――十五年前、某日午後三時、ルセイムにて――



「ただいま、お母さん」

街の中に並ぶ家々のうちの一軒。
そこのドアを勢いよく開けて、まだ中学生くらいの少女が帰宅を告げる。

「お帰りなさい、ミシル。早かったわね」

台所から顔を出し、笑顔で少女を出迎える母親らしい女性。
手を布巾で拭きながら、という光景が、いかにも平和な空気を醸し出していた。

「うんっ! だって、明日だもん。ねぇ、お姉ちゃんは?」

同じく笑顔で、母に問いかける少女――ミシル。
その笑顔はどこまでも明るく。
その平和な家庭の、平和な空気にぴったりの表情。
幸せを謳歌している、笑顔。

「あらあら……少し落ち着きなさい」

少し苦笑気味の母親。
それでもそれは、どこか微笑にも似ていて。
きっと、娘のそんな仕草を楽しんでいるからこそのもの。
まさに母の表情。
温かい笑顔。

「落ち着いてなんていられないよ。今日はお姉ちゃんといっぱいお話するんだから」

ミシルは、やはり笑顔のままで、けれど少し興奮気味に言葉を紡ぐ。
急いで学校から帰ってきたとすぐにわかる、荒い呼吸さえも無視して。



「ふふ……お姉ちゃんなら部屋にいますよ。慌てなくても大丈夫。さ、まずは着替えてらっしゃい」

表情をそのままに、諭すように娘に語りかける母親。
その柔らかい笑みと温かい言葉に、ミシルも笑顔で頷きを返し、自室へと急ぐ。

手早く着替えて、部屋を出ようとし、ふと立ち止まる。
その後、僅かな逡巡の末に、仕方なくといった感じで、鞄から何かのテキストを取り出し、いそいそと机に向かう。
どうやら宿題か何かのようだ。
ちょっとだけ唸るようにしながら、焦り気味に問題を解いていく。

多少時間はかかったものの、それをどうにか終わらせると、慌しく立ち上がり、急いで部屋を出ていく。
部屋を出たその足で、姉の部屋へと向かう。
机に向かっていた時とは違い、今のミシルの表情は明るいものだった。

スリッパのたてる、パタパタという音さえも、彼女の耳には心地よく響く。
それはきっと、幸せを感じているからだろう。





大好きな父と。
大好きな母と。
大好きな姉と。
大好きな弟と。


そんな大好きな家族に囲まれて。


住み慣れた家で。
通い慣れた学校で。


そんな居心地のいい場所で。


温かい隣人達と。
優しい友人達と。


そんな大切な人達と共に。


ミシルは、幸せな生活を送っていた。
間違いなく、彼女は幸せだった。















神へと至る道



第32話  その直前の日















――午前八時――



「祐一さん、祐一さん」

ゆさゆさ、と。
佐祐理が祐一を起こすべく、軽く彼の体を揺らす。
別段寝起きが悪いわけでもない彼は、それで目を覚ましたようだ。
目を開けて、ゆっくりと体を起こしながら。

「……ん、おはよう、佐祐理」

それでもちょっと寝ぼけ眼で、佐祐理に朝の挨拶をする。

「はい、おはようございます、祐一さん」

そして佐祐理も笑顔で挨拶を返す。
それから、祐一は軽く頭を振って、眠気を払うようにする。

気持ちのいい朝だった。
窓辺に降り注ぐ陽光は暖かく。
微かに聞こえる鳥の鳴き声はどこか優しく。

澄み渡った青空に目をやり、一つ伸びをした。
今日もいい天気のようだ。
天候がいいと、気分まで晴れ渡るような気分になる。



「ふぁ……」

一つ欠伸をし、完全に目を覚ました祐一。
ベッドから立ち上がると、その足で洗面所に向かう。

「おはよう、祐ちゃん」
「おはよ、祐一」

寝室の扉を開けた先では、みさきと留美がソファに座っていた。
シャワーを浴びた後なのだろう。
ソファに腰掛けて髪を乾かしている二人もまた、爽やかな笑顔で朝の挨拶をする。

