プロローグ

 

 

 

 月の無い夜。

 木々の間から零れる月明かりだけを頼りに、1人の少女が森を歩いていた。

 黒いマントと箒を片手に持った、帽子が欠けてはいるが所謂魔女スタイルの少女だ。

 身長は140cm程度だろう。

 少女と言うより幼女というべきだろうか。

 金色の髪をツインテールにしていて、それを結っているリボンが兎の耳の様に見えたりする、愛らしい女の子。

 

「ここも、ダメか……」

 

 少女は並び立つ木に撫でるように手を置く。

 見た目上は何の変哲も無い木。

 種類としてはバラ科サクラ属に属する桜の木だ。

 桜といえば白や桃色の美しい花を咲かせる事で有名で、東国では国を代表する植物にもなっている。

 

 そんな桜の木の並ぶこの森。

 今少女が触れている桜の木も見事な花を咲かせているのだが、しかしその中は黒い『何か』によって神経を巡らせる様に侵食されてしまっている。

 

「おばあちゃんが死んで6年……

 ボクはたった6年も護れなかった……」

 

 少女の口が口惜しげに歪み、瞳は泣き出しそうに潤んでいた。

 

「にゃ〜」

 

 そこへ、少女の足元から間の抜けたネコの声がする。

 よく見ると一見ぬいぐるみに見えるネコが少女の足元に座っていた。

 どう見ても普通のネコとは違う、生物かも疑わしいソレは、一度飛び跳ねて少女を見上げる。

 

「うん、そうだねうたまる。

 なんとかしなきゃ」

 

 うたまると呼ばれたネコに励まされ、少女は一変してやる気に満ちた顔に変わる。  

 

「にゃ〜」

 

 そんな主人を喜んでか、また間の抜けた声を上げ、飛び跳ねるうたまる。

 そのぬいぐるみとしか思えない外見には、足らしきものは見当たらないのだが、飛び跳ねている。

 

「でもボク1人じゃ……」

 

 当然、少女は今まで何もしなかった訳ではない。

 むしろ1人で出来うる限りは手を尽くしたのだ。

 祖母の生前の記録や遺品を漁ったりもしたが解決の手立ては得られなかった。

 

「にゃ〜」

 

「助けを呼ぶって言ってもボクは研究でずっとこの島にいたし。

 魔女の集会にだって一度しか……」

 

 その1回というのも、8年前に祖母に連れられて行った1回である。

 更には少女が直面している事態の性質上、信用ある者以外は近づけることすらできない。

 もう6年も人の世に出ていない少女は友人と呼べる者もいなければ親類もいない。

 

「できれば……巻き込みたくなかったけど」

 

 唯1人を除いては―――

 

「にゃ〜?」

 

「ほら、いつも話してるでしょ。

 ボクの、大好きなお兄ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へ〜っくしっ!」

 

 大陸のとある小さな港町の民家で、1人の少年が盛大なくしゃみをしていた。

 黒い髪を面倒そうに切った鳶色の瞳の少年。

 一見して何処にでも居そうな18歳の少年、ジュンイチ アサクラ。

 顔、スタイルともに中の上ぐらいはあるのだが、常にかったるそうにしている為中の下くらいに見られる。

 今年18なので、もう少年と言うには差し支えがあるかもしれないが、まだ周囲の扱いは少年のソレだった。

 

「……お約束な」

 

 窓から空を見上げて呟く少年。

 暇そうである。

 何を思ってそんな言葉を呟いたか、解る者はそこには居ない。

 だが、お約束は王道にして大切なもの、使いどころを誤らなければ最高の素材だ、などとも考える。

 故に、少年はそれだけである覚悟ができていた。

 

 そこへ人の気配が近づいてくるのが解る。

 

「兄さん、手紙が届いてますよ」

 

 妹、正確には義妹の声が部屋の外から聞こえる。

 面倒くさそうに立ち上がり、扉を開けると、やはりそこに居るのは声の人物、名をネム アサクラ。

 栗色の髪のショートにして両サイドに細い黄色のリボンをつけた水色の瞳の少女。

 生まれつき病弱な所があるせいか、少し細めの身体だが、兄の目から見ても綺麗に成長したと思っている。

 実際ネムを狙っている男は多いという噂に、兄としては心配でならない今日この頃だ。

 

