ユウイチチーム
ユウイチ・アイザワ
悪を担う事で奇跡と呼ばれる事象を誘発する青年。(1章時点で17歳、2章時点で19歳)
その実、生まれつき身体が弱く、戦う才能は体術にしろ魔導にしろ、一切無い者。
植物を含めた生物学者と無機物などの『存在』についての学者を両親にもつ。
そして、純粋の両親の才を受け継いだ者だった。
9歳の時に目の前で両親を失い。(真相は0章参照)
10歳の時に自らの手で恋人を殺め。(1章参照)
その後、師となる者に出会い、正に地獄の修行を経て、ある程度の力を得る。
だが、
13歳の時に、その力を持って英雄とならんとした時、敵の、悪の暴走により全てを失う事になる。
新たに手にした家族も、友も、恋人もだ。(XX章 過ぎ去りし夢の跡参照)
そして、その時に、悪の中で悪をコントロールして悪を滅ぼすという道を選ぶ。
その後3年間師と共に世界を回り、悪として悪を完全に滅ぼしてきた。
悪役として、あらゆる悪に手を染めながら。
そして、今では師とは別れ、新たな仲間と共に旅をする。
師から頂いた武具、各地で集めたレアアイテムを駆使し、世界を悪夢で包みながら、希望を誘導している。
○主な武装
・黒の衣服(ユウイチ)
演技中以外でユウイチが着る黒の上下。
布の服に見えながら、下手な鎧よりも防御効果がある。
一応金さえあれば手に入るものでできている。
・マント(シグルド)
ユウイチが羽織っているシグルドの翼で作られたマント。
対魔法防御、対物理防御ともにすさまじく、ユウイチは何度もこれのおかげで無茶をできている。
予備は現状一着しかない。
・大剣
ユウイチの身長ほどもある規格外の大きさの大剣にしてユウイチの主武装。
師より授かったもの。
突き立てたりすると十字架に見える。
ありえないくらい頑丈な上に自己修復機能がある謎の塊。
因みにほとんど自己修復があるのに常にほぼナマクラ状態であり、それは意図してそうなっている。
余談だが、柄についている鎖は剣本体と同じくらい頑丈で、切れた事がない。
伸縮自在という魔法の一品なのだがその長さの限界はユウイチですら知らない。
・魔導銃タスラム・レプリカ
嘗ての大戦において神々から与えられたという神器タスラムの複製品、といわれて渡されたもの。
ユウイチが師より授かった武器の一つ。
一発の威力と射程は実は大した事はなく、光の下級魔法の一発分の半分も無い。
しかし、チャージすることで上級魔法並まで威力を出すことができる。
ただし、チャージ中は動けなという欠点があるので、使うのが難しい。
因みに、これにも大剣同様に自己修復機能がある。
属性を込めて魔導を使える様に見せかけるのに使う事が多い。
・小太刀
師より授かった二刀の小太刀。
普通の鉄で造られている筈なのだが、その割には頑丈で、自己修復機能が備わっている訳のわからなさ。
ユウイチは投擲で使うことが多いが、絶対に回収している。
・暗器
魔法効果消滅のロザリオや小刀など、いくつか隠し持っている。
○習得技能
・万能(通常武器限定) B−
あらゆる武器を使いこなす能力。
どれも一流にはとどかないが、戦闘考察能力がある為一流に見せかける事はできる。
・千里眼(偽) B+
エルフや獣人並の五感を持っている。