「おう、おはよう」

祐一も笑顔で返す。
一言二言言葉を交わし、彼もまたシャワーを浴びるべく洗面所へと足を向ける。



「茜ー! 朝だよー!」
「はい……」
「起きてくださーい!」
「あと、五分……」

ベッドの方から聞こえてくる、茜VS詩子&佐祐理の対決の声を、意図的に無視しながら。
そして少しだけ、申し訳なくも思いながら。
祐一は洗面所へと歩いていった。





「ふぅ、さっぱりさっぱり」

祐一が、シャワーを浴びてさっぱりしたことを、わざわざ言葉で宣言しながら洗面所から出てくる。
そして、ソファにどっかと腰を下ろし、頭をがしがしとタオルで拭く。

「おはよう、ございます……」

と、茜がようやく目を覚ましたのか、ふらふらとこちらに歩いてくる。
目を覚ましたと言っても、それはかろうじて、といった感じで、その足取りは実に頼りない。

「おはよう、茜ちゃん」
「おはよ、茜」
「おはよう、茜。とりあえずシャワー浴びて目を覚ましてこい」

苦笑しながら朝の挨拶をする三人。
ベッドの方では、詩子と佐祐理がくたびれたような顔をしている。
朝からご苦労様である。

「……そうします……」

挨拶の後、やはり眠そうに祐一の言葉に返事をすると、茜はそのままふらふらと洗面所へと歩いていった。
その後、三人の視線は、朝から苦闘していた二人に向けられる。

「お疲れ、詩子、佐祐理」

祐一が、こちらも歩いてきた詩子と佐祐理の労をねぎらう。
その言葉のせいでもないだろうが、五人の顔には苦笑が浮かんでいる。

「うん。でも、これがないと一日が始まらないからね」
「ちょっとだけ疲れましたけど」

詩子も佐祐理も、苦笑してはいるが、嫌がっている様子など微塵もない。
まぁ、いつも通りのことであり、これが日常だからだろう。
それから茜がシャワーを終えて出てくるまで、五人は取り留めのない話を続けていた。





「さっぱりしました」

たっぷりと時間をかけて、茜が洗面所から戻ってきた。
そして、ソファの空いているところに腰を下ろし、髪を丁寧に乾かす。
茜の場合、髪がかなり長いため、トリートメントに時間がかかるのだ。

「手伝ったげるね」
「ありがとうございます、詩子」

いつも通り、詩子がその手伝いを買って出る。
それを笑顔で歓迎する茜。
これもまた、彼らにとっては見慣れた光景だった。



「えっと、今何時かな? お腹空いちゃったよ」

みさきが、お腹に手をやりながら、誰にともなく時刻の確認をする。

「ん? えーと、もうすぐ九時だな。多分そろそろ朝食を届けてくれるだろ」

祐一が時計を確認し、みさきに教える。
その言葉に、元気を取り戻したみさき。

昨日の夕食は、彼女を大いに満足させるものだった。
量にしても質にしても、さすがに富豪の一族、と思わせてくれた。
それ故に、朝食にかける想いもまた、とてつもなく大きなものとなっていたりする。
その期待が裏切られることは、多分ないだろうけれど。





「お待たせしました」

ノックの後、昨日と同じく、メイドが朝食を部屋に持ってきてくれる。
それを見て目を輝かせるみさき。
漂ってくる香りが、彼女の空腹を刺激する。
今にも飛びかからんばかりの勢いだ。

「おはようございます、皆さん。ゆっくりとお休みになられましたか?」

続いて入ってきたのは、レベライン。
正確には彼女に扮した別人なのだが。

「あぁ、まぁな」

そんなことはおくびにも出さず、祐一が普通に答える。
それは少女達にしても同様。

「とりあえず、朝食後、遺跡のところまで案内しますわ」
「入れんのか? 明日まで入れないんじゃないかと思ってたんだが」
「入ることはできませんが、場所と雰囲気だけでも確認しておいて頂こうと思いまして」
「なるほどね、わかった」

