ここミナトYOKOHAMAの神奈川県民ホールだった。
開演前の入場を待つ人の列!!ものすごい数だ。
見ると、20代から30代前半の圧倒的に男が多い。これは今日は始めっから総立ちだわ。盛り上がるだろうなぁ〜。
さきほど降り始めた小雨の中、濡れながらだんだんワクワクしてきた。
席は番号の割には端の方で、ジョン・ミュングの前というより、PAの前だ。^^; でもきっとこっちにも来てくれるだろう。ステージまでの近さがうれしい。
開場が10分遅れた分、ライブも10分遅れで始まった。
ステージのドラムやキーボードには、黒い布がかかっている。楽器を隠しているライブは初めてだ。
舞台が暗転し、開場はいやがおうにも盛り上がる。ウォ〜!!といっせいに声が上がり、すでに総立ちだ。
Metropolis PT2のエンディングに流れていたオーケストラチックな曲がかかり、これはあの曲が始まるなと期待する。そしてそれがノイズ音に変わり。。。。
きゃぁ〜〜!!、Glass Prisonのイントロと共にメンバーが映し出されました。
圧倒的にヘヴィーで重いサウンドの洪水!!CDと全然違わずに演奏してしまう力量!!
あまりにも見事すぎて、曲全体というよりは、各パートごとで分けて見てしまいました。
メンバーから受けた印象はこちら
曲としては、Surroundedが聴けたのがうれしかった。
この曲は、他のテクニカルな曲に比較すると簡単な部類に属すると思うが、ジェームズの情感たっぷりでやさしさと憂いを込めたな声と、ジョーダンの美しいキーボードの音色が感動的だった。
この曲は、I&Wでアナザーデイと並んで好きなのよね〜。こういうPOPな曲もいいのだぁ〜!
Another Hand 〜The Killing Handの次にMCがあった。多分ね〜、こう言っていたと思う。
「2002年の1月に、Six Degrees Of Inner Turbulenceリリースしたんだ。その後はヨーロッパなどをまわってツアーをした。次の曲は、そのSix Degrees Of Inner Turbulenceからの曲で、Misunderstood!!」
きゃぁ〜、この曲が聴けるんだぁ〜!!期待していなかっただけに、めっちゃうれしい!!
イントロはしっとりと余韻をたたえて、感動でうるってしまう。いかにも職人風の体裁で、寸分の狂いも生じないジョン・ペトルーシのどこでこんなゆったりとした甘いフレーズが生まれてくるのだろう。
が、それも後半になると、ギターは引っ掻きまくるし、ジョーダン・ルーデスは音を実験的に回しているように弾き、ストロボライトも点滅する。まさに異次元空間。これをライブで再現しようとは。。息を飲む思いで聴いていた。
1部のラストはPull Me Under!ジェームズは舞台を右へ左へと動き回って、十分なパフォーマンスをしていた。
この曲では、サビにある“Pull Me Under”の部分を、観客にマイクスタンドごと向けて歌わせていた。
私も一生懸命に歌っちゃったよ〜。声を限りに!!
ずっと総立ちで手拍子をしたり軽く踊ったりしていたけれど、こういう場面があるとノレるのよね〜。
ここで休憩。15分くらいだったかな。
2部では、メタリカのメタル・マスターを全曲やるという。
私はちょっとしかわからないよ〜。あまり気が進まないが、じっくり聴けば何か感じるかな?
ところが、ここではいきなり会場が薄暗くなると、Six Degrees Of Inner TurbulenceのOvertureが流れてきたのだ!
おおっ、ホントにこれをやってくれるの?
そうは言っても、いきなりメタリカになるかも知れない。油断するんじゃないっ!
ステージに吊るされた薄い透明なジョーゼット地の布に、花や星のような照明がくるくると回りながら踊っている。いつまでこれがつづくんだろう。どーでもいいから、早く演奏を開始してくれっ!!