上空からの精密射撃が可能。
訓練による賜物。
・役者 B+
主役級はちょっと難しいが、一応演劇役者としても食べていける。
もし、これを悪役として使うのであれば、戦闘考察と魔導刻印の補正によりS+まで上昇する。
それでもEXランクまでは上がらないので、場合によっては見破る者が出てきてしまう。
ただし、魔導刻印の効果により、見破る者はユウイチを本当に理解するものに限定される。
・指揮官 B+ (A+)
部隊を運営するうえでの能力。
一流には一歩届かないが小規模な部隊なら十二分な能力。
それだけでも十分軍師として職につける能力値であるが、持ち前の人徳もあいまってA+まで上昇する。
ただし、演技中はその人徳は隠している状態なので、素顔を知っている味方にしかA+は反映されない。
因みに、最終決戦時におけるユウイチの指揮能力はアキコ達以外にはA−相当として機能していた。
A−でなぜ魔王を圧倒できたかは、各個人能力と、指揮能力以外にユウイチには戦闘考察能力があるからである。
ユウイチのもつすべてを総合すると、ユウイチの指揮官(人を導く者)としてのランクはEXまで跳ね上がる。
・戦闘考察 EX
本来なら人の一生をかけても経験できないほどの情報量を蓄積し、あらゆるパターンを知りつくしている。
そこから行われる予測は、既に予知の領域であり、戦闘時には敵の動きを計算によって先読みする事ができる。
また、状況把握能力も含まれる為、バックアタック、奇襲、不意打ちによる命中・ダメージ補正を受けない。
それを駆使することでユウイチは超一流の相手とも対等以上に渡り合う事ができる。
・魔導刻印 EX
師によって刻まれた魔導刻印。
ユウイチの生来の身体の弱さを補助し、また緊急時に生き延びる為に必要なギリギリの回復を行う機能がある。
その代償は、正義と言える人からこそ憎まれ、愛した人に裏切られるなど、対人信頼へ呪いといえるもの。
そして、最終的に、最も求めないものにこそ拒絶の効果を示さない、というものがある。(漢湯参照)
後、ある特定の属性を纏う事が可能になっている。
例えば、闇など、演技の際に使う事がある。
最も、この機能で纏う闇など、ユウイチが持つ本物の闇の前では玩具も同然のレベルだ。
だから、あまり使われる機能ではない。
本来は別の目的の機能なのだが、あまり本来の目的にはつかっていない。
なお、この刻印のおかげで、ユウイチは筋力でなんとかサユリと同程度になっている。
本来であれば、ミシオにすら劣る虚弱体質だった。
余談だが、ユウイチは戦闘で超一流の相手、神速と呼べる速度で動く者を相手にする際、それに勝利する事が可能である。
それは、戦闘考察による予知のごとき先読みがあり、刻印で、ギリギリ超一流の動きに対応できるからである。
ただ、神速と呼べる速度の持ち主と戦う場合、それだけではなく、ある程度相手を誘導したりもしている。
先読みを使い、どういう攻撃がくるかを把握し、対応できる攻撃しかしてこない様に隙を調整しているのだ。
相手が超一流であるが故にできる事でもある。
更に余談だが、この刻印、ユウイチへの肉体強化などの補助機能だけみればBランクである。
周りに与える影響と、解析不能な部分を含めてのEXランクである。
・??? ??