確かに、事前に一度は見ておいた方がいいかもしれない。
どのみち、この部屋にいてもやることなどほとんどないのだ。
庭園を歩く、ということに対する興味も、祐一達にはあった。
そう考え、彼らは了承の意を示す。

「それではごゆっくり。一時間後に迎えにきますので」

静かにそう言うと、メイドと一緒に、レベラインが部屋を出ていった。
それを見送った後、少し遅い朝食が始まる。



「はぐはぐ……」

満面の笑顔で、次から次へとテーブルの上の料理を消費していくみさき。
いくらたくさん用意されているとは言え、その優れた味により強化されているみさきの食欲を思えば、祐一達も落ち着いてはいられない。
結果、どうしても急いで食べることになる。

結局、三十分と経たずに、朝食はテーブルの上から姿を消した。
かなりの量であったにも関わらず、だ。
ともあれ、これで残りは三十分。

現状、すべきことは何もない。
レベラインが再び部屋に来るまでは、お茶を楽しみつつ、のんびりと待つことにした。
話のネタなどなさそうなものだが、不思議とその口が止まることはない。
ゆったりと、穏やかな時間は過ぎていった。










「やっぱり綺麗だよねー」
「はい……」
「手入れも行き届いてます」
「美しい庭園で静かに花を愛でる……乙女にしかなせないことね」
「うん、いい空気、いい香り。気持ちいいね」

遺跡の入り口へと向かう祐一達。
遺跡までの道は庭にあるため、目的はどうあれ、それは散歩や散策に近い行動と言える。
ゆっくりと歩き、時には触れて、時には匂いを、時には声を。
心行くまで堪能する。
自然と、その美しい庭園に対する、偽らざる批評が、少女達の口から飛び出してくる。



「で、その遺跡まであとどのくらいなんだ?」

そんな少女達の姿を視界の端に捉えながら、祐一が前を行くレベラインに質問する。
その言葉に、歩みを止めぬまま、レベラインが少しだけ視線を祐一に向けつつ答える。

「そうですね……あと十分ほど歩けば着きます」

それを聞いて、一つ頷く祐一。
再び前を向き、まっすぐに歩くレベライン。
庭園の花に魅せられている少女達。



改めて見れば、本当に広い敷地である。
国立公園か何かかと見紛う程の規模に加え、美しく整えられた植物達が、一つの園を築き上げている。

目に映る、木々の緑と咲き誇る様々な色の織り成す風景。
耳に聞こえる、鳥のさえずり。
鼻を擽る、四季折々の花々の香り。

文字通り五感で楽しむことができる庭園。
人の手が入っているにしても、それは最小限のもの。
例えば森林浴を楽しむ時と同じ気分になれる、そんな安らげる場所。
なればこそ、祐一達にしても、心から楽しむことができる。



たとえ、それが一時の休息に過ぎないとしても。
たとえ、その先に待つものが、激しい戦闘の舞台となるものであっても。










「ここです」

そう言って、レベラインが目の前を指差す。
庭園を抜けた先に待っていたのは、大きな洞穴。



山のようにそびえ立つ大地の隆起。
そこにぽっかりと開いた地下への入り口。
地獄に通じているのか、と思えるほどに深い闇が、目の前に立ちはだかっている。
それはまさに深淵。
じっとしていれば吸い込まれるのではないか、と思えるほどの暗闇。
人の住む領域から切り離された世界。
ここの頭首が、神器をここに隠すことを選択したことも頷ける。