 この少女について特記すべきは首につけているチョーカーであり、そのチョーカーに鈴が付いている事だ。

 猫の鈴、首輪に見えるのだが、これはこの兄妹にしか解らない過去があり、ネムはこれを外さない。

 なおアサクラ ジュンイチとは義兄妹関係であるが、この兄妹に血の繋がりが無い事を知るのは極々一部の者だけである。

 尤も、この2人は普通の兄妹と変わらぬし、家族である2人にはさして問題のない事だ。

 

「手紙? 親父達からか?」

 

 この家に手紙が来るとしたら、先ずはそれ。

 貿易関連の仕事でこの街を離れている両親からの手紙だ。

 

「違うみたいですよ。

 兄さん宛てです」

 

 それを否定し、ネムは兄に手紙を渡す。

 そして、それを見れば明らかに仕事で家を空けている両親から物ではない事は一目瞭然だった。

 何が違うって、両親はピンクの封筒など使わないし、ハート型の封などしない。

 宛名は少年、ジュンイチ アサクラである。

 

「ピンクの封筒にハートの封。

 ジュンイチ様へ、だなんて明らかに女の子の字で書かれてますけど。

 もしかしてラブレターですか?」

 

 何処か―――いや明らかに棘だらけの言葉で問いかけ、笑顔で睨んでくる義妹、ネム。

 何で自分が手紙をもらったくらいで妹にこんな目で睨まれなければならないのかと、ちょっと理不尽な思いのジュンイチ。

 その対処にかったりぃと思いつつ、とりあえず封を空けて手紙を読んでみる。

 ネムはと言うと、内容が気になって仕方ないが、まあまだ冷静らしく覗いたりはせず、兄が手紙を読み終えるのを見守っている。

 その場を去らないのは、年頃の乙女だから気になるというには、また違う感情であることは、見守っている視線から解る事だった。

 

「……サクラからだ」

 

 手紙を読み終えたジュンイチは先ずそれだけをネムに伝える。

 平静を装ってはいるが、何時に無く真剣であると、一緒に暮らしてきたネムには解った。

 

「サクラって、あのサクラちゃん?」

 

 どんな内容かも気になったが、ネムにとって重要なのは送り主の方だ。

 ネムが記憶するか限り、『サクラ』という名前の知人は1人しかいない。

 6年前まで一緒に暮らしていたジュンイチの従姉である。

 ネムにとってはいろんな意味で争ったライバルであり、よき友だった。

 6年前にジュンイチ、サクラの祖母が亡くなった際に遠くに越していった人であり、その時にはジュンイチとサクラだけで何かを話していたのをネムは覚えている。

 サクラとジュンイチの間には自分には知らない何かがあるとネムは確信していた。

 

「ああ。

 助けて欲しいそうだ。

 かったりぃ……けどま、サクラの頼みじゃ行くしかないだろう」

 

 めんどくさげを装ってはいるが、一通の手紙だけで即決する辺り、ネムはある種の不安を隠せないでいた。

 そんなネムを余所に、ジュンイチはあたかもそうなる事が解っていたかのように、荷物を纏め始める。

 いや、正確には荷物の中を確認しているだけで、既にそれは用意されていた。

 

「兄さん、行くの?」

 

「ああ、ちょっくら行って来る」

 

 散歩でもしてくる様な軽い言い方でそう告げるが、ネムはその荷物に武器や戦闘用の薬が混じっている事を見逃していなかった。

 同時に食料などの用意が見当たらない事が気になったが、明らかに危険がある事を前提とした装備だ。

 

「私も行きます。

 サクラちゃんの事ですし、第一、兄さんに1人旅なんて想像しただけで心配で眠れませんから」

 

 許可の申請では無く断言。

 断らせないつもりである。

 

「いや、べつに遊びに行くわけじゃ……」

 

「ならなお更です。

 兄さんは私がいないとすぐぐーたらするんですから」

 

「しかし、おま……」

 

「私これでも医療魔法をいくつか使えますから足手まといにはなりません」

 