あらゆるモノ、精霊や動物どころか植物、無機物に至るまで、全ての存在と会話する事ができる。
しかし、それは会話が可能というだけで服従や命令が可能な訳ではない。
ただ、理解し合えるので、相手が好意的であればある程度頼みごとをすることができる。
この技能の由縁は両親の影響とも考えられるが、名称どころか正体不明の能力である。
なお、この能力、正確に把握していたまっとうな人間は、両親と、その親友3名、そして嘗て愛した少女だけである。
ただ、理解度でいうと嘗て愛した少女は両親達を上回る。
いろいろとユウイチが覚醒した後であったからだ。
因みに、両親の親友は両親から話を聞いてこその理解である。
余談だが、大精霊クラスの存在になると、割とすんなり理解できるらしい。
シグルドが理解できるのもその領域。
○絶技
特に無し
シグルド
ユウイチの友。
その正体は、齢600歳を越えるダークドラゴンである。
現状師と共にユウイチという存在を本当に理解できている存在。
スマートな体つきで、二足歩行しても違和感が無い。
ユウイチの修行の後期に、ダークドラゴンが国を滅ぼしたという噂を聞き、訪れる事になる。
そこで、ユウイチはドラゴンを退治するのではなく、会話した。
その内容は師にすら秘密になっているが、そのダークドラゴンはユウイチと共に行くと決めたのだ。
そして、世界を見て回る為に常に共に在る。
尚、国を滅ぼしたといっても、結果的な話であり、シグルド側から攻め滅ぼした訳ではない。
偏見によって理不尽な暴力を受け、それを払っている内に、国に兵力を全滅させる事になり、滅ぼしたと言われているだけ。
ユウイチと世界を回る上で、あまりに巨大であるシグルドはユウイチの中にあることにした。
だが、ユウイチが召喚魔法の才能が無かった為に問題が生じる。
それ故に、シグルドは本来ある能力の数々を封印し、己の存在を支えるエネルギーをユウイチの中にある為に使う事になる。
それにより、相当の能力ダウンをしており、巨体という点を除いては戦力的に超一流の人間1人分くらいにしかなっていない。
そうなってまで、ユウイチと共にあり、そしてそんな能力ダウンなどシグルドも気にしないし、ユウイチも気にしていない。
戦力として共にあるわけではないのだから。
ユウイチが悪の道を行く事を決めた後、シグルドはさまざまな役割についている。
表に出る事はすくないが、しかしそれでこそできる役割にだ。
例えば、ゲートを利用して生きる影の様にみせかけたり、ユウイチが闇を操っている様に演出したりする事がある。
竜としての姿は出さずとも表に出る事もある。
尚、2章中の回想シーンにおいて、ファフナーと呼ばれている影はシグルドである。
余談であるが、この時の『ファフナー』という名前は、この世界において実在した竜の名前である。
実は、ユウイチがかつてファブニールと名乗ったり、シグルドをシグルドと命名したりした事に関連して、『ファフナー』の名を使う事を躊躇った。
それは、感情的なものであるが、ユウイチをして、一度この名前を使う事を廃案にしたくらいである。
しかし、それでも、この場で使うのはこの名がふさわしいと、結局『ファフナー』という名前を採用したのだ。
そもそもシグルドという名前だが、ユウイチが一番初めに使った偽名『ファブニール』と対である。
『シグルド』も『ファブニール』もこの世界においては実在の人物である。
それをユウイチがある深い意味を持って自分を『ファブニール』とし、竜を『シグルド』とした。
本来、ユウイチはしばらく『ファブニール』の名を使う予定であったのだが………
現状では、シグルドがシグルドという名である意味を推測できる者はユウイチの師だけとなってしまった。
そして、本当の意味は、ユウイチとシグルドの心の奥底にのみ存在する。
かなり余談だが、現状のパーティーにおいて、ユウイチの最大の理解者であるシグルド。
その故、アキコ達にとって、シグルドは最大のライバルなのだ。
○主な武装