「……遺跡ってよりは、ただの天然洞穴じゃないのか? これは」

祐一が視線を固定したまま、そう呟く。
口には出さないものの、他の少女達も同様の事を思っていた。



それは確かに、単に洞穴への入り口と言った方が適切な穴。
もっとも、穴の前には結界が張ってあり、誰もその洞穴に入れないようにはなっているが。

「遺跡ですよ、一応は。壁画なども残されてますから」
「ふーん……ま、どっちだっていいけどな」

心底どうでもよさそうな祐一の声。
レベラインにしても、声質から察するに、どっちでもいいと思っているのだろう。

「とりあえず、ここが明日の舞台です」
「この結界は?」
「明日まで誰も入れさせないように、一ヶ月前から張ってあるものです」
「なるほどね……」

視線を闇へと向けたままの、どこか気のない返事。
意識は、完全にそちらに集中しているのだろう。
祐一の目が微かに細められる。
目の前で開いた地下への入り口は、まるで祐一達がかかるのを待っている罠のように映った。
その深い闇の向こうに、一体何が待っているのだろうか。





「まぁいいや。大体わかった」

そんな言葉とともに、闇から視線を外す祐一。
そこで改めてレベラインに目を向ける。

「そうですか」

レベラインは、特に表情を変化させることなく答える。

「で、明日だが、誰が審判をするんだ?」
「母、私達三人、それと執事達の全員が審判であり、また証人となります」
「ふーん……」

その言葉に考え込む仕草を見せる祐一。
少女達は、洞穴に目をやったり、庭園の方を見ていたり、各々くつろいでいるように見せている。
実際は、この辺りの地形を調べたりしていたのだが。



「それでは戻りましょうか」

しばらく後、レベラインが口を開き、そんなことを祐一達に言う。
その言葉に祐一が時計を見ると、もう正午を回っていた。

「そうだな」

とりあえず、これ以上ここにいる意味もないので、素直に同意する祐一。
同じく頷く少女達。
そして、行きと同じく、レベラインを先頭に家へと戻る。

帰る途中、目はやはり庭園に向けられる。
行きと同じ風景であるにも関わらず、改めて新鮮な思いでそれを眺められた。
それは、行きと帰りで若干見える形が異なることもあるだろうし、そもそも見飽きるようなものではないこともあるだろう。

様々な色彩に溢れる庭園の風景は、さながら一枚の絵画のようだ。
そして、少し歩けば、また違う絵画を目にできる。
一度や二度で薄れるような感動ではない。
どうあれ、比較的良い心地に浸りながら、祐一達は歩いていた。










その途中で、この二人に出くわすまでは。










「その連中が、お前の雇ったヤツか」

そこにいたのは、昨日写真で見た男二人……シリックとミラン。
無遠慮な眼差しと、明らかに見下しているとわかる声の調子に、高圧的な態度。
そんなところから、この二人の美点を見出すことは難しい。

「その通りですわ」

レベラインの口調もまた、どこか硬く、棘のある声音だった。
おそらく、感情を抑えようとしても抑えられないのだろう。
祐一達にしても、彼女がそんな感情を抱く理由は、既に知っている。

「なるほど……」

じろじろと祐一達に視線を送る二人。
それこそ、道端のゴミでも見るかのような、見る者を不快にさせる視線。
おそらく、人を見下すことに慣れているのだろう。
どうやっても好意的に捉えることはできない。

「……フン」

鼻で笑い、しかしそれ以上言葉を発することなく、移動していく二人。
最後の最後まで、見下したような態度は崩さなかった。



「やれやれ……あそこまで高慢になられると、むしろ笑えるな、しかし」

軽く肩をすくめながら、呆れ混じりに祐一がそう言う。
目は口ほどに物を言うというが、なるほど、それも納得だ。
あの目だけで、彼らがどういう人間なのかを容易に窺い知れる。
表向きにはともかく、内心祐一も腹立たしかった。
もちろん、祐一だけではなく、後ろの少女達にしても、不愉快になったのは同じ。