 ジュンイチが何かを言おうとする度、ネムは言い終わる前に反論をしてくる。

 暫くにらみ合っていた2人であったが、

 

「解った、倒れてもしらんぞ」

 

 結局ジュンイチが折れる事で決着がついてしまった。

 まるで最初から決まっていた様に。

 

「では出発しましょう。

 行き先はどこですか?」

   

「ああ、行き先は―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お嬢、なにしてるんすか?」

 

 とある街の宿屋の一室。

 部屋の真ん中に置かれたテーブルで、室内だというのに帽子とマントという完全な魔女スタイルで水晶球を覗いている美少女。

 振り向けば吸い込まれそうな漆黒のロングヘヤーが流れるように揺れ、蒼い瞳が入室してきた少年を写す。

 まあ、占いをしているのは明白なのだが、問題は何を占っているかである。

 

「はい、今後の行き先について占っていました」

 

 小さな声で答える『お嬢』と呼ばれた少女。

 名をセリカ クルスガワと言う。

 世界的にも有名な魔導師の家系の長女であり、現在修行の旅の途中であったりする。

 

「行き先か……そう言えばアヤカとセリオが今仕事探しに行ったけど」

 

 少年の名はヒロユキ フジタ。

 ブラウンの髪を適当に切った少々目付きの悪い青年で、それ以外は結構どこにでもいそうな20歳前後の青年。

 ひょんな事から超が付くほどの名家のお嬢様であるセリカと出会い、旅のお供をしている。

 ライトアーマーと剣を下げ、剣士と見られる格好をしている。

 しかし―――

 

 バタンッ!

 

「たっだいま〜

 聞いて聞いて〜、いい仕事見つけたわよ〜」

 

 そこへ、ノックもせずに部屋に入ってくるセリカとよく似た、けど性格的に正反対の武道服の美少女。

 名をアヤカ クルスガワ。

 セリカの妹であり、由緒正しい魔導師の血を引いているのだが、先代、つまりセリカとアヤカの母親が、旅先で出会った武道家と結婚している。

 その為かセリカの方には魔導師としての才能が、アヤカの方には武術家としての才能が遺伝し、こんな対極な姉妹ができたとされている。

 なお、姉セリカとの見分けるポイントはセリカの方が少したれ目気味である事くらいで、双子レベルで2人は似ている。

 年齢的には一つ違うだけである。

 

「アヤカ様、2人共驚いていますよ、まずは落ち着いてください」

 

 それに続いて部屋に入って来たのはオレンジの髪、髪と同じ色の瞳をした美少女。

 黒い極シンプルなドレスを着ている。

 名をセリオという。

 人間の様にしか見えないが、彼女はクルスガワ家がその魔法技術の総力を持って製造した自動人形。

 オートマータと呼ばれるモノである。

 アヤカの誕生祝いとして製造され、アヤカの世話係として働いている。

 感情、心を持った高度なオートマータでアヤカと喜怒哀楽を共に成長してきた。

 アヤカにとってもセリカ、ヒロユキにとってもセリオは友人であり仲間だ。

 なお、着ている服は正確に言うとエプロンドレス・エプロン無し。

 エプロンを着ければそのままメイド服になるので本人はかなり気に入っている様だ。

 

 因みに、アヤカが入って来た時のヒロユキとセリカの反応は驚き半分呆れ半分である。

 

「アヤカ、入る時はノックくらいしろよ」

 

「気にしない、気にしない」

 

「ダメですよアヤカ、最低限の礼儀を忘れては」

 

「は〜い」

 

 ヒロユキの注意は聞き流すが姉の注意は無碍にできないらしく、一応は素直に返事をするアヤカ。

 まあ、それでも直る事はないのだろうとヒロユキは考えている。

 旅に出た頃はほぼ箱入り娘と言ってよかった2人だが、今ではすっかり一般常識も得て、砕けた会話や、砕けた作法などを会得した。

 当初は常識人がヒロユキしかいない美女集団という苦労が絶えないものだったのが今や懐かしい。

 

「でさ、いい仕事見つけたのよ。

 なんと! かの大富豪、ミズコシ家からの依頼なんだから!」

 