・特になし
○習得技能
・友情通信
ユウイチと常に共にある為、テレパスですらない共通思考による会話が可能。
一応他者もその輪に混ぜる事ができる。
因みに、これの命名者はユウイチにつく女性達である。
・友情ゲート
シグルドが存在している空間を利用して、倉庫にしたり、シグルドからユウイチへ物を送ったり出来る機能。
ただし、生物を輸送する事はできない。
一応中に生物を入れる事はできるが、短時間だけ。
・ステルス EX
元より人で無い為、規格外であるが、人間では発見不能のステルス機能。
ただし、攻撃を受けたり、結界に触れると解除される。
・封印限定解除 −
己で掛けている封印を限定的に解除する方法。
シグルドが認めた女性か、認めて、且つある種の能力を持つものを体内に入れる事で発動する。
その効果は、体内に入れた者の能力に合わせて、封印した能力を開放できるというもの。
因みに、体内に入れる、とはぶっちゃけ食べる事である。
ただし、消化までする必要はないので胃袋の中に居るだけでいい。
限界人数は成人女性で2人までであり、デュアルドライブが可能。
アクアモード
アキコによって開放される水系の能力開放状態であり、蒼く変色する。
水中行動が可能となり、乗せている人間にも水中呼吸の加護を付与できる。
また、攻撃能力の尾撃のよる薙ぎ払いの鋭さが増す。
スラッシュモード
マイによって開放さる爪や牙による斬撃攻撃開放状態であり、色は翠に変色する。
また、素早さも上がり、巨体にして人間の攻撃を回避するようになる。
ついでに、飛行速度もあがり、更に飛行突撃の攻撃力も上がる。
アイスモード
サユリによって開放される氷結系能力開放状態であり、白に近い青に変色する。
上級の氷結魔法や吹雪のブレスによる攻撃が可能になる。
ファイトモード
カオリによって開放される打撃系格闘技能開放状態で、紅く変色する。
主に空手に相当する体術を使い、敵を打ち砕く事に特化する。
また、素早さも上がる。
フレアモード
ミシオによって開放される火炎系能力開放状態であり、紅く変色する。
上級の火炎系魔法や火炎のブレスによる攻撃が可能となる。
また、射撃能力が上がり、ブレス系の攻撃を矢の様に飛ばす事ができる。
○絶技
・オメガブラスト S+
シグルドの主砲。
その威力は、大地をも抉る。
ただし、現状能力低下にともない、ユウイチがいないと撃てなくなっている。
アキコ・ミナセ
ユウイチと道を共にする女性。(1章時点では19歳)
ユウイチとは従姉弟でもある。
ユウイチを家族として知り、存命している唯一の女性であり、ユウイチとの親愛はメンバーで1位。
万能タイプであるので戦闘面においてもユウイチは頼りにしている。
また、万能である為、演技などではユウイチサイドに付く事が多い。
北の雪国に住んでいたが、実は東の国の聖職者の家系である。
アキコは分家ということなるが、一応巫女としての修行も済ませている。
だが、それについては、戦闘時の衣装くらいにしか見る事ができない。
後、一応水神を祀っていたので、アキコがつかうのは水の魔法であることくらいである。
家事全般も含めて万能なアキコであるが、ひとつだけユウイチですら材料を特定できない料理を作る。
オレンジ色のジャムなのであるが………
まあ、栄養価が非常に高い事だけは判明しているので、ユウイチ達は割りと重宝している。
特にユウイチとシグルドは非常食としても持ち歩いているくらいだ。
他の者はあまり好んでは食べていない様だ。
なお、いつ作っているのか、なぜかいつでもある。
○主な武装
・巫女服(水瀬分家用・改)
親の実家で使っていた巫女としての装束を実戦用に改造したもの。
魔法攻撃に高い防御力を誇る。
ただ、最近はでは正体を特定できる要因としてあまり使っていない。
・薙刀
東国製の業物。
それ以外は特に特徴の無い薙刀。
因みに銘があるのだが、抹消済み。
○習得技能
・魔導 A−
・高速圧縮言語 B+
・多重思考回路 B