だが、今はそれを表に出す時ではない
出していい時ではない。
今はまだ、目立つ行動は控えるべきだろう。



「あれが、あの二人の本性ですよ」

怒りを隠さず……いや、隠せずに、レベラインが言う。
どこまでも冷徹な目を、二人がいなくなった方向へ向ける。
祐一達は何も言わない。



「はぁ……」

それから、改めて家路を歩く祐一達。
気分を害されたためか、先程までのように庭園を楽しみながら、とはいかなかったが。















「では、ごゆっくりご賞味ください」

再び祐一達に割り当てられた部屋にて。
食事を運んでくれたメイドが姿を消すと、真っ先にみさきが食事に手をつける。
口いっぱいに広がるその味わいに、ようやく機嫌が直ったらしい。
他の少女達も同様に、ようやく厳しい表情を解く。

「まぁ、とにかく明日で全部終わるんだしさ、気にするのは止めとこう」

祐一が、そんなことを口にする。
その言葉の意味するところを察知し、少女達は、頷きを返す。

そして改めて食事の再開。
和気藹々と、食事についての批評や雑談に興じながら、ゆっくりとその味を堪能する。



食事を終えたところで、再びレベラインが部屋にやってきた。
そして、明日のことについての話をする。

それが終わると、またのんびりと時間を過ごす。
お茶を楽しんだり、軽くトレーニングしたり、音楽を聴いたり。

やるべきことはやった。
打つべき手も打った。
あとは明日を待つのみだ。










「今日も三交代制?」

留美が祐一に尋ねる。
ついさっきまで、祐一とトレーニングをして軽く汗を流したためか、爽やかな笑顔だった。

「あぁ、そうだな」

祐一は、茜と留美の両者のトレーニングに付き合ったためか、少し疲れ気味だったが。
とは言っても、ぜーぜーと息を荒くしているわけでもないので、特に問題はないだろう。

「昨日と同じでいいの?」
「別に問題はないだろ?」

寝起きの悪い茜は、最初にしなくてはならない。
となると、変更可能なのは、祐一&みさきと留美&佐祐理だが、変えることによるメリットも特にない。
まぁ、変えないメリットもないわけだが。
いずれにせよ、特に変える必要もないだろう、というのが祐一の意見。

「まぁそうだけどね。祐一とみさきさんはそれでいいの? 途中で睡眠が遮られるのって辛くない?」

留美の言葉は、二人に対する配慮からのもの。
確かに祐一とみさきは、四時間の見張り役を挟んでの四時間+四時間睡眠。
おそらく最も休みにくい時間編成だ。
それ故、気遣う発言となったのだろう。
けれど。

「問題ないさ」
「うん、全然大丈夫だよ」

二人は笑顔でそれを否定する。

「それに、多分明日は四人の方が仕事多いだろうしな」

ニッと笑って、祐一が言う。

「……人使い荒いのね」

それを見て、苦笑する留美。
見れば、茜も詩子も佐祐理も、苦笑している。
翌日のことを考えると、確かに四人の仕事は多そうだ。
もちろん、それが嫌なわけがない。
それぞれが、やれることをやるだけなのだから。





打ち合わせはこれで終了。
あとは、雑談に興じることにする。
明日は、色々な意味で大変な一日になるだろう。
だからこそ、今日はリラックスして過ごしておきたい。
それが祐一達の本音だ。

夕食後、談笑して過ごす祐一達。
前日は、そうして穏やかに終わりを告げた。









 続く












後書き



新年あけましておめでとうございます。

今年中の完結は……ちょっと難しいかもしれませんが、どうにか節目というかそういう所には到達させたいと思ってますので、気長に見守って頂けますと幸いです。



さて、過去語りのスタート。

ここからはもう、第一章のラストまで一直線……のはず。

いや、総じて一話一話が長いだけに、あまり一直線という言葉もどうかと思わずにはいられなかったりするもので。

でもまぁ、大分楽になってきました、改訂作業。

細かいことを言えば限がないので、多少甘くなってるという部分もありますが(爆)

とりあえずこのペースを維持できれば……っ。