 クルっと回り小躍りするくらい喜んでいるアヤカ。

 この旅の資金はアヤカ、セリオ共に家に頼る事を良しとせず、主に旅先での仕事を請け負う事で賄っている。

 4名は冒険者として登録されており、盗賊の退治だったり、配達だったりといろいろな仕事をこなしてきた。

 大体の場合、冒険者という金を食う職であるが故、蓄えが出来る程の報酬は期待できないのだが、アヤカが言うミズコシ家というのは世界でも有名な大富豪。

 ギルドからではなく、その家からの直接の依頼ともなれば報酬は期待できる。

 

 それはいいのだが、最近アヤカは自身がそれに並ぶ家柄の娘である事を忘れてるんじゃないかと、ちょ〜〜〜〜〜っと心配するヒロユキだった。

 

「勢い余って既に船の手配もしてしまいました」

 

 一応、仕事は全員の承諾を得ないと請けない事になってるのだが、よほど破格の報酬だったのか、セリオが付いていながら行く事が確定してしまったらしい。

 そう言えば最近、セリオがアヤカを止めない、というかアヤカに感化されすぎていると思うヒロユキ。

 そちらも最近密かに心配している。

 

「アヤカ、行き先は西ですか?」

 

「ここから?

 ええっと……」

 

「はい、ちょうど真西になります」

 

 セリカの理由がよく解らない問いに、地理を把握していなかったアヤカに代わりセリオが答える。

 その答えを聞いたセリカは僅かながら微笑んだ。

 常に無表情に近い彼女だが、ヒロユキくらい付き合いが長ければ解る、大きな変化だ。

 

「ちょうど、西に行くのがいいと出たところです。 

 様々な意味で、と出ていますが」

 

 基本的に占いで明確な答えが出る事は稀だが、様々な意味でという風に出る占いもどうなのか。

 そこに突っ込みたいところであるが、セリカの占いの的中率をヒロユキ達はよく知っている。

 とそこで、セリカ、アヤカ、セリオがヒロユキに注目する。

 そう、この中で今回の仕事を請ける事を了解していないのはヒロユキだけとなったからだ。

 

「しゃあない。

 行くか」

 

 彼の口癖でもある『しゃーねーなー』という感じではあるが、アヤカとセリオが請けてきた仕事である。

 勢い余った感はあるが、それでも金に目が眩んで一切の判断を放棄する筈もなく、2人の判断は信用していいし、セリカの占いもある。

 最初から特に反対する理由は無いヒロユキであったが、もう何も否定する要素がない。

 そして、ヒロユキ自身もこれから何かがあると予感していた。

 

「で、どこに行くんだ?」

 

「え〜っと、場所はね―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「依頼ですか?」

 

 とある街の酒場、その6人掛けのテーブルで1人の男と5人の女性が座っていた。

 その中の1人、東の島国特有の胴衣という服を着た蒼い髪の美女が不思議そうに尋ねる。

 

「ええ。

 師匠から直々の」

 

 つい先ほど手紙を受け取った青年、身長ほどもある布に包まれた十字架の様な物を背負った青年が答える。

 落ち着いた雰囲気を纏いせいか、実年齢より上に見えるが19の青年である。

 マントを羽織っているが、見える部分だけでも引き締まった体である事が知れる。

  

「先ほどの男性は誰なんですか?」

 

 手紙を届けた男、その男もまた20歳前後に見える青年であったが、颯爽と現れては消えていった。

 

「ああ、スギナミっていう情報屋ですよ。

 師匠の下にいた頃、何度も師匠が使っていた優秀な情報屋です」

 

「それで、どんな依頼なんですか?」

 

「今度はどこ?」

 

 今まで口を挟まなかった2人の少女が会話に参加する。

 1人は栗色の髪の明るい感じの美少女。

 もう1人は艶やかな黒髪の無表情で少し冷たい感じのする美少女だ。

 正反対のこの二人は実は親友同士、組ませれば見事な連携を見せてくれるコンビだったりする。

 

「ここからは南に位置する、ちょいと大きめの島があるそうなんだけど。

 そこで何か異変と嫌な感じがするから見て来い、だってさ。

 結構な額も添えられてたし、何より師匠がそう言うって事はこれはかなりの厄介事だ。

 で、まあ次ぎの仕事が決まった訳だけど」

 