魔導A−と基本は高く、高速圧縮言語B+に多重思考回路Bがあるので実用レベル以上に備えている。
水属性の魔法を使う魔槍士としての能力であるが、魔導士としてだけでも十分強い。
・万能(通常武器) B−
たいていの武器をだいたい使うことができる。
・指揮官 B−
一応指揮をとれるレベル。
ユウイチがいないときによく指揮をとっている。
事実上のサブリーダーである。
・薙刀 S−
薙刀を操る技量。
超一流を名乗れるが、万能故か超一流同士の薙刀だけの戦いだと押し負ける可能性がある。
○絶技
・無我 一閃 S−
薙刀による刺突。
そう表現する以外にない基本にして奥義の一撃。
その一撃は、あたかも最初からそこに生えていたかと思う程の速度をもって放たれ、鉄の鎧なぞ紙同然。
ただ、アキコは万能型であり、魔法も併用するので、他の人の極められた刺突よりも若干精度が劣る。
マイ・カワスミ
ユウイチと道を共にする女性の1人。(1章時点で18歳)
サユリとは古くから友人であり、サユリの護衛でもあった。
ユウイチとは、そのサユリとサユリの家の道場で出会うことになる。
そして、最初は興味本位で近づき、やがて強い絆を結ぶ事になる。
生まれつき特殊能力を備え、子供の頃はそれで周囲から孤立していた時期がある。
そのせいで、今でも少々無口で感情を表に出すのが苦手である。
剣は1人で生きていく為に覚えたもの。
因みに、シグルド以外で一切の言葉無しでユウイチと互いの意図を完璧に理解しあえる者。
アキコ達だと名前を呼ぶなり見詰め合うなりが必要になる。
○主な武装
・服(戦闘仕様)
ごく普通の服に見えるが、特殊なもので、下手なアーマーより高い防御力がある。
・無銘・剣
ごく普通の剣にみえるが、サユリが選んだ業物。
もう10年近く使っている。
○習得技能
・剣技 S+
自分の特殊能力とあわせ、ただひたすら鍛えぬいた結果の極み。
おおよそ剣技で負けることはない。
・原初の魔法 C+
一応誰にでも使える筈の原初の魔法。
それを少しだけ正しく使う事ができる。
何かに特化しないと実用性は低い。
○絶技
・斬 EX
原初の魔法により具現化した『斬』の意思。
数で攻める場合は100近い斬撃をその場に出現させることができる。
一撃の場合は、自分の剣に込め、超高威力の斬撃を放つ事ができる。
サユリ・クラタ
ユウイチと道を共にする女性の1人。(1章時点で18歳)
クラタ家の長女で、跡取りでもあった。
ユウイチとは、マイと共にクラタ家で開いていた道場で出会う。
最初は興味本位であったが、それがやがて強い絆となっていくことになる。
クラタ家は魔法剣士の家系であるので、サユリは魔導をメインでやっているが一応剣もいける。
だが、魔導の方に偏っているので、ユウイチと行く道では演技中でしか使ったことがない。
逆に演技中の役割の中では重宝している。
普通に戦ってしまうとサユリを含むメンバー達は強すぎる為、パワーバランスが崩れかねない事がある。
その為、マイなどは武器を持ち変えるなどして手加減する事もあるのだ。
因みに、ユウイチの生活面において、『食』の2位、『衣』と『住』の1位管理者。(実際正式に順位認定がある訳ではない)
『食』の1位はアキコだが、全体的に見ると実はアキコよりもユウイチの生活レベルの向上に貢献している。
だが、こと『家庭』という面ではアキコには一歩及ばないものとサユリ本人が思っている。
○主な武装
・服(戦闘仕様)
ごく普通の服に見えるが、特殊なもので、下手なアーマーより高い防御力がある。
・杖
魔法制御を補助する金属製の杖。
一応打撃攻撃も可能。
○習得技能
・魔導 S
・高速圧縮言語 S+
・多重思考回路 S
全てがS以上という魔導士としては超一流。
その中でも多重圧縮回路による同時処理よりも、高速圧縮言語による速射性の方が高い。
氷属性の魔法による一撃必殺タイプとして十二分に機能できる能力である。
・万能 C−
本当に一応レベルの万能。
実用性は低い。
