私は、私の居場所と思える場所を手に入れました。
そこに居て、とても心地良いのです。私は何もしません。でも、誰もが居ても良いって言ってくれるんです。
この場所に居れる事、この場所に居る事を許してくれる事を嬉しく思います。
私を慕ってくれる子が出来たんです。
その子は、私に色々なものをくれました。私は何もあげてません。でも、心を暖かくしてくれるものをくれました。
私を慕ってくれる事、私の心を暖かくしてくれる事を幸せに思います。
私は、その場所を壊そうとしています。
契約という名で、それを奪ってしまいそうです。
自分がしてしまった事です。それを悲しく思います。
私は罰を受けなくてはいけません。
だって、あんなに温かくしてくれた人たちを裏切った、いえ裏切っているのだから。
私は彼らに降るかかる火を代わりに浴びなくてはいけません。
でも、それが私に出来ることです。その事に自分に対する怒りは有りますが、後悔はありません。
ただ、浴びるわけではありません。自分の全身全霊を持って反逆します。
それが、私にできる事です。覚悟は出来ています。
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神の居ないこの世界で−A5編− |
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