 あえて危険である事を告げ、どうする?と、問うような視線を向ける青年。

 

「では、さっそく準備をしますね」

 

「厄介な事なら早期発見、早期対応が望ましいですからね〜」

 

「早く行く」

 

 一瞬も迷うことなく青年に同行する事を選んだ3人を、やれやれと呆れながらも、口元は微笑みを漏らしていた。

 問いも答えも既にただのお約束。

 しかし、彼等にとっては必要な儀式でもあった。

 

「じゃあ、ここの後始末は私達がして行くわね」

 

「ここの前の仕事では私達がユウイチさんと先行しましたしね」

 

 そこへ、残った2人が申し出る。

 この街でのやる事は一応終わっているのだが、終わったが故に出てくる片付けという仕事がある。

 その為ユウイチとしはまだこの街に暫く居るつもりであったのだが、優先すべき仕事もできしまった。

 

「ああ、頼んだ、カオリ、ミシオ。

 んじゃ、行こうか、アキコさん、サユリさん、マイ」

 

「ええ」

 

「は〜い」

 

「はちみつくまさん」 

 

 すぐに身支度を整える4人。

 手馴れた感じでものの1時間で出発の準備が整う。

 添えられたお金で食料から消費される道具、薬品類を揃える事までだ。

 旅に出る準備はほぼ常に整っているのである。

 

「では、後始末が終わり次第すぐに行きますね。

 合流する場所はどこにします?」

 

 後始末を請け負った女性が青年に問う。

 

「ここの後始末とこっちの仕事が終わるの、どっちが先かは解らんからな。

 こっちの目的地で合流しよう。

 場所は―――ハツネ島。

 人々から忘れられた孤島だ」

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 後書き

 

 どうもこんにちはT−SAKAです。

 前作、『無銘の華』が終わって続投の新シリーズ『夢の集う場所』を始めてみました〜

 

 となるところですが実は前作『無銘の華』とこれから始まる『夢の集う場所』には重大な秘密があります。

 いや、ばらしてる時点で秘密じゃないとかは突っ込まないでくださいね?

 

 実は、この『夢の集う場所』は本来サイトの管理人である傭兵さんの誕生日の記念SSとして書いたものでした。

 そう、書き始めたのはこの話が先だったのですが、この話にいたるまでのユウイチについて書いてみよ〜と、

 この話の外伝にあたるユウイチの過去をちょっぴり書いてみた、それが『無銘の華』なのです。

 本来この『夢の集う場所』が完結してから出そうとしていた外伝が何故か先に完成し、

 単独のSSとして改造したのが既に掲載していただいています『無銘の華』になります。

 いや〜なんでこんな事になったのか自分でもサッパリ!(マテ

 

 で、まあそんな事がありまして、このシリーズでは『無銘の華』で既に明かされているユウイチの過去が再度語られる事があります。

 その他重複する話、微妙にずれる設定があるかと思われます、予めご了承ください。

 

 因みにプロローグを見る限り3人の主人公がいる中でもD.Cが主体の様に見えますが、

 傭兵さんのサイトに投稿しているのでメインはユウイチになります。

 それとカップリングが微妙に特殊、ユウイチが後々数名他作品からヒロインを掻っ攫う事になるのでご注意ください。

 傭兵さんの誕生日記念SSなのでカップリングは傭兵さんの趣味○割、私の趣味が8割です♪(オ

 

 では、始まります新シリーズ『夢の集う場所』をよろしくどうぞ〜

 

 

 

 

 あ、そう言えばまともに後書を書いたのってどれくらいぶりだろう?








管理人の感想


 管理人です。

 T-SAKA氏にSSを投稿していただきました。

 後書きでも書かれている通り、実は記念に書いてーと頼んでました。(爆


 カップリングは、別に私がごり押ししたものではないのですが……。

 別に純一や浩之が蔑ろになるわけじゃないと思いますし。

 彼らは彼らで憎からず思う人がいたりする……はず。


 まぁ、これからの展開に期待ですね。



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