○絶技
・特になし
カオリ・ミサカ
ユウイチと道を共にする女性の1人。(1章時点で17歳)
一般市民を両親に持ちながら、妹を護る為だけに強くなった者。
ユウイチメンバーの中では本当に一般人の出であるため、一番の常識人である。
魔法が実用レベルでつかえず、本当に拳のみで戦う者。
その為、単純戦闘力はメンバー中トップ。
カオリは単純に強いので、ある意味ユウイチに最も近く、実はユウイチから戦闘面で最も信頼されている。
ただ、本当にそれだけの為、演技の際には役割は殆ど固定化している。
また、ユウイチに対し他に役立てる事(サユリやアキコの様に料理など)があまり無いのでその点に関して悩む事がある。
因みにだが、料理は普通以上にできるし、サバイバル的な料理能力も高いのだが、いかんせん他のメンバーの家事能力が高すぎる。
○主な武装
・武道着
元々は普通の武道着を着ていたが、最近はユウイチが用意した魔法防御が高いものに変わっている。
○習得技能
・格闘技能 S+
愚直なまでに鍛えたが故の領域。
これだけであるが故に人の領域を超えかけてすらいる。
なお、どちらかというと一撃必殺タイプ。
○絶技
・正拳突き EX
基本にして極み。
人がその身一つで放つもの最高のもの。
麗しい少女から放たれながら、その威力は精霊の力を借りた上級魔法をも軽く上回る。
あまりに単純に強すぎる為、コピー能力者でもコピーすることは不可能。
ミシオ・アマノ
ユウイチと道を共にする女性の1人。(1章時点で16歳)
元はレンジャーの家系であり、ユウイチとの出会いも森の中。
森の中で生きている為、森の動物達とコミュニケーションがとれる。
ユウイチの会話には程遠い低度のレベルなのだが、普通に考えると十分な能力。
因みに、メンバーの中ではミシオの他にマイもそれに近い能力がある。
コミュニケーションの精度の順位はユウイチ>>(絶対的な壁)>>ミシオ>マイ>サユリ=アキコ>カオリ
カオリが最下位であるが、一般レベルよりは高い。
動物達との事もあり、実はシグルドを除き、メンバーの中では一番ユウイチの能力の真実に近づいている。
ただ、他のメンバーと能力的に見て劣ると思っており、悩みの一つである。(実際単純戦闘力は2章開始時点では最下位)
また、身体的に幼さがコンプレックスになっている。(他のメンバーが異常なだけで比較対象が悪いという説もある)
更に、家事能力等の順位もこれまた相手が悪く、一般的に見れば非常に高いのに半端だとし、腕を上げたいと思っている。
余談だが、ユウイチメンバーの女性達はこういった他のメンバーと比べて自分は劣っているというコンプレックスを何処かに持っている。
だが、それすら越えてゆこうという意思をもってユウイチの傍に在り、また他のメンバーとも友好的な関係を築いている。
○主な武装
・服(レンジャー用改)
森を歩く為につくられた頑丈なものを更に改造したもの。
少し魔導士仕様な部分があり、魔力を高めてくれる能力も備わっている。
・弓
レンジャー用の弓を改造したもの。
本来動物を狩るものでも、人を殺すものでもない。
それを魔法の矢を放てる様にしている。
○習得技能
・魔導 B
・高速圧縮言語 B−
・多重思考回路 B+
基本も実用レベルで速射性よりも同時処理能力が高い数攻めの魔法を使う事が得意といえる能力値。
レンジャーよりも魔導士やってた方がよかったのではないかと思う才能がある。
・弓 B−
レンジャー時代の能力である。
ただ、人を狙う様な事がなかったので、やや精度が劣る。
・召喚 B+
魔導もそうであるが、実は幼少から召喚士として修行していれば一流になれただろうと言う程。
ただ、現在ミシオの召喚できる魔獣や精霊はマコトを除き全てユウイチ経由である。
○絶技
・召喚 S+
ユウイチを信頼し、それゆえに力を貸してくれる魔獣や精霊達をユウイチの代行として召喚できる。
中には竜族すら居るので、召喚技能 B+にも関わらず、攻撃手段としてはS+ランク。