ついにOvertureが終わってしまったが、About To Crushからは望み通りドリシアの面々が演奏してくれた。
グッドナイトキッスのギターソロに美しさも、ソリタリーシェルの短いキーボードソロも期待どおり。ソリタリーシェルのアコギの音はどうするんだろうと思ったが、ここで登場したのが、12弦+6弦のツインネックのギター!ソリタリーシェルが始まる直前にジョンペトが舞台の袖に素早く行って交換するのだ。
他のアコギパートでは、普通のエレキギターの音を変えて流していたが、ここではこだわりを見せた。
素晴らしい出来だった。
が、それ以上に素晴らしかったのは、The Test That Stumped Them All のバスドラを効かせまくった圧倒的なリズムだった。頭をハンマーで叩かれているような重みと迫力に打ちのめされた。マイクのドラムがこの日最高のパフォーマンスを見せた。
が、完璧すぎる。
ファンとは贅沢なもので、期待どおりに演奏してほしいのだが、あまりにも完璧すぎるとおもしろくない。
それはそれで良いのだが、もうひとつ何かが足りない。それはソロのパートなのか、アドリブなのか?
こんな気持ち、以前にも味わった。
それはジューダスのライブだ。演奏は確かだし、メンバーは真剣に演奏してくれた。
すごく良かった。でも。。。なのだ。エモーショナルに訴えかけるものがないということなのか?
6デグがこんな場面で聴けるというのはうれしいし、ましてやそれが完璧に再現されたとなると、その技術やセンスは驚嘆に値すると思う。みんな総立ちだし、ノリノリだ。でも。。。なぜ足りないと思ってしまうのだろう??
その疑問が解けたのが、アンコールの時だった。
アンコール1曲目はSpirit Carry Onだった。これは、ジョーダンとジェームズの2人だけで静かに始まる。これにジョンペト、マイクとジョンミュンと加わって次第に盛り上がる。
この時のジェームズの肩の力を抜き魂を込めた歌いっぷりと、ジョンペトのメローで見せ場を作ったギターソロパートにはゾクゾクした。
私はどうも、声を張り上げるだけでなく、心を込めた丁寧な歌い方が好きなようだ。
続いてのラストの曲、Take The Time!!
ここの間奏では、なんとジョンペトとジョーダン・ルーデスが掛け合いを演じてみせた。
ジョンペトが好き勝手にフレーズを弾く。それをジョーダンが同じように弾いてみせる。
おおっ、やるなって感じでジョンペトがもっと複雑なフレーズを弾く。ジョーダンはそれをいとも簡単に弾き返す。
それをやっていくうちに、ジョンペトが初めて笑顔を見せて楽しそうに弾きながら、ジョーダンの側へ近づいていった。
間近でバトルする二人の天才!フレーズ、リズム、タイミング、どれをとっても常人ではできないことを、遊び感覚で楽しそうに簡単に弾きこなす!なんてヤツらだ。私たちはそれを今まさにここでしか見られないと、じっと見つめていた。
そう、この楽しそうな即興のようなセッションを私は見たかったんだなと思った。
そのセッションが終わり、ジェームズが会場のみんなを巻き込んで“Take The Time”と大合唱したら最高潮に達した。
ああっ、もう最高だぁ〜〜!!
曲と曲の間が、CDのように休みなく続いたのにも関わらず、2時間半くらいやってくれた。
アンコールもすぐに応じてくれた。
ダレないので何ともうれしい。
そのため、メンバーが水を飲むのは、自分のパートがない時だけ。ジョンペトはマイクは、あんなに大変なパートなのに、歌まで歌っていた。さぞかし大変なのではと思ったが、メンバーはそんなの当然といった風だった。
演奏することが何よりも好きなんだろう!!
それにしても、昔の曲の方がノレる。
内容凝縮の濃い音作りもいいが、ライブ向けに楽しませてくれる曲もほしいなぁ〜。(^^)v(←わがまま)
2002.4.13